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傘をもたない蟻たちは の商品レビュー

3.5

101件のお客様レビュー

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    11

  2. 4つ

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  3. 3つ

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2019/06/14

短編集です。この人は頭がいいんでしょうね。すごく計算されていて美しい構成だと思います。決して綺麗ではないラストがとても好みです。確かにデビューはジャニーズの看板を下げていたかもしれませんが、もう看板は要らないと思います。ドラマは実にうまくリンクさせて編集していましたが、文章で読む...

短編集です。この人は頭がいいんでしょうね。すごく計算されていて美しい構成だと思います。決して綺麗ではないラストがとても好みです。確かにデビューはジャニーズの看板を下げていたかもしれませんが、もう看板は要らないと思います。ドラマは実にうまくリンクさせて編集していましたが、文章で読む方が良かったです。衝撃だったのは「Undress」「インターセプト」。好きなのは「にべもなく、よるべもなく」かな。イガヌだけはどうも受け入れられず…女性目線であることにみなさんのレビューで気づきなんとなく納得しました。

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2018/10/15

初の短編小説集ということで、渋谷サーガシリーズのクオリティを知らず知らず期待してしまっており、ちょっと残念な感じでしたが、いくつかは是非長編で書き直してほしい感じです。にしてもメディアに露出しているあのキャラからこんな繊細なタッチで描けるとは………凄いね♪

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2018/10/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

加藤シゲアキくんの短編集! それぞれ読み応えがあり、おもしろかったです。 全くテイストの違うお話だけど、共通して感じたのは「欲」かな? 性描写に関してはアイドルでもかけますよ感?が否めず微妙な気持ち…笑 以下、それぞれのお話のメモ的なものです。 大学生の曖昧さ、いい加減さ、現実味が無いようなあるような日々を描いた【染色】 まさかの大どんでん返し?の【undress】 社長の息子とか「都合良すぎだろ!」と思いつつおもろい展開 社会、会社に身を置き流れていく現実… なぜか脳内では主人公が西島秀俊で再生されていた笑 【恋愛小説(仮)】はファンタジーのような雰囲気もありつつ、現実はヤバイ妄想癖の小説家‼︎と思いきや、なんとなく切ない気持ちにもなり…不思議なお話だった 最初はわけがわからぬまま読んだ【イガヌの雨】 イガヌが何かわからないまま読んでる時は、冬の空気の描写とか結構キレイだなって思って読んでた イガヌって想像すると気持ち悪い生物(食物?)だよね苦笑 でも今わたしたちが食べてるものも同じかな?タコとか美味しいけど、海外から見たらグロテスクっていうし、人間の欲?みたいなものがテーマなのかな? 【インターセプト】 手のひらで転がしてるように思ってても実は相手が上手で転がされてるという話 どっちもどっちだけど、行動心理学とか利用して、こんだけ相手が思うようになったら面白いだろうな〜と。 でも自分が操ってるつもりでも操られてる時もあると思うと怖いね 好きなのは、undressとインターセプトかな(^^)

Posted byブクログ

2018/09/20

すれ違う人々を描いた短編集。真っすぐに、ただ生きていくだけでもさまざまな相違が生じ、いろいろな人との齟齬が生まれる。それを埋めるか拒否するのかは自分次第で。

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2018/08/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

加藤シゲアキの6編の短編集。「染色」「Undress」「恋愛小説(仮)」「イガヌの雨」「インターセプト」「にべもなく、よるべもなく」。ドラマにもなった短編集。 恋愛あり、サスペンスあり。個人的には「Undress」「インターセプト」が面白い。時間経過してみてハッキリと覚えているのは「イガヌの雨」。これはかなりインパクトがあります。 加藤シゲアキの小説は、「ピンクとグレー」に次いで手にしたのはこれが2作目。NEWSで歌う踊る加藤シゲアキとは全然違う世界。魅力ある作家のひとり。もっと読みたいと思う。

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2018/07/10

一つ一つの物語に惹かれました。読んでて飽きないし、人の愛や欲などについて考えさせられました。 面白い本なのでオススメです!!

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2018/06/16

アイドルであるが故に筆者の顔がすぐ浮かんでしまうからこそ、性描写を読むことに抵抗を感じた。 話としては、彼の独特の世界観がさらに拡大していて楽しめる作品ではあった。

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2018/05/02

自身初の短編集とのこと。 いろんなジャンルの話に溢れ、お得感満載でした。 芸術家の恋、会社内での裏切り、書くと夢で実現する不思議な小説、イガヌという魅惑の食べ物、ストーカー、同性愛。 どれもちょうどいい長さできちんとまとまり、感心しながら読みました。(上からですみません。) ...

自身初の短編集とのこと。 いろんなジャンルの話に溢れ、お得感満載でした。 芸術家の恋、会社内での裏切り、書くと夢で実現する不思議な小説、イガヌという魅惑の食べ物、ストーカー、同性愛。 どれもちょうどいい長さできちんとまとまり、感心しながら読みました。(上からですみません。) どれが良かったと選べないくらい、どれも面白かったです。 2時間枠の世にも奇妙な物語を見終わったような感じ、は褒め言葉になりますか? タイトルと表紙が意味深。 自分なりに考えては見ましたが、正解が知りたいです。

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2018/02/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

私はみんなとは違うんだ!と思っていても、結局はみんなと同じく欲望が湧いてくる。男を手に入れるためにストーカーしていた女、他者を受け入れようと努力する少年…人は自分が正しい、清いと思われたい希望があるが、根底には汚い部分って誰しも持っているものだよって教えてくれているような…そんな感覚でした。それに気づかない者、最後に気づき絶望する者、乗り越えようと努力する者…色んなパターンの人物が描かれている。 性的な描写も少なからずあり、予想以上の生々しさに「カトシゲさん…⁉︎」と驚きました。 イガヌってなんだ…三つ目の猿みたいな顔から脚が出ていて、股を裂いて食べるという描写がなんとも。映像化して欲しいぞ…数年前にドラマ化されてたのは別ものと考えた方がいいのかな。

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2017/12/02

先日美玲と食べた筑前煮の味もアジフライの味も、私は永遠に忘れやしない。 いろんなジャンルの短編。どれもタイプは違うけどそれぞれ面白い。 一番印象に残ったのは[イガヌの雨]。イガヌってなんなん!?創造力がすごい。

Posted byブクログ