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「子供を殺してください」という親たち の商品レビュー

3.5

78件のお客様レビュー

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2019/06/12

子供の精神障害や暴力に苦しめられる親・家族の7ドキュメント事例。親たちの状況、頼りにならない専門機関や専門家、精神保健福祉法改正の影響、今後の取り組みに向けて。対話と説得で患者を医療につなげるサービス従事者として。 社会にとって重要な、事件防止には、親に対しても子に対しても、適...

子供の精神障害や暴力に苦しめられる親・家族の7ドキュメント事例。親たちの状況、頼りにならない専門機関や専門家、精神保健福祉法改正の影響、今後の取り組みに向けて。対話と説得で患者を医療につなげるサービス従事者として。 社会にとって重要な、事件防止には、親に対しても子に対しても、適切に介入することが必要だし、知見と、その能力をもった人を育てることも重要だと思います。

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2019/03/04

特別支援教育職員の端くれとしてハッとしたり、親として不安になったりしながら読了。 自分がこんな親になったらどうするか…いや、うちはならないか…と考えながら、本書に出てくるどの親も、自分がこんな親になるとは思わずになったんだろうと思うと苦しい。 親子とて他人。

Posted byブクログ

2019/01/20

・小説ではなく、ノンフィクション。精神疾患の子供を持つ親、兄弟の苦悩。 ・統合失調症、パーソナル障害、うつ等であっても、本人が病気であるという意識、病識がないと入院も大変であること。 ・また、入院できたとしても、3ヶ月で退院させられ、また元に戻ってしまうこと。 ・家族、第三者に危...

・小説ではなく、ノンフィクション。精神疾患の子供を持つ親、兄弟の苦悩。 ・統合失調症、パーソナル障害、うつ等であっても、本人が病気であるという意識、病識がないと入院も大変であること。 ・また、入院できたとしても、3ヶ月で退院させられ、また元に戻ってしまうこと。 ・家族、第三者に危険が及ぶことが予想されながら対応が難しいこと。 ・警察は事件が起こってからでないと動けないこと。 ・グレーゾーンが広く、診断が難しいこと。 ・親も変な人が多い。自分のことしか考えていない。

Posted byブクログ

2018/08/04

発達障害やコミュニケーション症を(気付けずにも含めて)放置してしまうと、後々大変になってしまうケースがあるという事。 ここまで来てしまうと、結局、医療機関も施設も(国の法改悪もあって)何もできなくなってしまい、解決や改善に向けた道が閉ざされてしまう現実を突きつけられます。 なの...

発達障害やコミュニケーション症を(気付けずにも含めて)放置してしまうと、後々大変になってしまうケースがあるという事。 ここまで来てしまうと、結局、医療機関も施設も(国の法改悪もあって)何もできなくなってしまい、解決や改善に向けた道が閉ざされてしまう現実を突きつけられます。 なので、家族の不調や苦しみには早い段階でしっかり向き合う事が大事だという事がわかりました。

Posted byブクログ

2018/07/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

どうやら漫画化もされているらしいですね。 先に登録した『子供の死を祈る親たち』は、この本の続編にあたります。 この本を読んだ印象としては、著者は発達障害の概念について懐疑的であるか、または発達障害の過剰診断を疑われているのかな、と感じました。現実問題としては、引きこもりなどの問題を抱え、家族とも社会とも折り合いが付けられない人の多くは、発達障害の診断基準を満たしているのではないかと思うのですが。 精神科病院が積極的に受け入れないタイプの患者については事件化させるしかない、というのは、絶望的な話。まずは家族が、極端な話、殺される覚悟で子供に受診を促すなどしなければならないということですからね……

Posted byブクログ

2018/06/19

非常にきつい内容でした。身体の病気と違って心の病気、依存症、発達障害などに対する理解、知識がまず一般にない。多分家族にすらない。これは綺麗事ではすまされないし、これからもっと大きな問題になると思う。どの角度から見ても八方塞がりに思えて考えるのがしんどいです。 子供と言っても大人に...

非常にきつい内容でした。身体の病気と違って心の病気、依存症、発達障害などに対する理解、知識がまず一般にない。多分家族にすらない。これは綺麗事ではすまされないし、これからもっと大きな問題になると思う。どの角度から見ても八方塞がりに思えて考えるのがしんどいです。 子供と言っても大人になってしまえば、親は歳をとるばかりで体力的にも経済的にも支えられない現実。 サポート窓口がはっきりしていなくて責任のなすり合いみたいになってしまうのが現状のようで苦しい。

Posted byブクログ

2018/05/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

【読了2018/04/30】前職を思い出す。診察・面接に本人を連れてきて…とは言われるものの、それこそが家族にとっては極めて高いハードルになって、茫然となる。 精神障害者等を移送する民間企業を営む著者が語る事例では、家族からタイトル通りの言葉がもれるのも無理もないと思わせられる実状が示される。同時に、支援側の制度や態度、家族の問題への向き合いを訴えずにはいられない思いがにじみ出ているように思われる。 「みんな勝手だなぁと思ってね…」(『聲の形』)

Posted byブクログ

2018/04/26

世の中、こんな崩壊した家族もたくさんいるのかと。当事者だったら迷いなく死んでくれって思うだろうな。若い人は治療?もできそうだけど、年取ってもうまわりの迷惑や驚異にしかならず家族も近隣も怯えながら暮らすとかそうなると、もう閉じ込めるかするしかない。著者はそういった人もそうなった原因...

世の中、こんな崩壊した家族もたくさんいるのかと。当事者だったら迷いなく死んでくれって思うだろうな。若い人は治療?もできそうだけど、年取ってもうまわりの迷惑や驚異にしかならず家族も近隣も怯えながら暮らすとかそうなると、もう閉じ込めるかするしかない。著者はそういった人もそうなった原因があり被害者でもあると言ってて正論なんだが、でもそこを人権人権って言うとまわりに不幸になる人量産されるしなーって。問題起こすだろうってわかってて、普通のバイトに就職させて世間に馴染ませるって話があるけど、結局同僚ともめたり喧嘩したり急に休んだり、お店に迷惑かけるんだけど、もう1度チャンスをあげよう!って続けさせたり。で、警察沙汰。雇う側からしたら迷惑しかないしな。。。あまり共感はできなかった が、こういった人は本当に必要で救われている人も事実多いわけで尊敬する。

Posted byブクログ

2018/04/21

ケース例を見れば そういう人たちが入院しつづけられず シャバに出た時にどうなるのかって やっぱり不安になってしまう。 ただこの人のいうようにやっぱり仕組みが 大事だから、でも難しいよな〜。 といろいろ考えさせられた。

Posted byブクログ

2018/03/22

あまり衝撃的すぎないように、という気づかいからなのか、全体的にぼんやりした印象。 とりあえず『相当ヤバイ人が野放しになってるから気を付けて』という警告として受け止めるしかない。

Posted byブクログ