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グリード ハゲタカⅣ(下) の商品レビュー

4.2

46件のお客様レビュー

  1. 5つ

    15

  2. 4つ

    23

  3. 3つ

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2020/10/18

ハゲタカシリーズは本当に面白い。2の時に旅行に来ているにもかかわらず、観光もせず読み耽ったことを思い出した。

Posted byブクログ

2020/08/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

3 ストラスバーグ、GC、AD、KKLのクラリスとともに、FBIや州知事、大統領までが絡み壮大な内容。リーマン、GCの破綻、米国の魂の企業ともいえるADの買収劇は圧巻。最後に明かされる全ては鷲津の手の平の上で踊っていた的な展開もすごい。秘密裏にAD側の研究開発役員とつながっていた話も伏線が効いてよい。誠実で一生懸命なジャッキー、ジャーナリズムに熱いリッキーが個人的には好感。日本に買収されようとした時に州ぐるみで守ろうとする地域に愛された、アメリカンスピリッツはすごいと感じた。そのような存在感のある企業は強い。 アンソニーがやっているアフリカ援助の下り。アフリカ援助という相互扶助。欧米列挙の食い物にされてきた償いという見方。援助により波及効果が生まれやがて未開の地が一大消費地へと進化するビジネスという見方。 リンの評価。ビジネスを成功させるための非情さと権謀術数の巧みさ。常にクールに振る舞いながら気づいた時には獲物に止めを刺している。対照的な扱いを受けるジャッキー。誠実で一生懸命。 ライオンキング。ハクナ・マタタとはスワヒリ語でなんとかなるさ。 佐藤優の解説にある、「投資銀行の世界だけでなく、政治、学術あるいは作家の世界でも「天才的な閃きがないなら努力なんてクソだ」というのが真実なのだと思う。しかし、それを口に出してしまったら社会から浮き上がってしまい生きにくくなる」という文言。これは諦めている人の言葉であり、努力した先に閃きがあるのだと思う。

Posted byブクログ

2020/07/09

滑り出しは嵐の前の静けさのように伏線が淡々と進みます。リーマンショックに向かっているのがわかっているので、ゆっくりXday に歩を進める描写に逆に不気味な印象を受けます。中盤から下巻はAD社買収劇とリーマン倒産を軸に一気に読ませます。 真山氏の圧倒的な取材力は素晴らしいと思います...

滑り出しは嵐の前の静けさのように伏線が淡々と進みます。リーマンショックに向かっているのがわかっているので、ゆっくりXday に歩を進める描写に逆に不気味な印象を受けます。中盤から下巻はAD社買収劇とリーマン倒産を軸に一気に読ませます。 真山氏の圧倒的な取材力は素晴らしいと思います。 政治家、金融機関、老舗企業、記者、一般人など様々な立場、職位、人種の米国人気質、行動だけでなく、DCとNYのビジネス手法の違い、政治的介入の考え方、金持ちの強かさ、貧富の差、自由と競争といった米国の様々な顔が描かれていてとても面白い国際経済小説と思います。

Posted byブクログ

2020/01/05

レッドゾーンの中国の信用ならない怖さも面白かったが、今作のアメリカの大国らしい怖さも、らしさ満載で面白かった。

Posted byブクログ

2019/08/09

なんの知識も無いただのリーマンが読んで面白い。金融や投資は遠く離れた場所で動いている印象だったけれど、随分と近くに感じた。 大学生の時にこの本と出会っていたら、経済学部生としてもう少し真面目に受講してただろうなー、なんて。

Posted byブクログ

2019/04/10

僕は投資家ではないのでほとんど実感なくリーマンショックを眺めていましたが、グリードを読んでいて当時の大騒動を思い出しました。創作でありながらすごくリアルで、のめり込むようにして読みました。面白かったー!ハゲタカシリーズ、これで4作目ですが、出ているだけ全部読むぞーっ!

Posted byブクログ

2019/03/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

上巻の流れをそのままに、とても面白く最後まで読めた。 負けに見せかけて勝負に勝つ、アメリカンドリームの実質オーナーになった鷲津。 サミュエルストラスバーグは手配されたが、黒幕は大統領だった、最後のシーンは痛快。

Posted byブクログ

2018/10/11

鷲津さんは、あえて悪役に徹して、最後の解決策はさすがですね。やく10年前に起こったリーマンショックと日本の金融機関の動きが、面白かった。特に飯島さんの話は日本人としては、なるほどと思った。。

Posted byブクログ

2018/09/24

今月の5冊目。今年の23冊目。 終始鷲津ペース。なんかあんまりピンチにならなかったですね。Greed is good.

Posted byブクログ

2018/07/09

ハゲタカIVとサブタイトルのつく本書は、リーマンショックに代表されるアメリカあるいは世界金融恐慌を題材にした幕である。 サブプライムローンの破綻に端を発した一連の金融破綻、危機の頂点が2008年9月15日のリーマンブラーザーズの破綻である。一連の金融恐慌の原因を本書では人間の強...

ハゲタカIVとサブタイトルのつく本書は、リーマンショックに代表されるアメリカあるいは世界金融恐慌を題材にした幕である。 サブプライムローンの破綻に端を発した一連の金融破綻、危機の頂点が2008年9月15日のリーマンブラーザーズの破綻である。一連の金融恐慌の原因を本書では人間の強欲(GREED)に求めている。 そして、日本のハゲタカファンドがアメリカの象徴を買いたたくという構図をぶち上げながら、その結末は現場の人間を信頼する、それこそが最も収益の向上をもたらし、ハゲタカファンド=事業再生して売却するオーナーに価値をもたらすというストーリーを提示するのだ。 真山仁のハゲタカシリーズは、そういったわけで益々その構成に磨きがかかり、あちらこちらにストーリの伏線をはりつつ、最後はなんだかキラリと朝陽が光るような展開で幕を閉じる。それは鷲津のストーリーのとおりにコトが進み、少々出来過ぎた感するある。痛快このうえないのは確かなのだが、読後に振り返ると、なんというか勧善懲悪的な単純さというジェットコースターに運ばれてしまったという感がないわけではないのだ。 たまには鷲津も儲けるが痛い思いもして、それが次の大きなディールに結びつく、なんて展開も「ハゲタカ」らしいのでは?というのは単なる一ハゲタカファンの戯言なのかもしれない。

Posted byブクログ