1,800円以上の注文で送料無料

ぼくは愛を証明しようと思う。 の商品レビュー

3.5

92件のお客様レビュー

  1. 5つ

    14

  2. 4つ

    23

  3. 3つ

    25

  4. 2つ

    9

  5. 1つ

    4

レビューを投稿

2024/11/14

恋愛工学に基づき、女性心理を意のままに。 永沢さんが、パッとしない弁理士のワタナベ君にナンパ術を指導する。登場人物には多くの女性がいるが、その中に、レイコさんとか、直子とか・・・あれ、これはもしかして、村上春樹の『ノルウェイの森』のオマージュ?と。そういえば、あの小説も永沢さん...

恋愛工学に基づき、女性心理を意のままに。 永沢さんが、パッとしない弁理士のワタナベ君にナンパ術を指導する。登場人物には多くの女性がいるが、その中に、レイコさんとか、直子とか・・・あれ、これはもしかして、村上春樹の『ノルウェイの森』のオマージュ?と。そういえば、あの小説も永沢さんがワタナベと自暴自棄?だったか、ナンパしているシーンがあった。で、他の方のレビューを検索してみると、やはりそういう読み方をしている人も多かった。なんだ第一発見者じゃないのかと落胆しながら、それはそれで。 もう少し深読みして、いや、こじつけて考えてみると、結局、村上春樹の小説によくある男性目線の都合の良い女性像、というのをこの小説でも好き勝手に表現しているのだ。もしかすると、オマージュというよりもアイロニーかもしれない。そんな話はあり得ないと思いながら読むべきだし、読んで欲しいと思う。 モテない男子必読!ではなく、この本を真に受けると危険!という、コメントをしておきたい。人間関係は相手の心理を読むことで成立しており、こうすれば口説き落とせるというようなマニュアル通りの動きが見えたときの不快感はこの上ない。時に、典型的なマニュアル動作がかわいいと思う事もあるが、通常は、相手の魂胆や下心など見抜けてしまうのだから。

Posted byブクログ

2023/11/15

効率的に最大限にモテる手段を教えてくれる本。 人間の卑しいところをついてくるけど、本質でもあると思った。人は周りの目が気になる。他人と、過去の自分と比較して、少しでもいいやつになりたい。早くそしてわかりやすく、いいところを見せようとする。より良い自分に無理してなろうと偽る。誰かに...

効率的に最大限にモテる手段を教えてくれる本。 人間の卑しいところをついてくるけど、本質でもあると思った。人は周りの目が気になる。他人と、過去の自分と比較して、少しでもいいやつになりたい。早くそしてわかりやすく、いいところを見せようとする。より良い自分に無理してなろうと偽る。誰かに好きになってもらいたい、夢中になってほしい、求めてほしい。そればかりが目的になって本心じゃない言動をとったり、演技する。結果モテて一見充実した日々を送っているかもしれないが、自分の心はどこにあるのだろう。 あまりに戦略的に相手に接すると、本心での行動ができなくなりそう。常に何かを考えて、相手に合わせて行動するようになるかも。本音や弱音を話したり、甘えたり、癒しを感じる恋愛ではないだろうな。 読む前にタイトルで『理系が恋に落ちたので証明してみた。』を連想した。こちらは恋している、好きを証明するために研究を重ねるけど、本作は恋させるために思考錯誤している。 結局、「恋」や「愛」はどういう状態のことをいうのだろう。恋愛をテーマにした作品を読んだり、人生を重ねてより考える。人生の主題の一つだなぁ。

Posted byブクログ

2023/02/24

結局非モテは非モテ。 恋愛指南書やセミナーがあるがそれを実行し 一時的にはモテるかもしれない。 ただ圧倒的に昔からモテる男とは違うのは結局はツメが甘い。 主人公はそれにより職まで失う無惨な結果。 ただ昔を懐かしく感じスラスラ読めていい暇つぶしにはなる。

Posted byブクログ

2022/12/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

結局永沢さんがなんのために恋愛工学を始めたのかはあまり深くは語られなかったが、主人公であるわたなべくんが永沢さんの指導により、“フィールドワーク”により恋愛について学習して行く。 ナンパしてくる男にロクな男はいないと思っていたので、そもそものところから永沢さんのような男とは私は相性が悪いな、と思いながら読んでいた。女性目線だと、わざと軽くディスるとか、ギャップ(外見が綺麗なモデルには内面を褒める)を伝えるようにするなど、文字にするとなかなか失礼な場面も多かった。 ただ、”モテる人が(生物的に魅力的に見えるので)モテる”であったり、相手と同じタイミングで同じ行動をする”ミラーリング”、相手に同意させるような質問を繰り返すことで断りづらくさせる”イエスセット”など、読み物として参考になる部分はあった。 また、結局恋愛もコミュニケーションの一つではあると思うので、やり方はどうかとは思うが、まずは数をこなす、というのは大事だな、とは思う。 会社の人に手を出すと危ないんじゃ…と思いつつ読み進めていた結果、案の定取引先から訴えられていたり、不倫をしていたりと、なかなかハードな人生を歩んでいるので、彼のやり方を完全に真似られるものではないかもしれない笑 途中で出てきた『アルジャーノンに花束を』がわたなべくんの恋愛とうまく重なっていたり、その本を渡してくれた女性と最後にまた縁が繋がる、というところは、伏線としてよかった。 ラストに、直子がいるにも関わらず別の女性に声をかける描写があったので、永沢さんには1人の女性を愛する、と言いつつ、変わらないのだろうな、と思った。 私はどちらかといえば、恋愛工学を知った上で、それでも1人の女性を愛するわたなべくんに変わったのが嬉しかったので、結局変わらないのか…と思い、少し残念だった。

Posted byブクログ

2022/11/15

ナンパ指南書の小説形式。嘘の物語にしても展開が都合良すぎるのとダサいセリフのオンパレードで怖いもの見たさで読み進めた。 「さぁ。ショータイムの始まりだ」正気の沙汰じゃないセリフ…去り際のチャオ。にも鳥肌が立つ。 序盤から主人公は自己肯定感が低く惚れっぽく、自分が置かれている状...

ナンパ指南書の小説形式。嘘の物語にしても展開が都合良すぎるのとダサいセリフのオンパレードで怖いもの見たさで読み進めた。 「さぁ。ショータイムの始まりだ」正気の沙汰じゃないセリフ…去り際のチャオ。にも鳥肌が立つ。 序盤から主人公は自己肯定感が低く惚れっぽく、自分が置かれている状況を客観視する能力がとても低くて滑稽に描かれている。非モテから脱却を狙うために恋愛工学を師匠から学んでいくわけだけどその師匠があまりにも魅力的じゃない!!腑に落ちない… 言葉遣いが悪い上に笑いをとるんだ!と言いつつ彼が言うユーモアは全然つまらなくて辛い。小説を読むだけでなんでこんな恥ずかしい思いを私がしなきゃならないんだ。 指南書だから師匠の魅力はどうでもよくて美女を侍らせることができる結果が重要視されるんだろうけどリアリティがないから…全体的にチャレンジの漫画みたいだった。 馴れ馴れしい言葉遣いやアプローチの仕方が全部同じなので当たり前だけど万人に効くわけじゃない。 ただこのコミュニケーションの取り方が好きな人もいるのでその人と出会うために篩にかける作業をハイスピードでこなしていくという事。 数年前に何冊か恋愛工学の本を読んだことがあるけど内容は全くアップデートされていなかった。 恋愛工学というのは男性が女性の心を獲得するためのものだけど結局異性特有の話は少なくて基本的な心理学に基づいているので営業のノウハウ本と被るところはある。 特に体の関係を持てば帳尻合わせに心もついてくる話は相手側の自己肯定感の低さと自分の価値観ではなく世間の目やこうあるべきという頑固さを兼ね備えてる人にしか効かない戦法。 恋愛工学を学んだことによってモテた!というより積極的になったから結果がついてきただけの話だと思う。 1日に5人の女性に会い。自信がなく受動的な態度を取るのと1日に50人会って積極的にアプローチするのではそれだけで全然違うから当たり前の結果。 ただなんの後ろ盾もなく急にアクティブにはなれないから絶対的な法則が欲しくていわゆる聖書的な存在が恋愛工学なんだろうな。 主人公は仕事の面ではガッツがあって結果を残せる人で人間関係も問題なさそうだったからここまで行けるのは納得できる。弁護士だし。 主人公の最初の目的は異性と信頼関係を築くことだったけど(本人はうまく言葉にできていなかった) 結局恋愛工学仲間の同性と信頼関係を強くしていたので本来の目的は達成できてなかった。 ただ最初の異性から良いように扱われてしまうことからは脱却できた事によってコンプレックスが緩和されたんだと思う。 主人公みたいに人並み以上の仕事に就いて順風満帆なのに異性関係が上手くいかないとここまで拗らせてしまうという現状に絶望感を覚えた。 女性は女性であるだけで最低限のモテは確定されてるけど男性は人によってはここまで頑張らないと行けないのかと思うと辛いな。

Posted byブクログ

2022/05/09

もっと若い頃に読みたかった。 20代ぐらいの大学デビューを狙ってる諸氏におすすめ?かも。 読み物として楽しめる恋愛工学。 ただし小説、表現としてはイマイチ。 最後は蛇足。 利己的な遺伝子の話は面白かった。

Posted byブクログ

2022/03/31

タイトルの通り、愛を方程式のように証明しようとする男の物語。恋愛工学と言われる、こうすれば相手は恋に落ちるといった考えがベースになっており、世の中のモテたい男性には必見の書となっている。

Posted byブクログ

2022/02/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

色々な恋愛テクニックを使いながら非モテ男がモテ男になるために頑張る話だった。「モテたい」「いい女とセックスしたい」と思っている男向けの恋愛攻略本のようなものだが、同じカテゴリ内に住む人々が恋愛をゲームのように攻略しようとしてる風に感じたし、登場人物たちが不誠実だらけだと感じた。 社会心理学や営業マンなどが使うコミュニケーションスキルなどを恋愛(ナンパ)スキルに応用している。 物語調で進むが、女性を容姿でランク付けするシーンなどがあり、あまり気分の良いものではない。読んだ時の気持ちは某ベネッ〇的な封書に同封されてる勧誘マンガを読んだ気持ちと似ている。

Posted byブクログ

2022/01/07

小説を通して、恋愛工学を紹介した本。 果たしてこれが実践の場で、どれほど役に立つのか… ペーシング、ミラーリング、バックトラック、イエスセットなどなどはすぐに試せそう。 小手先のテクニックのように見えるが、これをスマートにこなし、かつコミュニケーションが上手く取れる人ほどモテる、...

小説を通して、恋愛工学を紹介した本。 果たしてこれが実践の場で、どれほど役に立つのか… ペーシング、ミラーリング、バックトラック、イエスセットなどなどはすぐに試せそう。 小手先のテクニックのように見えるが、これをスマートにこなし、かつコミュニケーションが上手く取れる人ほどモテる、というかナンパの上手い人なのかもしれない。

Posted byブクログ

2021/08/17

アルジャーノンに花束をを模した恋愛survive。 男はSEXしたいが為に女と付き合う。女はモテない男よりもモテる男に言い寄られたい。など女の人を馬鹿にしたような中間部。イコール主人公モテモテなんですけど、それが災いして職を失ってからはいい感じに着地。恋は下心だけど愛は真心ってよ...

アルジャーノンに花束をを模した恋愛survive。 男はSEXしたいが為に女と付き合う。女はモテない男よりもモテる男に言い寄られたい。など女の人を馬鹿にしたような中間部。イコール主人公モテモテなんですけど、それが災いして職を失ってからはいい感じに着地。恋は下心だけど愛は真心ってよく言ったもんだ。 恥をかかないようにできないよたくさん並べて挑戦しなかった。そうやってチャンス逃すたびに1人損するのは自分自身なのに。自分の人生を良くするために戦わないといけなかったのにしなかった。ずっと成功から遠ざけてきた間違った考え方や悪い習慣。

Posted byブクログ