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早稲女、女、男 の商品レビュー

3.5

42件のお客様レビュー

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2024/08/27
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「この世の中の面白いことすべては、早稲田大学に集まってくるみたいー」 初柚木麻子。普通に面白かった。 香夏子のイタさが終始辛かった。

Posted byブクログ

2024/07/06
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※このレビューにはネタバレを含みます

やや偏見的でもあり苦手な人もいるかも?と思ったが、元早稲女(解説によるとOBであろうが元はつけず早稲女なようだが)としては、懐かしさと恥ずかしさでいろんなところを痛めながらも笑、あるある〜わかる〜と思いながら読んだ。 大学ごとに女子のイメージが分かれるのは、校風に惹かれる時点ですでにタイプが決まっているのか、入ってから肩書きや扱いでタイプが変わっていくのか、卵が先かひよこが先か、どっちだろう… わたしも典型的早稲女だけど、自分がいつからこんな感じか覚えてないなー。 広末涼子のくだりが、当時はまだこんなことになると思われてないからこそ、感慨深かった…笑

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2023/09/30

早稲田に入りたかったけど落ちて明治で、早稲田のインカレに入ってた私…。大学生のときに読んでなくてよかった…。

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2022/11/26

ガサツ、媚びない、自意識過剰、酒豪などなど言われる早稲女と、それを取り巻く女子力高めの大学代表5名のそれぞれの視点からの物語。 自分も早稲女であったのもあり共感できたり、自分がこんな大学生活を実際にしたんじゃないかとふと記憶のように思い出せるシーンも。 女性の自意識、心の機微...

ガサツ、媚びない、自意識過剰、酒豪などなど言われる早稲女と、それを取り巻く女子力高めの大学代表5名のそれぞれの視点からの物語。 自分も早稲女であったのもあり共感できたり、自分がこんな大学生活を実際にしたんじゃないかとふと記憶のように思い出せるシーンも。 女性の自意識、心の機微。 柚木さんの作品もっと読みたいと思った。

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2022/08/29

悪意のあるカテゴライズは嫌いだけど、大学時代の「○○大の子ってこうだよね」みたいなのって懐かしくて好意的に受け止めて読みました。 偏差値、知名度、難易度でわかりやすく比べられる部分と、その大学の歴史に根付いた独自の文化みたいなものってある…あるよね…。 私は関西の国立大だったの...

悪意のあるカテゴライズは嫌いだけど、大学時代の「○○大の子ってこうだよね」みたいなのって懐かしくて好意的に受け止めて読みました。 偏差値、知名度、難易度でわかりやすく比べられる部分と、その大学の歴史に根付いた独自の文化みたいなものってある…あるよね…。 私は関西の国立大だったので、東京の私大のこういう関係性や、幼稚舎から…みたいなものとは直接は無縁だったけど、関西だと京都大学のインカレには周りの女子大がいっぱい入ってたり、××大学は△△大学をちょっと下に見てるみたいなのありましたよね…。 香夏子が周りの男の価値観を内面化してしまってるのを、卒業後に後輩に指摘される流れ良かった。若い世代から気付いてどんどん発信していけたら良い。

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2022/06/16

ところどころ共感できることが散りばめられていて、学生の時に出会えて良かったの気持ち。 ただ「女子力低めの」法政は否定できなくて悔しい!笑

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2022/06/09

いや早稲女ってこんなバカじゃないから。 純朴で、素直で、不器用な田舎者が、2人の男を天秤にかけてる自分が苦しいよう!どうしたらいいんだよう!って表層的な葛藤に苦しんでるの、女子中学生みたいで萎える。そんなもん軽々と渡り歩くなりさっとケリつけて次の男に行くなりしろよ。 俺が知ってる...

いや早稲女ってこんなバカじゃないから。 純朴で、素直で、不器用な田舎者が、2人の男を天秤にかけてる自分が苦しいよう!どうしたらいいんだよう!って表層的な葛藤に苦しんでるの、女子中学生みたいで萎える。そんなもん軽々と渡り歩くなりさっとケリつけて次の男に行くなりしろよ。 俺が知ってる早稲女はもっと深いところで傷ついて、その傷を他人様には見せずにニコニコと笑い、例外的に見せるときにはきちんと然るべきタイミングを選んでいた。みんなきちんと自分を客観視し、かといって「客観視できる自分」に耽溺することもなく、自分の内心をよく理解して冷静に選択肢を比較して主体的に決定し、その人一人の責任においてモラトリアムを卒業して行った。みんなすごく不器用で悩んで苦しんでいたけど、みっともないところを他人に見せることはなかった。 要するに本物の早稲女は一つの個体として完結した、大人の女ばかりだった。 著者が主人公の言動を通して大切だと表明する純朴さや生真面目さといったものは、裏を返せば洗練されないことへの開き直りや融通の効かない頑固者というだけで、結局大人になれないお子ちゃまの属性。他者に思いやりを持てず、節度を維持できず、自分の弱さや汚さと折り合いをつけられない。一生「あたしは自分の心に素直に向き合わなくちゃ」「あんたなんか嫌、あたしもうこんなとこ出ていくんだから!」とかヒステリックに喚きながら橋田壽賀子みたいなくさいドラマをやって生きてくの?内心の問題なんかさっさと処理して過酷な世界に対して適切に振る舞うことに専念できなければ、とても生きづらい思いをすることにならない?この世界は大人が作った大人のための世界で、いつまでもガキでい続ける人にはあまり向かないと思うけど。 早稲女なめんな、というのが端的な読後感。 いい歳した大人がこういう浅はかな正義感を全肯定するようなガキっぽい話を書いてると思うと暗澹たる気分になる。早稲女以外の女たちもみんな言動が子供なんだよね。著者は若い女をバカなガキだと見下しているのか、もしくは著者自身がガキで成熟した女を書けないのか。後者かな? フェミニズム的な読み方もできるかもしれんけど、シスターフッドによって活力を取り戻して向かう先が旧ダメ男でいいの?ガールズパワーは成熟して大人になる方向では発揮されないの?

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2022/04/21

早稲田大学の女性を軸に、各大学ごとの特色を持った登場人物達の連作短編 メインのキャラは6人 早乙女香夏子:早稲田、すっぴん、ジーンズ、強気、理屈、真面目、努力家 立石三千子:立教、香奈子の友達 本田麻衣子:日本女子大、長津田が好き 早乙女習子:学習院、香奈子の妹 慶野亜依子:慶...

早稲田大学の女性を軸に、各大学ごとの特色を持った登場人物達の連作短編 メインのキャラは6人 早乙女香夏子:早稲田、すっぴん、ジーンズ、強気、理屈、真面目、努力家 立石三千子:立教、香奈子の友達 本田麻衣子:日本女子大、長津田が好き 早乙女習子:学習院、香奈子の妹 慶野亜依子:慶応卒、出版社勤務、営業、吉沢の元カノ 青島みなみ:青山学院、卒業旅行のメキシコ行きの便でたまたま知り合った香夏子と行動を共にする。境遇が香夏子と似ている その他のメンバー 長津田:早稲田、7年生、香奈子と付き合っている 吉沢:早稲田卒、出版社勤務、香夏子が好きで告白している 美奈子:日本女子大、麻衣子の友達、派手系 律子:日本女子大、麻衣子の幼なじみ、薬草サークル 付き合っていながら他の女性にもなびくし、演劇サークルを主宰しているのに脚本を書いたことがないので一度も公演をしたことがない長津田 そんな長津田と付き合いながらも、インターンを経て内定を得た出版社の先輩から言い寄られている香夏子 周囲から客観的に見れば選択肢は一つに思えるのに、早稲女らしい香夏子は自分の選択に踏ん切りがつかない そんな関係を軸にした青春群像劇 長津田は典型的なダメ男に見える 早稲男ってこんななのか? ってか、カリオストロの城のペアリングってあたりが適度に安っぽくていいキーアイテムになってると思う 手元に戻ってくるのをロード・オブ・ザ・リングと表現しているのはウケる まぁ、最後まで読めば割れ鍋に綴じ蓋とも思えるんだけど、見ている周囲からすれば煮え切らないでしょうねぇ 6編目の女性同士の繋がり方が実に柚木麻子さんらしい こんな柔軟な関係を築けるのは羨ましいね ってか、早稲女という言葉は馴染みがない 本当にこんな特徴なのか? そもそも、東京の私立大学の各特徴はまったく知らないからなぁ どこまで信憑性があるのか実感できない 理系だと、学会とかでもよく発表してるのはどうしても国立の大学が多くなるし 旧帝大とか、どこの大学がどの分野に強いとかはわかるくらい 自分自身は地方の大学だったわけで 学内でコミュニティが完結していて他校との交流がなかったしね 大学毎の特色という事自体あまり馴染みがない むしろ学部とか専攻によるイメージの方が先入観に占める割合が大きいかな 私自身の大学生活としては、大学近辺で彼女のところに入り浸っていた時期もあったので、青島さんとその彼氏に近い感じだろうか? それぞれの大学の特徴を捉えた登場人物らしいけど いくら同じ大学だからといって皆一様なわけでもないだろうし 日本女子大の3人は三者三様な性格してるしね まぁ、全部の登場人物のなかで個人的に一番好きなのは律子さんかな メインで描かれてはいないけど、あんな人と付き合えたら落ち着いた生活を送れると思うよ 解説は「草食男子」の造語で知られる深澤真紀 彼女も早稲女、しかも一番それっぽい二文との事 早稲女に対して、他の主要人物は女子力が高いとされる大学という比較 そもそも、女子力って何なんですかねー 今や、女子力って言葉は男に対して使う機会の方が多くないか? 「女々しい」という言葉と同様に、女性に対する基準ではなくなってるような気がする 何かとレッテルを貼るのが憚れる世の中 大学によってイメージを植え付けるのはもう流行らないのかもしれないですね

Posted byブクログ

2022/03/20

現役の早稲女としては、そこまでじゃないよって感じたり、インカレのサークルに所属してるけど、本女とも学女とも仲良くやってるよって思ったけど 所々で納得してしまった笑 とても面白かった! でも、香夏子のような恋愛をする可能性があるのかと思うとちょっと恐怖かな…笑

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2022/01/06

それぞれの大学を擬人化した感じでおもしかろかったー。 立教大学 立石三千子 日本女子大学 本田麻衣子 学習院大学 早乙女習子 慶應義塾大学 慶野亜依子 青山学院大学 青島みなみ 早稲田大学 早乙女香夏子 みんな違う大学だけど、早乙女香夏子と関わりがあって、 それぞれ...

それぞれの大学を擬人化した感じでおもしかろかったー。 立教大学 立石三千子 日本女子大学 本田麻衣子 学習院大学 早乙女習子 慶應義塾大学 慶野亜依子 青山学院大学 青島みなみ 早稲田大学 早乙女香夏子 みんな違う大学だけど、早乙女香夏子と関わりがあって、 それぞれ恋愛に悩んでて…って感じだったー。 大学ごとに、「こんなイメージ」ってのがあるのを 初めて知ったよー。 早稲女って言葉も初めて知りましたー笑 でも、そのイメージが自分にとって良いときもあれば 鎖になるときもある。 そんな話だったよー。 早稲女って、男にこびない、がさつ、すっぴん、まじめ… そんなイメージなんだってー!! 本当にそうなのー!?

Posted byブクログ