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「子供を殺してください」という親たち の商品レビュー

3.5

78件のお客様レビュー

  1. 5つ

    10

  2. 4つ

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2022/04/27

幼少期から本音でぶつかり合ったこともなく、ガラス細工のような脆さで集ってきた、見せかけだけの家族が多いことを痛感させられます。(P.275)

Posted byブクログ

2022/01/23

題名に衝撃を受けて、ずっと気になっていた本。現実にあるんだろうけど、実感が湧かないくらいの家族間の問題。 でも、他人事ではなく 親の育て方、子供への関わり方によって誰にでも起こりうる事なんだと知り、本当に怖くなった。 家族のサポートで回復した人の話は、薬や病院だけでは治らない心の...

題名に衝撃を受けて、ずっと気になっていた本。現実にあるんだろうけど、実感が湧かないくらいの家族間の問題。 でも、他人事ではなく 親の育て方、子供への関わり方によって誰にでも起こりうる事なんだと知り、本当に怖くなった。 家族のサポートで回復した人の話は、薬や病院だけでは治らない心の支えは信頼できる人なんだと改めて実感。 愛情を伝える育児を心がけていこうと、違う角度から子育てを見直させてくれる本でした。

Posted byブクログ

2021/11/24

こんなに大変な思いをしてる家族を助けることも出来ず、家族が子に殺されてしまう、というのを見るとどうやって助けることが出来るのか、を考えないとなと思った。

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2021/11/23

Amazonを眺めていてたまたま出会った本。精神疾患をもつ人の扱いは本当に難しい。自分の周りにも精神疾患をもつ人がいるが、外面はいいんだよな。身内にはきつくあたり、周りの人も疲弊していく。読んでいて疲れたが、ページをめくる手がとまらなくなる。

Posted byブクログ

2021/06/30

親子との関係は望む望まないに関わらず、人の人格形成に大きな影響を与えるものだと思う。 この本に出てくる親子は経済的には恵まれているのだが、どこか関係性が一方的で歪な感じが否めない。 必要以上に自分の思い通りの子育てを強いる親、長年抑圧された鬱積が爆発して暴君と化してしまう子供...

親子との関係は望む望まないに関わらず、人の人格形成に大きな影響を与えるものだと思う。 この本に出てくる親子は経済的には恵まれているのだが、どこか関係性が一方的で歪な感じが否めない。 必要以上に自分の思い通りの子育てを強いる親、長年抑圧された鬱積が爆発して暴君と化してしまう子供。 どのモデルケースの親子関係の結末も、改善の兆しも希望的観測も見えることなく終わるため、どんよりとした思いだけが残り、修復不可能な現実を思い知ることになる。 崩壊した家庭を放置し続けた結果、殺人などの大きな事件につながるケースもあると著者は述べており、わずかでも解決の糸口があればと思うが、方法を誤ると更に状況は悪くなる可能性もあり、むしろそうなる可能性の方が高い。

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2021/04/10

毒親の話と思いきや、精神疾患などを抱えた親の苦悩を紹介した一冊。 知り合いの紹介で出会った。本当に現実なのか信じがたいエピソードの数々は、救われない展開で読むのが苦しい。専門家とは言い難い著者による、結局親が悪いという論調も読むのが辛かった。

Posted byブクログ

2021/02/21

子どもの本人の病気や気質だったり、または親の虐待の結果であったり、要因は様々だと思いますが、助けられない子どもがどこに行き着くのか勘付いてしまうと、虚しくなります。 命はどうして授かるのでしょうね。

Posted byブクログ

2020/04/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

精神障害を抱えたまま長年引きこもりを続けると、症状が悪化し、やがて固定化してせん妄、薬物・アルコール依存などから抜けられなくなる。男の場合は特に暴力・威嚇によって家族をコントロール下においてしまう。家族はそれを恥として隠そうとしたり、社会も本人の意思を尊重するというのが大原則なので、問題はますます悪化する。パーソナリティ障害のような、認知も治療法も進んでいない病を医療につなげるために尽力してきた著者が、現状を豊富な実例と共に伝える。 後半には2013年の精神保健福祉法の法改正について触れている。精神病者を家族ではなく社会で広く受け入れる体制へ変更されたが、現場の態勢が脆弱なまま、家族という堤防の決壊を招いている。この現状では、いつ犯罪行動へと患者が向かうか分からない、という危機感も書かれている。対応困難な患者の背景には、必ずといっていいほど親子関係の問題も隠れているという話も示唆的だ。 自分も青年期までは依存症の患者を家族に抱えていたし、最近ではたまたま仕事で精神障害を抱えていると思われる人の対応に追われることとなった。家族の困難は理解できるし、そうした困難に真正面から立ち向かう著者の仕事は、かけがえのないものだと感じる。 障碍者のインクルージョンはひと昔前に比べればずいぶん進んでいるが、同時にそこから零れ落ちる闇もますます深くなっているのだろう。他者に対する寛容さを失った社会で、制度や法が人権保護という名の下にそうした人たちの居場所をかろうじて作っている。しかしそれも万能では、もちろんない。他者への不寛容なまなざしは、巡り巡って自分にもかえって来るはずだ。問題についてオープンに話していく土壌を作っていくことが必要だと思う。

Posted byブクログ

2020/02/11

衝撃的な事実の数々。 もはや言葉の通じない「何モノか」としか思えないような 人たち・・・・が、現実に多数いるのだという。 心の病と一言で言うのは簡単だが、彼ら・彼女らの現状を正しく言い表すには不足する。 そして、著者が言うには・・・・(もちろん皆とは言わないが)彼ら・彼女らを...

衝撃的な事実の数々。 もはや言葉の通じない「何モノか」としか思えないような 人たち・・・・が、現実に多数いるのだという。 心の病と一言で言うのは簡単だが、彼ら・彼女らの現状を正しく言い表すには不足する。 そして、著者が言うには・・・・(もちろん皆とは言わないが)彼ら・彼女らをそういう状況に追い込んだ要因の一因は両親の育て方にもある、という。 うん、一理あると思う。 さらに・・・ここで紹介される「身勝手な親」の存在にも頭が痛む。心も痛む。 そして、もちろん、、、、上記のような「ある意味自業自得な親」ではなくても子供が“そう”なって苦しんでいる親もいるであろうという現実。 去年だったか一昨年だったか、、、、某省庁だかの元エリート官僚が我が子を刺殺した事件が記憶に新しいが、そのため、よりリアリティをもって読むことになり、うすら寒い思いがした。 ★3つ、7ポイント半。 2020.02.11.新。

Posted byブクログ

2019/07/29

少子高齢化が進む中でどうして親が子供を殺してくださいというのか。人間として色んな人に考えてほしくてこの本を選びました。 請求記号:493.7/O76

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