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早稲女、女、男 の商品レビュー

3.5

42件のお客様レビュー

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2017/07/26

早稲女の香夏子を中心に、私大の女子を描いた連作。慶応とか、立教とか。多少デフォルメされているとはいえ、確かにあの大学にはこういう女の子がいるよね、とうなずきながら読み進める。そして、それぞれの香夏子への目線も、各大学のカラーと結びついてとてもリアル。確かにこういう子は香夏子みたい...

早稲女の香夏子を中心に、私大の女子を描いた連作。慶応とか、立教とか。多少デフォルメされているとはいえ、確かにあの大学にはこういう女の子がいるよね、とうなずきながら読み進める。そして、それぞれの香夏子への目線も、各大学のカラーと結びついてとてもリアル。確かにこういう子は香夏子みたいな子は苦手だなとか、すぐに意気投合するなとか、彼女たちと知り合いであるかのよう。 もちろん大学のカラーがすべてに当てはまるわけではないのに、血液型の性格づけ並みに、この説得力はすごい。

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2017/07/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

早稲田出身の友達が周りにいないのでよくわからないけど、出身大学特有の?性格ってあるのですかね。ただ香夏子の言動も分からなくもなく、、。共感しつつも「女子」の行動に怯えながら読み終わりました笑。

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2017/04/16

自意識過剰で不器用で面倒臭い早稲女の香夏子と、彼女を取り巻く微妙な距離感の有名女子大生五人。傷つきながら成長する女子たちの等身大の青春小説。 『早稲女』とは第三の性というのがタイトルの意味。関西在住だとあまり出会う機会がない彼女たちだが、さすがの柚木さん、説得力がある。一本気でぶ...

自意識過剰で不器用で面倒臭い早稲女の香夏子と、彼女を取り巻く微妙な距離感の有名女子大生五人。傷つきながら成長する女子たちの等身大の青春小説。 『早稲女』とは第三の性というのがタイトルの意味。関西在住だとあまり出会う機会がない彼女たちだが、さすがの柚木さん、説得力がある。一本気でぶれないヒロイン香夏子は、男から見ると実に潔くかわいい。下手な飾りを着けない女子には本物の美しさがある。

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2017/04/11

抱腹絶倒。大学時代を思い出して懐かしく思いました。でも私の知ってる早稲女は全然こんなじゃなかったです。

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2017/01/01

面白くないわけじゃないんだけど、なんだかなぁ。早稲女めんどくさいわー。明治法政を頭よく面倒の極みに成長させた感じ。年納め向きではなかった。。

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2016/10/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

母校の様子が描かれていて、懐かしかった。 早稲女の主人公と、その周りの他大の女友達、早稲女の恋愛について描かれていた。 テンポよく、面白かったけど、後半、最後の最後でテンポが悪くなって、後味があまりよくなかった。

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2016/08/24

本屋に"平置き"されていて、気になったので買ってみました。 世の中に”早稲女”と呼ばれる人種が存在するということは知っていた。 実際のところは知らないが、早稲女とMARCHクラスの女子には、圧倒的な能力の差があるような描き方がされている。 しかし、早慶レベル...

本屋に"平置き"されていて、気になったので買ってみました。 世の中に”早稲女”と呼ばれる人種が存在するということは知っていた。 実際のところは知らないが、早稲女とMARCHクラスの女子には、圧倒的な能力の差があるような描き方がされている。 しかし、早慶レベルだとそれなりにcostがかかっており”損切り”が難しい部分が大きく、幸せをものにするのが難しくなっているのではないかと思う。 もっとも驚いたのは、"インカレのサークルでポン女は飲み代を払わなくてよいにもかかわらず、早稲女は飲み代を払う”という描写である。 早稲女は誰にもチヤホヤされたことないんでしょうね。男にも問題があるんでしょうが。 初めて柚木麻子さんの小説を読んだが、チャラめの題材にもかかわらず、文体も主人公ごとに変化させ、それなりに文学的にまとめてあり読後感もとても良かった。 何冊か他の作品を読んでみようと思った。 “早乙女習子”の文体が一番良かった。

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2016/05/07

手に入らないものに向かってがむしゃらに突き進むのって一見努力家に見えるけど、私はもったいないなって思う。それより今自分の中にある良いところをゆっくりゆっくり育てるのが好き どこに行っても自分は自分だよ 何かが来るのを待っているより、自分からすすんで周囲を美味しくしていこう。 失っ...

手に入らないものに向かってがむしゃらに突き進むのって一見努力家に見えるけど、私はもったいないなって思う。それより今自分の中にある良いところをゆっくりゆっくり育てるのが好き どこに行っても自分は自分だよ 何かが来るのを待っているより、自分からすすんで周囲を美味しくしていこう。 失ってみて初めてわかった。替えなど利くわけがない。 私は私らしくやるほかない。

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2016/03/03

早稲田の文構をこの春卒業する女です。 ずっと気になってたけど読んでなかった、卒業する前に読まねば!と思って文庫版を買う。 うーーん、イタイ! あまりにも典型的なのが、フィクション感はあるんだけど。 少なくともわたしは、ここまでの「早稲女」にも女子大生にも会ったことはないし、あく...

早稲田の文構をこの春卒業する女です。 ずっと気になってたけど読んでなかった、卒業する前に読まねば!と思って文庫版を買う。 うーーん、イタイ! あまりにも典型的なのが、フィクション感はあるんだけど。 少なくともわたしは、ここまでの「早稲女」にも女子大生にも会ったことはないし、あくまでフィクション感は拭えないんだけど。 でも女子同士の自意識のあり方とか、嫉妬とかずるさとかを5、6人の女子の視点から見られるっていう意味では面白いかな。 これ書いてて思ったけど、『ニシノユキヒコの恋と冒険』にちょっと構造は似てる。 早乙女と、早乙女の周りの女たちのモノローグ。 早乙女の「ワセジョ」っぷりに引くとこはたくさんあるし、こんな人ほんとにいるのかは甚だ疑問だけど、でもまあワセジョのおおまかな志向性はたしかにこんなかんじかもなって思わなくもない。 あるある〜!リアル〜!っていう面白さを期待してた分、 なんか抽象化しすぎて逆に「うーん、なんかちょっと違う」って思うことのが多かった印象。 わたしがそうじゃなかっただけかもしれないけど。 早乙女以外の女の子の方が、感情移入しやすかった。 「学習院の子の特徴はこう!」みたいな記述は、個人的にはあんまりピンとこなかったけど。 最後から2番目の、メキシコでみなみと大喧嘩?するシーンは痛快でよかった。 あんなに思いっきり相手に悪口言って大喧嘩できるのも、フィクションだからっていうか、小説だからだよなって思うけど、フィクションならではの爽快感あってよかった。 あんな大喧嘩してみたいや。自分が早乙女でも、相手が早乙女でも、そのあと親友になれそう。 最後、救いのあるラストでよかったなあ。 あと、単純に、馴染みのある場所が舞台で面白かった。

Posted byブクログ

2016/02/21

登場人物は、それぞれの大学ごとに性格がデフォルメされている。 そのキャラ設定にややこじつけ感はあるものの、香夏子と接することで気づく自分の在り方や葛藤は共感できるところがあった。

Posted byブクログ