とある飛空士への誓約(8) の商品レビュー

犬村小六(著者),森沢晴行

2015/07/14

レビュー一番！？

発売日を心待ちにしていました、でもって即読了。
ラストへ向けての準備というか、空戦はナシ！今回の主役はバルタにかぐら、ちょっとミオが絡んで…ってカンジ。清顕、イリア、ライナの出番はほとんどナシ。

バルタザールさんはギャグってたり、気取ってたり、だけど決めるとこはきっちりキメてくれてて頼もしい。かぐらは安否がやや不安だけど、これは生存してるでしょう。二人は幸せになれそうかな？

ミオ、そしてニナ・ヴィエントはけっこうなピンチ、しかしニオへの脅威は最初からやられキャラのクソ野郎なので安心かな？翻ってミオはゼノンとの対決があるのだろうと思う。こっちのほうが不安要素アリ、今回ほとんど出番なかったライナ＝ハチドリは上位の工作員との死闘が控えてそう。ハチドリのノーズアートの機体もなんらかの伏線の様子。

ちょっとネタバレ気味の備忘録的レビューですが、この先はすっごいネタバレなので未読の方は絶対見てはいけません！

それぞれの巻末で主要キャラを劇的に登場させて次巻への期待を煽るのがめっちゃ上手い犬村氏ですが、今回は完全に予想の遥か斜め上をいっちゃってる！

以下カルエルのセリフ

「海猫。狩野シャルル師匠」
これは当然予想してたよ、うん、でもテンション上がる！海猫キタァァーーーーーー！ってカンジ。

「魔犬。吉岡武雄くん」
なにぃぃぃーーーーーーーーーーーーーーーーーーー！
びっくらこいたです！夜想曲における千々石 武夫と吉岡 ユキ の息子じゃん！でそれぞれのノーズアートが海猫とビーグルの、アイレスⅤと真電改って…

まさかここまで！夜想曲とまで繋がるとは思ってもみなかった。追憶から夜想曲の出来事から２０年近くの時間が経過してんだね、ファナ・レヴァームも海猫シャルルも四十路なんだね。終幕へ向けて楽しみがたくさんです。