夏の裁断 の商品レビュー
理解し難い。 特殊な状況すぎるのか? 過去に何かがあり傷を抱えた人間が苦しんでいることはわかるけれど、どう対応していいものか。 自分一人では立ち直れないだろうから、他人に甘えることも必要だとは思う。
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暗い。再生への道のりが唐突。文章自体には、島本さんにしかない美しさが研ぎ澄まされてる。けれどいつも深い闇の姿がある。初期の頃の、幼いけれどきらきらした、淡々とした静かな幸せがなくて、なんだかその事実だけが悲しい。でもこれからも、彼女の世界とは離れたくないと思う。まだ読んでない作品や、自作に望みを繋げたらいい。
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子供の頃に男性の事でトラウマを持ったまま大人になった主人公。このままではいけない、と思いつつも惹かれる人物は言葉の暴力で相手を支配する男性。いつでも簡単に離れられる環境なに、自分からはどうしても逃げれないもどかしさ。優しくて誠実な男性が近くに居るのに、そういう人を選べられない主人...
子供の頃に男性の事でトラウマを持ったまま大人になった主人公。このままではいけない、と思いつつも惹かれる人物は言葉の暴力で相手を支配する男性。いつでも簡単に離れられる環境なに、自分からはどうしても逃げれないもどかしさ。優しくて誠実な男性が近くに居るのに、そういう人を選べられない主人公。いつ過去の出来事を断ち切るのか。ラストは一歩踏み出す勇気と心の強さ感じた作品でした。
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ちょっとイタい若い女性作家。精神的にも問題ありなのか。対する柴田さんもぶれがありすぎる。ただ、いい男!感は十二分に伝わる。 久々の島本さん。以前よりおとなになった?この不安定さは何?この本は芥川賞候補作なのだけれど惜しくも受賞ならず。いい作品だなぁ~ 読んでいて同性なら分かるとい...
ちょっとイタい若い女性作家。精神的にも問題ありなのか。対する柴田さんもぶれがありすぎる。ただ、いい男!感は十二分に伝わる。 久々の島本さん。以前よりおとなになった?この不安定さは何?この本は芥川賞候補作なのだけれど惜しくも受賞ならず。いい作品だなぁ~ 読んでいて同性なら分かるという感じがして居心地がいいのかむしろ、分かりすぎて気持ちが悪いのか分からないほど。
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救いがあるのかないのか。 最近の島本さんの本はそんなのが多いな。 昔はそれに共感できていたけど なかなか共感できなくなっている自分もいる。
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最後まで、どういう話なのか 消化できなかった。 でも島本さんが紡ぐ、 人間のぬかるんだ一面は 今回も私を小説へ引きずり込んでいました。
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主人公の心が不安定で今にも壊れそうで、最初から最後まで息苦しかった。読み終わったあと思わず深呼吸をしてしまった。
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芥川賞受賞作品っぽいなと思ったら候補さくひんだったのか(¯―¯٥) ねらってる臭がぷんぷんしたよ。 島本理生作品初読み。
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主人公に全く感情移入できなかった。 出てくる登場人物の誰もが好きになれなかった。 何だろうな… 帯に書いてあるほど悪魔な男かな? 肝心の主人公は、本当に傷ついてるの?
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過去に男へのトラウマがある作家千紘,編集者柴田の狡猾な支配にぼろぼろになるが,フォークで刺すという出来事をきっかけに新しく生まれ変わる,再生の物語.しかし,過去に何があったのか想像するしかないが,おそらく実の父親との近親相姦.彼女に的確なアドバイスをくれる教授がいて本当に良かった.
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