働かないの れんげ荘物語 の商品レビュー
主人公に共感し羨ましく思いつつも、どこか現実こんなにうまく生活できないな、と思った。でもこれを読んでもっとチカラを抜いて生活してもいいのかな、とも思う
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れんげ荘の続編。 働かないで生きていくと決めた主人公のこれからが気になっていてやっと読めた。 同じ年代だから気持ちが痛いほど分かる気になる。 理想とする生活を手に入れたのに何かに焦ってみたり、過去の出来事を忘れられなかったり。 新しい事を始めても中々上手く身体と気持ちがついてこな...
れんげ荘の続編。 働かないで生きていくと決めた主人公のこれからが気になっていてやっと読めた。 同じ年代だから気持ちが痛いほど分かる気になる。 理想とする生活を手に入れたのに何かに焦ってみたり、過去の出来事を忘れられなかったり。 新しい事を始めても中々上手く身体と気持ちがついてこなかったりと働いていなくても日々葛藤している。 自分自身の気持ちに向き合うようになれた生活を手に入れても悩みが無くなるわけではない。 続編も楽しみです。
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れんげ荘シリーズ第二弾。 前回、貯金を崩しながら月10万円で暮らすのは可能だろうけど、ボランティアさえしないのはどうかと思うよ。と、要らないお節介を書いた。毒親の母親から独立するデトックス期間が必要なのかな、と思っていたら、豈図らんや、本書はれんげ荘に住んで3年後48歳から始まる...
れんげ荘シリーズ第二弾。 前回、貯金を崩しながら月10万円で暮らすのは可能だろうけど、ボランティアさえしないのはどうかと思うよ。と、要らないお節介を書いた。毒親の母親から独立するデトックス期間が必要なのかな、と思っていたら、豈図らんや、本書はれんげ荘に住んで3年後48歳から始まる。それまで、一度たりとも働かなかったしボランティアもしなかったと言う。彼女の決意は一時期のものではなかった。少し早い隠居生活のようなものらしい。隠居でも精力的に地域活動をする人はいるが、彼女の場合は本格的な隠居生活である。 ボロアパートは大家の好意で網戸はつくわ、古いクーラーはつくわ、私の心配していたこの頃から本格的になっていた「酷暑」を避ける環境を作っていた。私なんかは、これで3万の家賃は安いだろうと思う。たとえカビやナメクジ攻撃が緩んでなかったとしてもである。そろそろ私も痩せ我慢しないでクーラーつけるべきだろうか。 時は2011年3月から始まる。そう大震災である。れんげ荘が倒壊するのではないか?という心配は、作中人物全員が思ったようだが、奇跡的にヒビひとつ入らなかった。キョウコさんの見立てでは、建物のいろんな隙間が、緩衝に役立ったのでは?ということだった。 キョウコさんは遂にお金をかけない趣味を見つける。刺繍である。糸や道具は貰い物。彼女は1人じゃない。少ないけど、いい友達・親戚が10人弱いる。10人?充分じゃないか。もうこれ以上、彼女の生活を盗み見する必要ないんじゃないか。そう思うのだけど、続刊がまだまだあると知ると、なんか知りたくなる。でも、彼女に迷惑かけるわけじゃなし、いいのか。 人生のちょっと早めの隠遁生活。 キョウコさんはふと「いつまでもれんげ荘に住めるわけじゃない」と気がついてしまう。 れんげ荘生活はそれなりの愉しみと、人生の「不安」も抱えている。でも考えたら人間誰でもそうだ。その辺りを確かめたくて、次回もやはり読むのかな。
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サイトウくんがいなくなり、チユキさんという若い女の子が入ってきた。彼女は背の高い美大出身のフリーター。キョウコは趣味として刺繍を始めた。前回と変わったのはその位か。後、二階が開放された事かな。 月10万で暮らす生活はいつまで続けられるのか?キョウコは心配症の割には、病院や怪我の事...
サイトウくんがいなくなり、チユキさんという若い女の子が入ってきた。彼女は背の高い美大出身のフリーター。キョウコは趣味として刺繍を始めた。前回と変わったのはその位か。後、二階が開放された事かな。 月10万で暮らす生活はいつまで続けられるのか?キョウコは心配症の割には、病院や怪我の事は考えていないのか? 小説だから成り立っていると理解しつつ、少し憧れる部分もある。
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夏には蚊の大群が押し寄せるあのアパートにも 網戸が取り付けられ ようやくクーラーもついた。 相変わらず大きな事が起こるわけでもない日々 お隣には若いお嬢さんが引っ越してきて そのお嬢さんの相談に乗ったりするわけだけれど まぁ、真面目な人なんでキョウコさんは。 自分たち...
夏には蚊の大群が押し寄せるあのアパートにも 網戸が取り付けられ ようやくクーラーもついた。 相変わらず大きな事が起こるわけでもない日々 お隣には若いお嬢さんが引っ越してきて そのお嬢さんの相談に乗ったりするわけだけれど まぁ、真面目な人なんでキョウコさんは。 自分たちが身内のように感じても チユキさん(若いお嬢さんのことね)にとっては 迷惑かもしれない、とか思ったりするんですよ。 なんかこういうところが キョウコさんってめんどくさい人なんだな と思いながら読んでいる。 キョウコの事を心配してくれる 友達や母親以外の兄家族、優しい人にも 囲まれているわけで、時々気持ちが 揺らいだり、自問自答しながらもきっと 気楽な人生を楽しむ生き方を身に着けて 行くんだろうなとこれからのキョウコも 見守っていきたい気持ちだ。 それにしてもお母さんとの溝は 一向にうまる気配もないのだが このままなんだろうか・・・ とりあえず 「マヘル・シャラル・ハシュ・バズ」 (覚えられんww) は検索してみた。
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第一弾の読了後すっかり魅力にハマり続編を読むのが楽しみでした。キョウコが変わらずれんげ荘での生活を送っていることに安堵し大きな波が来ない穏やかな日常をシェアしてもらいました。自分にしっくりくる本に続編があるって宝物みたいです。
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群ようこさんの作品 久しぶり。 ほっこりあったまる。 働かないの それもありね。 40年?近く前 みどり荘に住んでいた時のことを 思い出した。古き良き時代。 もっと心に余裕を持って過ごしてたら よかったな、とちょっぴり後悔した。
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刺繍を始めたり止まったりしているところで皆からのアドバイスが良い。 千里の道も一歩から、一つずつやっていく。 仕事にも楽器練習にも言える事だ。
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まだ働く年齢の人が働かないと周りがうるさい様。 自分はもう十分働いたし、働かなくても大丈夫なのに。 刺繍をやってみようと思い始めたのは良いのだけど、そう簡単にはいかない。 もがきながらも、居心地の良い生活を求めるキョウコさんに、自分は出来ないと思いつつ、興味が湧く。
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読んでいると、ついつい今の自分の生き方を再点検してしまいそうになる。 月に10万円で暮らす・・・ ついでに作家が「本は図書館で」みたいな話書いちゃって大丈夫なの?なんて余計ことを心配しまいそうになる。 しかし、れんげ荘の登場人物、映像化された場合のキャスト、たいてい予測できるよね...
読んでいると、ついつい今の自分の生き方を再点検してしまいそうになる。 月に10万円で暮らす・・・ ついでに作家が「本は図書館で」みたいな話書いちゃって大丈夫なの?なんて余計ことを心配しまいそうになる。 しかし、れんげ荘の登場人物、映像化された場合のキャスト、たいてい予測できるよね。
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