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孤狼の血 の商品レビュー

4.1

167件のお客様レビュー

  1. 5つ

    45

  2. 4つ

    78

  3. 3つ

    22

  4. 2つ

    1

  5. 1つ

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2018/06/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 映画を見てその前の日に『犯罪都市』を見ており同じようなテーマだったためか、心の底から興奮できず原作に前から興味があったため読み比べて見ることにした。  映画の役所広司が小説のイメージとぴったりで、それは映画を先に見ていたせいであるのだが、本当にぴったりでとても魅力的で読んでいて楽しかった。  構成は映画の方がミステリー色がより強かった。松坂桃李の彼女も映画では大上の仕掛けだったのだが、彼女は小説には出てこなかった。  大上がいなくなってしまうととても寂しかった。

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2018/06/14

映画を観てから読みました。 映画はミステリー性を感じずスリルとサスペンスで、ストーリーが完結まで突っ走った感がありましたが、原作の方はミステリー小説として、また別の面白さがありました。 原作の方が好きです。

Posted byブクログ

2018/05/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

刑事も参加の仁義なき戦い。 アウトローな刑事モノといってしまえばありがちに聞こえるけど、最後まで息もつけない展開で楽しめました。

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2018/04/26

映画公開されるので読んでみた作品。印象としては、終始広島弁が離れず、任侠モノだった感じである。時代設定が昭和なので、街の背景などもそのような雰囲気で現代とは想像もつかない世界観満載だった。正義と悪とは何かをヒシヒシと感じ、大上は作中の風貌は危なさそうな雰囲気を醸し出すが、スレスレ...

映画公開されるので読んでみた作品。印象としては、終始広島弁が離れず、任侠モノだった感じである。時代設定が昭和なので、街の背景などもそのような雰囲気で現代とは想像もつかない世界観満載だった。正義と悪とは何かをヒシヒシと感じ、大上は作中の風貌は危なさそうな雰囲気を醸し出すが、スレスレのこともあるが、義理堅い、人情味あふれる人物だと感じる。日岡は実はスパイだったが、目にかけているのもなんとなくわかると感じる。大上の殉職から日岡がその意思を継ぐのに熱くなってしまった。無骨感があり、仁義なき戦いの雰囲気であった。

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2018/04/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

続編が出たので再読。忘れているところもあったけれどこの空気、緊張感、迫力はおぼえていた。マル暴の大上とその下に付く主人公の日岡。マル暴としての大上の優秀さと違法捜査ばかりをする悪徳ぶりがとてもよくてそれに疑問や不満を抱えながらも付いていこうとする日岡。このバランスが絶妙でその絶妙さが後々効いてくる。昭和60年代という時代も効果的で本当に面白い。続編が楽しみ。

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2021/09/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

何だこれ、すごい。すごいとしか言いようがない。 「警察小説×『仁義なき戦い』」と評されているようだが、こんなに骨太で泥臭くて迫力がある小説は滅多にないと思う。 暴力団と癒着しているが自分の中の正義は曲げないガミさんが魅力的。日岡が惹かれるのも至極納得。プロローグはガミさんと日岡だと思っていたので途中がショックだったし、日岡の決断が嬉しかった。 続編の『凶犬の眼』も期待大。

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2018/03/07

内容(「BOOK」データベースより) 昭和六十三年、広島。所轄署の捜査二課に配属された新人の日岡は、ヤクザとの癒着を噂される刑事・大上のもとで、暴力団系列の金融会社社員が失踪した事件の捜査を担当することになった。飢えた狼のごとく強引に違法行為を繰り返す大上のやり方に戸惑いながらも...

内容(「BOOK」データベースより) 昭和六十三年、広島。所轄署の捜査二課に配属された新人の日岡は、ヤクザとの癒着を噂される刑事・大上のもとで、暴力団系列の金融会社社員が失踪した事件の捜査を担当することになった。飢えた狼のごとく強引に違法行為を繰り返す大上のやり方に戸惑いながらも、日岡は仁義なき極道の男たちに挑んでいく。やがて失踪事件をきっかけに暴力団同士の抗争が勃発。衝突を食い止めるため、大上が思いも寄らない大胆な秘策を打ち出すが…。正義とは何か、信じられるのは誰か。日岡は本当の試練に立ち向かっていく―。 やくざに何の憧れも感慨も無いのですが、20~30才くらい上の方々には、仁義なき戦いや高倉健などの映画で相当触れているはずなのですんなりはまれると思います。バブル以降に青春を送った世代なので既に任侠でもなく、やくざの印象はミンボーの女なのでどちらかというと迷惑なだけの存在です。翻って刑事ものは大好きなので、この本はその狭間の感情で読み進めて行きました。半分やくざと化した悪徳警官がメインで、彼に仕える新人刑事が主人公です。 半ばに至るまでは泥臭い昭和やくざの世界に鼻をつまみながら読んでいるような状態でしたが、次第に悪徳刑事大上の手段を選ばずに突き進んで行く姿に胸が熱くなっている自分がいました。 古臭い古臭い本です。やくざとマル暴が一般人にはわからないルールの中でつぶし合い手を結びあう。全く理解の外です。 話は変わりますが、正義や法というものは幻想です。地球が生まれて生命が生まれて、人間が闊歩するようになった時に、人々がお互いに納得するための共同幻想が年月によって磨かれたものが倫理や法というものです。この本の主人公たちは無法ですがこの共同幻想に訴える正義を持っています。なので法を犯していても正義であるという矛盾を僕らも受け入れる事が出来るのです。 要するに手に汗握って読んだという事です。面白かった。

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2018/03/04

暴力団担当の刑事が暴力団抗争に取り組む様を描く警察小説。 全体を通してヒリヒリした緊張感に溢れている。誰が悪いやつなのか、誰が正しいのか考えさせられる。ラストの展開はそれほど意外なものではなかったが、そこはあまり気にならない。 とにかく熱い!熱さにやられて、すっかり柚月さんのファ...

暴力団担当の刑事が暴力団抗争に取り組む様を描く警察小説。 全体を通してヒリヒリした緊張感に溢れている。誰が悪いやつなのか、誰が正しいのか考えさせられる。ラストの展開はそれほど意外なものではなかったが、そこはあまり気にならない。 とにかく熱い!熱さにやられて、すっかり柚月さんのファンになってしまった。

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2018/02/06

ハードボイルドの警察物でミステリー要素もありとても面白い!最後の痒いところまで手が届くほどに書き過ぎるのはどうかな

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2018/02/01

強面のマル暴担当刑事が減ってきたという新聞記事を見たばかり。この本のような世界は無くなってきているのかな。極道と広島弁って、なんでベストマッチなんでしょうね。

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