とある飛空士への誓約(8) の商品レビュー
次巻で最終巻。 空側、大陸側、双方ともに事態が急展開を迎える。 急展開過ぎてもう少し前から伏線でも貼っとけばよかろうに、と思う部分もあり。 錚々たる面々がそろっているなか、一瞬「誰だったっけ?」となる人物が出てきたり。 色々と突っ込みたいところはあるのだが、そこを...
次巻で最終巻。 空側、大陸側、双方ともに事態が急展開を迎える。 急展開過ぎてもう少し前から伏線でも貼っとけばよかろうに、と思う部分もあり。 錚々たる面々がそろっているなか、一瞬「誰だったっけ?」となる人物が出てきたり。 色々と突っ込みたいところはあるのだが、そこを突っ込むのは野暮というものなのか。 それとももう読むのがきつい年齢になってきたのか。
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ああ! かぐらさん! まさか? うそだろ⁉︎ いろいろあった巻だけど、最後に全て持っていかれた気がする。 今巻は前巻活躍した清顕とイリアはちょっとお休みの回。 代わりに、バルタとセシル、ミオとクレア、そしてかぐらのそれぞれの場所での生き方が語られる。 イスラ艦隊との共闘でウラノ...
ああ! かぐらさん! まさか? うそだろ⁉︎ いろいろあった巻だけど、最後に全て持っていかれた気がする。 今巻は前巻活躍した清顕とイリアはちょっとお休みの回。 代わりに、バルタとセシル、ミオとクレア、そしてかぐらのそれぞれの場所での生き方が語られる。 イスラ艦隊との共闘でウラノスへの反抗を期すバルタやセシル。 プレアデスで危機に陥るクレアやミオたち。 そして戦争を終わらすために軍事クーデターを起こすかぐら。 全編ほとんどシリアスな中で、一人でコミックパートを担当するバルタがいやすごい(笑) セシルに人間が小さいと言われたり、例の手紙で幽体離脱したりと、笑わせてくれる。 一体、かぐらさんはこんなバルタのどこに惚れたんだよ(爆) でも、祖父と対決し、それまでのこだわりを捨ててからのバルタはかっこいい。 だから、そんなバルタなら、自らの命を捨てて修羅の路を進んだかぐらを救えるんじゃないかと思っていた。 それなのに……。 バルタとかぐらさんの再会場面の既に死を覚悟しているかぐらのはしゃぐさまがなんとも辛く苦しい。 ただ、実はまだほんの少し疑っていたりする。 もしかしたらと。 それはそうと、ミオが後宮で聞きつけたレヴァーム帝国の先遣隊と聞いて、やった!シャルルに会えるぞと思ったら、うん、やっぱりだ。 これは嬉しい。 囚われのクレアのことが心配だけど、さあ役者はそろった。 次巻、最終巻はいわば、囚われのお姫様を王子様が救い出しに行く王道物語だろう。 それはミオを救いに行く清顕でもある。 シリーズの大団円としてふさわしいラストを期待したい。
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最終巻手前ということもあり、心震えるような展開ばかり!というか遂に海猫と魔犬の二人が本名で登場したよ!魔犬は彼の息子とはいえ、二人が並んで飛行するシーンを見た辺りで感無量に……。「吉岡武雄」という名前もなかなか来るものがある。 今回は空戦シーンは少なかったけど、その分かぐら含む秋津の展開がまたキツイものばかりで。あのラストってやはりかぐらは死んでしまったんだろうか?ご都合主義的なものを期待すると急所は外れていてほしいけれど……。 やっぱりね、このシリーズにはハッピーエンドに辿り着いて欲しいけど、それ以上に最後はエリアドールの七人が揃っていて欲しいんだよなぁ ライナもかなり心が揺れているようだけど、彼はどうするつもりなんだろう?終盤の天宮襲撃の際に姿を見せなかったのは何か意味があるんだろうか?ニナのために用意された機体のノーズアートがハチドリになっていたけど清顕の前に敵として現れる前兆なのかそれともこれなら清顕に撃たれないだろうという計算なのか 最近すっかりコメディ担当として定着していたバルタだけど、少年時代の経験がとんでもない……。ライナに次ぐ重い過去を持っていたのは予想外だった。でも『あの手紙』で抜け殻になってしまう辺りやっぱりコメディ担当なんだよなぁ(笑) ミオとフィオのお陰で状況が全て整った第八巻。『追憶』『子守唄』『恋歌』、そして『誓約』全てを締め括る最終巻でどんな終わり方をするのか期待したい
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物語が急速に収束へ向けて加速している。 震える。胸が熱くなる。目頭が熱くなる。至高の面白さ。 役者は揃った。 いざ、決戦の地、プレアデスへ。 『交わした誓約を、果たそう』
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「おぉ……!」と唸らせる鳥肌モノの展開があったりと、これほどまでに大河ドラマを感じさせるライトノベルは初めてかも。 飛空士シリーズの中でもこの誓約は間違いなく最高傑作でしょう! でもそれも次で完結ということで楽しみなような残念なような……。
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主役を食ってしまうほど濃い印象を残す脇役というのは往々にしているものだがこのシリーズのバルタザールがまさにそれだと思う。(表向き主人公は7人と明言されているとはいえ、最大限焦点が当たるのは清顕でしょう) 特にこの巻では清顕やイリアの出番が控えめであったことに対してバルタザールは...
主役を食ってしまうほど濃い印象を残す脇役というのは往々にしているものだがこのシリーズのバルタザールがまさにそれだと思う。(表向き主人公は7人と明言されているとはいえ、最大限焦点が当たるのは清顕でしょう) 特にこの巻では清顕やイリアの出番が控えめであったことに対してバルタザールは幼少期の挫折、そこからの屈折した成長、そして本当の自分と向き合うことへの気付き、と少し盛りすぎなくらいにスポットライトがあたっている。 そしてそれが否定的ではなく好ましいものに感じるほどにバルタザールの魅力が強い。 バルタザールのような屈折したキャラクターは主役に据えることができないので脇役とせざるを得ないのだが、それをここまで描いてくれたことが素晴らしいという気持ちで一杯だ。
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セシルことエリザベート女王の脅迫?要請?により病床の祖父に会いに行くことになるバルタザール。 一方、ニナ・ヴィエントは失脚し囚われの身となり、ミオ・セイラは坂上清顕にウラノスの王都プレアデスの重要情報を託し助けを求める。 紫かぐらは、兄と対決しクーデターを成功させ、さらにバルタザ...
セシルことエリザベート女王の脅迫?要請?により病床の祖父に会いに行くことになるバルタザール。 一方、ニナ・ヴィエントは失脚し囚われの身となり、ミオ・セイラは坂上清顕にウラノスの王都プレアデスの重要情報を託し助けを求める。 紫かぐらは、兄と対決しクーデターを成功させ、さらにバルタザールとの交渉で帝国と停戦をするが、処刑されることになる。 清顕、イリアの率いるワルキューレ隊は、カルエル・狩野シャルル・吉岡武雄のいるイスラ艦隊との合同演習できたるべき日に備える。
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相変わらずの息もつかせぬ展開で もうどうしよう?!ていう とりあえず バルタ\\\\╰( ˇωˇ )╯////ザール 崇めておく あれは何かの間違いである絶対そうである 最終巻が気になりすぎるので 発売してから読むことをオススメします()
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
誓約に限らず、このシリーズの年長者たちの恋はどうしてこうもやるせないんだろうか、とエグエグ泣きながら読了。誓約で一番好きな二人だったからこそ、幸せになってほしかった…… そろそろ登場するだろうなぁと思っていた青年が、思いがけない人物を伴って登場したのにはもう、もう、感涙でした。
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個人的に、現在のライトノベル界で最も面白いシリーズの座を争っているこの作品も、ついに次で最終巻になってしまうようだ。 その前巻となるこの本だが、メインとなる紫とバルタのやりとりは、感想を述べるのもおこがましいほどの素晴らしさ。このシリーズの感想でもう何度も書いてきたが、言葉の一つ...
個人的に、現在のライトノベル界で最も面白いシリーズの座を争っているこの作品も、ついに次で最終巻になってしまうようだ。 その前巻となるこの本だが、メインとなる紫とバルタのやりとりは、感想を述べるのもおこがましいほどの素晴らしさ。このシリーズの感想でもう何度も書いてきたが、言葉の一つ一つの選び方、情景の描き方全てが、読者の心を捉えて離さない魅力を放っている。 また、エリアドールの七人の目に見えない信頼関係を物語に描き出す、登場人物達の心理描写にも触れておかなかればいけないだろう。ミオの、かぐらの、バルタの仲間たちを思う心の叫びのなんと美しいことか。 最後に、シリーズ集大成ならではの、これまでのシリーズの主要人物たちが揃い踏むシーンも、ここまで追いかけてきたファンならば感動なしには読めないはずだ。いままで明かされてこなかった作品間のつながりが、いよいよ、読者の前に姿を現そうとしている。 期待に胸を躍らせながら、最後の一冊を待つことにしよう。
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