神様の御用人(4) の商品レビュー
いつもの短編連作じゃなくて長編だということに、途中まで気づかなかった。 「あれ、1話終わったはずなのに完結してない。章だった」くらいの。 きれいな風が吹き抜けるような読後感がある。 モフえもんの出番が少ないのが若干残念だが、おまけのみなさんがかわいすぎる。 このシリ...
いつもの短編連作じゃなくて長編だということに、途中まで気づかなかった。 「あれ、1話終わったはずなのに完結してない。章だった」くらいの。 きれいな風が吹き抜けるような読後感がある。 モフえもんの出番が少ないのが若干残念だが、おまけのみなさんがかわいすぎる。 このシリーズは設定的に延々と続けられる気がするんだけど、個人的には作者さんの別作品も読みたいところである。ただ、このシリーズは書くのに時間かかりそうだから、平行してってのは難しいだろうなぁ……。
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主人公がだいぶたよりがいのある男になってきたなー。 もふもふとの信頼関係も深くなってるし。 今後が気になる。
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シリーズ初の長編。今回は名草戸畔(なぐさとべ)と天道根命(あまのみちねのみこと)の物語。ミステリー仕立てで今までで一番面白かった。
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シリーズ4作目。今回は長編。 神様の御用と並行して、良彦の友人の家族問題も絡まり、どんどん物語に引き込まれていく。ミステリー仕立てで話が進んでいき、先が気になる展開。長編だったこともあり、読み応えありでした。 今回の御用で一皮むけた良彦にますます期待。
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1巻から3巻まで読めたので最新刊の4巻も読んでみました。 今回はこれまでの短編連作スタイルから1冊でひとつのお話に変わりました。 けっこうせつないお話で、序盤で涙が出そうになりました。ちょっとした時代ミステリーっぽくもあり楽しめました。 また、古事記の解釈が竹田恒泰さんに似...
1巻から3巻まで読めたので最新刊の4巻も読んでみました。 今回はこれまでの短編連作スタイルから1冊でひとつのお話に変わりました。 けっこうせつないお話で、序盤で涙が出そうになりました。ちょっとした時代ミステリーっぽくもあり楽しめました。 また、古事記の解釈が竹田恒泰さんに似てるなあと思っていたら、参考文献に竹田さんの本が入っていてなるほどなあとも思いました。 ブログはコチラ。 http://blog.livedoor.jp/oda1979/archives/4929617.html
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人が神の祭りを行わなくなり神を信じなくなったために、力を失い記憶まで失いつつある神々の様々な「御用」を承る「御用人」となった良彦の奔走を描くシリーズ第四作にして初の長編。 日本書記の中のほんの少しの記述しかないという「神武東征」の際に制圧された《名草戸畔》(なぐさとべ)の伝説。...
人が神の祭りを行わなくなり神を信じなくなったために、力を失い記憶まで失いつつある神々の様々な「御用」を承る「御用人」となった良彦の奔走を描くシリーズ第四作にして初の長編。 日本書記の中のほんの少しの記述しかないという「神武東征」の際に制圧された《名草戸畔》(なぐさとべ)の伝説。 こういう、歴史に埋もれたドラマはたくさんあるんだろうなと思うとこの物語も興味深く読めた。 今作では《名草戸畔》と《天道根命》の物語にリンクするように、良彦の友人・小野達也の家族の物語も展開。 良彦が《御用人》になる前に意外な事実があった。 相変わらずモフモフ狐の神様《黄金》と良彦とのコンビは良い。 食べるの(特にスイーツ)大好き、肉球で『テシテシ』と良彦を叩くところも可愛い。 そこにイケメン《大国主命》にセレブ系美女の《須勢理毘売》(すせりびめ)夫婦の乱入もあって賑やか。 正式に《御用人》となった(状況は全く変わらず)良彦と《黄金》の旅のこれからがますます楽しみ。
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シリーズ初の長編。故に、エピソードの掘り下げがより丁寧にされていて、ちょっと展開で気になるところはあったけど、深く物語に入り込めた。歴史(というか、神話)探索ミステリーみたくなっていたのも確かだが、虚実織り交ぜた物語は好物なので面白い。 (余談)このシリーズの感想ではいつも言っ...
シリーズ初の長編。故に、エピソードの掘り下げがより丁寧にされていて、ちょっと展開で気になるところはあったけど、深く物語に入り込めた。歴史(というか、神話)探索ミステリーみたくなっていたのも確かだが、虚実織り交ぜた物語は好物なので面白い。 (余談)このシリーズの感想ではいつも言っているかもだけど、神主心得見習としては、思想としては多少違えど、こうして親しみやすい神さま像があって、神社(や寺とか教会とかも)を身近に感じてくれると嬉しいなぁ、なんて。
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初の長編でしたね~~。 そして、今までよりずっと歴史に深く突っ込んでいて 読み応えがありました。 くすっと笑えるというより、シリアスな感じだったけど かえって好感が持てました。 全然詳しくない古代の歴史がすーっと入ってきます。 風景が浮かぶようで気持ちがいいです。 和歌山を訪れ...
初の長編でしたね~~。 そして、今までよりずっと歴史に深く突っ込んでいて 読み応えがありました。 くすっと笑えるというより、シリアスな感じだったけど かえって好感が持てました。 全然詳しくない古代の歴史がすーっと入ってきます。 風景が浮かぶようで気持ちがいいです。 和歌山を訪れてみたくなりました。
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今回は長編.紀伊国にまつわる古代史に絡めて,良彦の御用人最終試験ともなる今回の御用.良彦の良い意味でのお人好し加減が冴えて,出来過ぎな具合の大円団.黄金のモフモフ感は相変らずいい感じ.
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シリーズ4作目初の長編ものでした。 中弛みするかと思ったけど、主人公が怪我で野球の道を断念した話しと、高校時代ライバルだった選手が同じように球界から去って…という、主人公にしてみれば触れたくなかった過去。だけど今回、きちんとした形で向き合えて良かったです。 モフモフ神が大人しか...
シリーズ4作目初の長編ものでした。 中弛みするかと思ったけど、主人公が怪我で野球の道を断念した話しと、高校時代ライバルだった選手が同じように球界から去って…という、主人公にしてみれば触れたくなかった過去。だけど今回、きちんとした形で向き合えて良かったです。 モフモフ神が大人しかったのが、ちょっと残念だったかも。
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