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グリード ハゲタカⅣ(下) の商品レビュー

4.2

46件のお客様レビュー

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2018/05/27

ストラスバーグにアメリカン・ドリーム社買収の妨害工作を仕掛けられた鷲津政彦は、アメリカに宣戦布告する。AD社破綻のXデーに向けてウォール街が混乱する中、ワシントンDCがついに動き始めた。強欲の坩堝に身を置き、闘い続ける鷲津。その胸に秘められた衝撃の戦略とは。

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2018/01/04

鷲津のもつ 緊張感が たまらなくいい。 「ニッポン人の足下にひれ伏して、 慈悲を乞うときが来たのです。」 アメリカと日本人って、ポジションが ちょっと、違うのだよね。 どうしても、アメリカが上にある。 あこがれや憧憬みたいなもの。 グローバルになりきれない日本人。 アメリカを買い...

鷲津のもつ 緊張感が たまらなくいい。 「ニッポン人の足下にひれ伏して、 慈悲を乞うときが来たのです。」 アメリカと日本人って、ポジションが ちょっと、違うのだよね。 どうしても、アメリカが上にある。 あこがれや憧憬みたいなもの。 グローバルになりきれない日本人。 アメリカを買いたたこうとする日本人。 「そもそも実体のない巨額のカネを好き放題に浪費したために 国全体が衰弱している。全米が欲望の限り尽くした結果、 そのるつぼに呑み込まれて立ち往生しているのです。」 お金でお金を生み出すと言う錬金術が、 どんどんとアメリカで生み出されることがスゴイ。 それを叩き潰すって、無理だよね。 「お前は、アメリカと戦争する気なのか?」 結局、鷲津は 勝つことができなかった。 勝負で負けて、勝つ。 アメリカへの思いやり? ふーむ。鷲津らしくない。 ジャッキーとケネディがよかったな。 読後感は まったくの満足度がある。 日本人だからかもしれない。

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2017/06/04

リーマンショック当時のアメリカを舞台にした小説。ミステリータッチの展開があり、さらにリーマンショックの裏側を見せるドキュメンタリータッチの雰囲気もあり、面白く学べる小説。

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2016/11/16

リーマンショック前後の舞台裏を、とても細かな状況や登場人物ごとの思惑含め描写されている。これまでずっと住宅価格は上がっていたから、とか、格付けが良いんだから、とか、政府がいるんだから、とか、過去の怪しい常識にしがみついた結果、当該地域の住宅で起こっていることに見向きもせず、綻んで...

リーマンショック前後の舞台裏を、とても細かな状況や登場人物ごとの思惑含め描写されている。これまでずっと住宅価格は上がっていたから、とか、格付けが良いんだから、とか、政府がいるんだから、とか、過去の怪しい常識にしがみついた結果、当該地域の住宅で起こっていることに見向きもせず、綻んでいったんだなと感じさせられる。ただ、それだけじゃなく、その綻びがあるんじゃないか?と最初に気づいた人が逆張りしている、ということを不思議に思った人が増えていったことが不安を招き崩壊を後押ししている点が、やっぱり、それもマネーゲームらしさがあるなと感じた。

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2016/07/18

サブプライムローンの影響でアメリカが不況に陥るまでの間に、裏ではいろんな人がものすごい手を使って動いていたんだということがわかり衝撃を受ける下巻。

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2016/05/27

挑発的過ぎて、途中で殺されちゃうんじゃないかと…。そしたら、ハゲタカシリーズ終わってしまう!?と心配になるくらい、アグレッシブな鷲津だった。 これからはどんな戦い方を見せてくれるのでしょう。鷲津の人生そのものまで、楽しみになってきた。 そしてシリーズ始めは嫌いだった飯島に、愛着...

挑発的過ぎて、途中で殺されちゃうんじゃないかと…。そしたら、ハゲタカシリーズ終わってしまう!?と心配になるくらい、アグレッシブな鷲津だった。 これからはどんな戦い方を見せてくれるのでしょう。鷲津の人生そのものまで、楽しみになってきた。 そしてシリーズ始めは嫌いだった飯島に、愛着を覚えてしまう自分にビックリです。

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2016/05/05

リーマン・ブラザース社の破綻をXデーとして、市場が大混乱する中、米国人の精神的支柱とも言える企業「アメリカン・ドリーム社」の買収に向けて虎視眈々のハゲタカのお話でした。 まぁ面白かったけど、やはりどうにも馴染めない世界のお話でした。 (2016/4/17)

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2016/05/01

鷲巣さんが大活躍します。大森南朋の鷲巣さんが強烈すぎて、ついつい脳内置換してしまうという。資本主義社会を代表するアメリカ人を翻弄する日本人投資家。第二次世界大戦で日本が勝っていたら・・・という架空戦記と同じ匂いを感じる作品。

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2016/04/21

鷲津 VS アメリカの闘い。サミュエルやアルバートが鷲津の前に立ちはだかる中、日本からは鷲津の悪友が参戦する事になる。”グリード(欲望)”の渦に巻き込まれるのは鷲津かそれとも。。。

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2016/02/28

Greed is god.の考えを体現するアメリカを舞台にした買収劇。 リーマンショックの激震を感じることはできたが、肝心のディールの臨場感が感じられない。 2〜3作目に比較し、ちょっと残念なかんじ。

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