傘をもたない蟻たちは の商品レビュー
命の大事さという意味での『生』ではなく、ただ毎日『生』きる中での理不尽や後悔、矛盾みたいな重苦しさは皆感じてると思う。そういう意味での『生』が、割と無遠慮にグイグイ来ます。 重ためなので、ちょっと気持ちに余裕がある時に読まないと面白がれないかも。 Undress イケイケのサ...
命の大事さという意味での『生』ではなく、ただ毎日『生』きる中での理不尽や後悔、矛盾みたいな重苦しさは皆感じてると思う。そういう意味での『生』が、割と無遠慮にグイグイ来ます。 重ためなので、ちょっと気持ちに余裕がある時に読まないと面白がれないかも。 Undress イケイケのサラリーマンがスーツを脱いだら何者になれるのか。 何者にもなれないのか。 ちょっとしたミステリーみたいな仕掛けもあり、ゾクッとする一編。 インターセプト 一回目 は、うわぁ…って思うけど、二回目読んだら何だか笑えてきて、三回目も読んじゃった。 読めば読むほど笑えてくる。 何がそんなにツボなのか自分でも分からないけど、笑っちゃう。 でも、こんな反応はたぶん特殊なので、笑いを求めて読まないように。 にべもなく、よるべもなく 好きか嫌いかは別にして、一編の小説として、一番良いと思ったのはこれ。 作家、加藤シゲアキ。思春期や若い人の心の揺れややるせなさを描くのがうまいなぁって思う。 傘をもたない蟻たちは。 降り注ぐ人生の失敗から、恥から、後悔から逃げるすべはなく、ただうろうろと濡れるしかないけれど、それでも生きていくのですね。
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著者初の短編集らしく、展開が急すぎるように見える部分もあったけど、設定もキャラクターもストーリーも魅力的な話ばかりでした。 「イガヌの雨」は、「イガヌってなんだよ」って思いながら読んでたけど、読後にはイガヌを食べたくなった。 「にべもなく、よるべもなく」 違うことと理解することの...
著者初の短編集らしく、展開が急すぎるように見える部分もあったけど、設定もキャラクターもストーリーも魅力的な話ばかりでした。 「イガヌの雨」は、「イガヌってなんだよ」って思いながら読んでたけど、読後にはイガヌを食べたくなった。 「にべもなく、よるべもなく」 違うことと理解することの本質のような気がした。違ってたっていい。理解できなくたっていい。それでも好きなことに変わりはない。
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5/18 世にも奇妙な物語なのか?これは… 非日常ではなくてあくまでも毎日を描いているのだが、それすらも不思議な世界に感じられる。 加藤シゲアキさんの本をもっと読みたい 好きな作家の1人になりました!
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鼻水が止まらんw ってな事で、加藤シゲアキの『傘をもたない蟻たちは』 染色 Undress 恋愛小説(仮) イガヌの雨 インターセプト にべもなく、よるべもなく の6つの短編集。 やっぱり加藤シゲアキは凄ぇなぁ! それぞれ短編じゃけど引き込まれる内容。 恋愛、サスペン...
鼻水が止まらんw ってな事で、加藤シゲアキの『傘をもたない蟻たちは』 染色 Undress 恋愛小説(仮) イガヌの雨 インターセプト にべもなく、よるべもなく の6つの短編集。 やっぱり加藤シゲアキは凄ぇなぁ! それぞれ短編じゃけど引き込まれる内容。 恋愛、サスペンス?、SF、ホラー恋愛(笑)、BL と幅広い内容で楽しませてくれる♪ ホント天才じゃないかな。 映画の監督とかもしたらええ作品が出来るんじゃないかなぁ ってか監督してもらいたい♪ 2019年7冊目
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加藤シゲアキさんらしい作品で面白かった。どの短編も面白かったが、特にイガヌの雨が良かった。 ありえない話だが何十年後かに本当に出てきそう。3食イガヌでも飽きないとは一体どんな味なのかちょっと気になる…。
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人ってのはな、喜ぼうと思っても限界はあるが、悲しもうと思うと際限なく悲しむことができる。だったら最初から悲しまねえことだ。なにがあってもわしは悲しんだりしない。ただの出来事として受け入れる。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
加藤シゲアキの短編集~~~! 染色は切ない、undressは衝撃的、恋愛小説(仮)は悲しい、イガヌの雨は不思議、インターセプトは天才、にべもなく、よるべもなくはオチが最高でそれぞれ全部良かった~~~!加藤シゲアキ2冊目!あと2冊目あるから次もその予定。 にべもなく、の喜びは有限悲しみは無限。ただ出来事として受け入れるって言葉が天才過ぎた…!
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加藤シゲアキが小説を書くことも、ジャニーズのアイドルだということも知らなかった。昨日の自分と今日の自分は少し違う。あるできごとを境に見える風景は全く違ってしまう。それをうまく書いている。短編集。
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全ての短編、この人達これからどうなるんだろう。と物語が終わり切らなず、切り取られた一瞬をたまたま覗いてしまった印象を受けました しげのお話久しぶりに読んだなぁ
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