持たない幸福論 の商品レビュー
これってダンマだね。一言で言えば。 囚われない生き方。幸せに生きる方法。 <以下引用> 僕が生きるうえで大事にしていること。 1 一人で孤立せずに社会や他人との繋がりを持ち続けること。 2 自分が何を好きか、何をしているときに一番充実や幸せを感じられるかを、ちゃんと把握するこ...
これってダンマだね。一言で言えば。 囚われない生き方。幸せに生きる方法。 <以下引用> 僕が生きるうえで大事にしていること。 1 一人で孤立せずに社会や他人との繋がりを持ち続けること。 2 自分が何を好きか、何をしているときに一番充実や幸せを感じられるかを、ちゃんと把握すること。 会社や家族に属さなくても、ネットやシェアハウスでゆるく仲間を作っていれば、孤独にならずにわりと楽しく暮らしていける。 天気の良い日に外をぶらぶら散歩したりすれば十分幸せな気がする。 p.16 働くこと稼ぐことに囚われすぎても良くないが、働かないことに捕われるのも良くない。 知識は人を自由にする。 p.17 幸せとか不幸せは、かなり体調とか気分に左右される。 p.32 息詰まらないことは、ときどき旅をすること。 旅は日常の軽いリセット。 p.58 宇宙から見れば、どうでもいい。 宇宙の数百億年という膨大な時間と、数百億光年という膨大な空間から見れば、一人の人間が何をしようと、どうでもいいことだ。すべては一瞬の些細なこと。 そう考えると、自分の悩んでいることなんでどうでもよくなる。 「すべてはどうでも良いことだから、自分が面白いと思うことだけやればいい」 って思える。 p.68 家族という制度も、イエ制度も、さほど歴史もない。 p.78 自分のペースを守って生きたい。 p.110 楽しく暮らすために一番大事なのは「他人と比べない」ということ。 p.119 居場所があれば生きていける。 p.152 ゆるさを保つ。 p.160 場を自分でつくる。 p.162 公園などにブルーシートを敷いただけで、オフ会をやる。 会場代もかからない。 p.166 滅びたらまた新しいのをつくればいい。 p.172
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生き方指南と言う意味で、こういう生き方もあり、だとは思いました。ちょっと疲れたときに読むと、力の抜き方がわかるんじゃないかな、と思います。
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phaさん、やっぱり一貫してるなぁ。こういう内容を本で書いてしまうと、本人が考えていることと誤解が起きたりしそうやけど。文章を読むだけでも、押しつけがましくなく、それでもしたたかな方なのでは、と思った。宮沢賢治が大元らしいけど、社会と個人のなかを人間がどうやって生きていくのか、そ...
phaさん、やっぱり一貫してるなぁ。こういう内容を本で書いてしまうと、本人が考えていることと誤解が起きたりしそうやけど。文章を読むだけでも、押しつけがましくなく、それでもしたたかな方なのでは、と思った。宮沢賢治が大元らしいけど、社会と個人のなかを人間がどうやって生きていくのか、それを図で示してくれたのはめっちゃ共感したし、わかりやすかった。
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読み手によって評価が二分する本だと思う。 あと最初に言っておきたいのがこの本は決してノマド的な生き方の指南をしているわけではないということ(レビューにそこを期待している人がいた)。 私も著者のような生き方を体現している一人で、そのような生き方をしようと思ってしたのではないことは...
読み手によって評価が二分する本だと思う。 あと最初に言っておきたいのがこの本は決してノマド的な生き方の指南をしているわけではないということ(レビューにそこを期待している人がいた)。 私も著者のような生き方を体現している一人で、そのような生き方をしようと思ってしたのではないことは確かなのだが、ゆえに共感できる部分が多かった。 営利企業に努めて働けるだけ働き、稼げるだけ稼ぐことをよしとする思想で育てられ、育ってきた人には理解不能でしょうし、ただの負け犬の遠吠えにしか聞こえないようなこともあると思います。 この本を一言で良い表すならば、「京大出身で読書好きな語彙力と知的バックグラウンドの豊富な人間が資本主義社会からはみ出た人生の送り方を個別具体的な例を上げて紹介する本」でしょうか。 よってこのような人生を送っている人は古今東西いたとは思いますが、わかりやすい表現で書籍化した例はそこまで多くはないと思います。 この本の良い点は著者の主観で進めていても、引用はしていなくてもその考え方には今まで存分に論点となってきた事象が含まれている点です。 例えば著者の考えにはマルクス主義も含まれていますが、実際マルクスの話はでてきません。でも資本論(その他資本論解説書など)を読むと、著者の考えに共通するものがあります。 おそらく資本論の類を読んだことがあるとは思うのですが、それを作品の中では引用していないのです。 このような部分は多少ありまして、「この話他の本で読んだことあるな」がそこそこありました。 よって「具体的に何をどう主張したいの?」という疑問にストレートに回答していく作りになっておらず、ダラダラと話が続くため最初に述べたとおり読み手を選びます。 が興味があれば読んでみても損はないと思います。 京大出身か、頭脳明晰か、といったものは多少は話題にはなると思いますが、この本が注目されるのは実際に年収100万くらいでも十分に自活しようと思えばできることを体現していることが最大の要因でしょう。 サークル、インターネットなどといった著者のいうお金以外の「ツール」を活用することで「協力」しながら生きていっているという事実がこの本に作品としての価値を与えているのだと思います。 個人的な意見として、著者の言うように現代も歴史の流れの一つであり、今後も十分に変わっていく、その転換期の最中なのだから、生き方、働き方も多様化してもいいのではないかな、と思います。
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2015/07/25 http://news.livedoor.com/article/detail/10387877/
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会社で働き続けることをやめた筆者が、人生の中でやめられるもの、必要なものをまとめている。 働かない、お金に縛られないことは固定費を抑えること、レジャーや暇つぶしを安価にすることで可能になる。家族を作らない、も必ずしも固定された人間関係をつくらなければ、とか子供がいなくては、と思わ...
会社で働き続けることをやめた筆者が、人生の中でやめられるもの、必要なものをまとめている。 働かない、お金に縛られないことは固定費を抑えること、レジャーや暇つぶしを安価にすることで可能になる。家族を作らない、も必ずしも固定された人間関係をつくらなければ、とか子供がいなくては、と思わなければ可能。つまり、戦後に作られた幸せの形を追い求めなければ、持たない生活は可能になる。そもそも、社会環境の変化が大きすぎて、ステレオタイプな幸せの形はなかなか手に入りづらくなっているのが現状である。 しかし、居場所は必要で、一人暮らしよりもシェアハウスのようなところで、ゆるく個人が繋がることは必要とのこと。
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働きたくない。 しかしまあ、一般的シェアハウスはウェイ感満載なのだろうし相容れないと思うんだけど、ニートとかギークとか言ってるならそうでもないのかなあ… そうでもない人たちが集まったシェアハウスなのかね うーむ
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
この本は「世間の常識」を否定するわけではなく、「世間の常識」から少し離れて物事を考えてみることを勧めているのだろう。 常識に縛られず、自分の気持ちを認識した上で自分の生き方を決めるのがいいのだろう。 「お金に縛られない」というのは自分の理想と似ている。自分自身、苦労してまでお金が欲しいとは思わないので。 だったら節約能力を身につけ、無理しない程度に働けたらいいなと思ってしまう。 一つのものに固執せず、複数のモノ・人・居場所を持つことは、いざという時の逃げ場所になる。
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お金と時間さえあればこれぐらい緩い生活をしたいなあと思わせる。 他人を気にしすぎなのはわかる。 自分もこんな生活が目標。
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タイトルどおり、著者の持たない生き方と幸福の関係について語られている。 「今は今までの歴史の中で一番なんでもできる自由な時代だ」 生きづらいならば、なんとなく持っている義務感を捨てさろう。 ◯所有と義務 著者が「お金を得るためには働かなければいけないという厳然たる宇宙の法則」...
タイトルどおり、著者の持たない生き方と幸福の関係について語られている。 「今は今までの歴史の中で一番なんでもできる自由な時代だ」 生きづらいならば、なんとなく持っている義務感を捨てさろう。 ◯所有と義務 著者が「お金を得るためには働かなければいけないという厳然たる宇宙の法則」と表現するように、 生活コストの増加は働く義務の増加を意味する。 「何か物を持つということはその管理コストを抱えるということでもある。」 物の所有はコストを増加させる。 ロバート・キヨサキ「金持ち父さん 貧乏父さん」の一節「資産とは、あなたのポケットにお金を入れてくれるもの」「負債とは、あなたのポケットからお金を奪っていくもの」を思い出した。 タイトルの「持たない幸福論」は、負債を持ってはいけないということだと理解した。 ◯能力の限界 著者は自分の体力、気力の限界を知っている。 長期間、重労働を続けられるというのは過信。 副題の「働きたくない、家族を作らない、お金に縛られない」は、過大なコミットをして負担を負うなと理解した。 まともな人間はやっている、とされることをすべて満たすハードルは非常に高い。あきらめてよい。 ◯人生の意味 人生に意味などない。しかし人間は意味がないことには耐えられない。だから、本能や論理、直観、社会の慣習、何でも使えるものは使って意味を見いだしていけばよい。 価値は客観的にあるものではなく、自分で適当に決めてよい。 ◯幸福のコア 著者は、生きるのに本当に大事なことは以下の2つだという。 「一人で孤立せずに社会や他人との繋がりを持ち続けること」 「自分が何を好きか、何をしているときに一番充実や幸せを感じられるかをちゃんと把握すること」 最低限満たされていないと不幸になるものがあるので、きちんと押さえる。 トム・ラスとジム・ハーターの「幸福の習慣」を思い出した。 ◯家族(家庭)の機能 恋愛、セックス、共同生活、モチベーション、財産のシェア、育児や介護。 さまざまな機能があって強力、実績もある。 しかし、これらの機能を家族だけで達成する必要はない。家族が最適とも限らない。 シェアハウスなど、他のシステムの力も借りてよい。 ◯ゆるやかなコミュニティ 複数のコミュニティに所属する。 場所をつくる。 中心になる必要はない、眺めている程度でよい。 去るものは追わず、来るものはたまに拒む。 滅びたらまたつくる。
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