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幽霊塔 の商品レビュー

3.9

68件のお客様レビュー

  1. 5つ

    15

  2. 4つ

    27

  3. 3つ

    14

  4. 2つ

    2

  5. 1つ

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2024/09/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

江戸川乱歩がリライトしたというお話。乱歩本人も前書きで語っているが、推理ものではなく、ちょっとした冒険モノみたいな感じだった。ヒロインの秋子の正体などの秘密もほぼほぼ予想通りだったものの、それに至るまでの過程が予想外すぎて面白かった。真犯人以外のほとんどの人たちがハッピーエンドを迎えるのも個人的には良かった。秋子さんは結局ぎん子に名を戻したんだろうか。そこの描写があやふやだったのでちょっと気になった。

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2024/08/13

プライムリーデイングで。翻案本らしいが 乱歩好みらしいお話。最後謎解きがうまくさばかれるところはさすが。ただそれでも解明されない謎もある。迷宮の部分はこういうのが好きな人たちにはたまらないだろうと思いました。

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2024/06/25

面白かった〜! 夜に読まなくて良かったかも 途中、作者のことがすっかり頭から抜け落ちてて、 「文体が少年探偵団みたい、スリリングで楽しい!」 と思ったところで 「アッ、そういえば江戸川乱歩だった!」 となった

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2024/06/10

乱歩の著作で1番好き!!!!!!! この本は中学生の時に図書館で見つけて、駿監督の絵も相まって、塔のイメージが膨らみ、とても気に入っています。

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2024/03/30

家族からのお薦めで初めて江戸川乱歩を手に取りましたが、すごく面白かったです!夢中で読みました。しかもカラー口絵は宮崎駿…!ジブリ大好きなので嬉しいです。

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2024/03/05

色々なオマージュを先に見た上で。 ミステリ慣れして無い中でも人間関係がわかりやすく、かつ主人公より周りの人々の個性が強く面白かった。 時計塔の描写では口絵の宮崎さんの図がためになったり読みやすく感じる。

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2024/01/20

連載ものなので章ごとに引きが強く、続きを煽りまくっていてちょっと面白い。お話はやはり時代がかっており、主人公も高等遊民のおぼっちゃまということもあり、どうしてもツッコミどころがあるのですが、乱歩独特の語り口と怪しく魅力的な世界観にどんどんと引き込まれます。 宮崎駿の口絵ページは読...

連載ものなので章ごとに引きが強く、続きを煽りまくっていてちょっと面白い。お話はやはり時代がかっており、主人公も高等遊民のおぼっちゃまということもあり、どうしてもツッコミどころがあるのですが、乱歩独特の語り口と怪しく魅力的な世界観にどんどんと引き込まれます。 宮崎駿の口絵ページは読了後に読むほうがわかりやすくておすすめ。翻案の顛末についての解説があったりして読み応えがありました。ここから『カリオストロの城』の創作に繋がっているなんて感激。

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2023/12/15

★そこでは、この世のあらゆる不可能が可能にされていたといっても過言ではない。(p.2) ■メモ ・江戸川乱歩さんらしい大風呂敷と「しゅうー」と最後にしぼんでいく感覚。 ・いちばんの売りは、やはり巻頭にある宮崎駿さんのカラーページでしょう。 ・昔、春陽堂文庫の江戸川乱歩全集的なな...

★そこでは、この世のあらゆる不可能が可能にされていたといっても過言ではない。(p.2) ■メモ ・江戸川乱歩さんらしい大風呂敷と「しゅうー」と最後にしぼんでいく感覚。 ・いちばんの売りは、やはり巻頭にある宮崎駿さんのカラーページでしょう。 ・昔、春陽堂文庫の江戸川乱歩全集的ななにかを読破しているんでたぶん読んだことはあるんやろうと思うんですが、まったく覚えてまへん。ついでに黒岩涙香の『幽霊塔』も青空文庫で読んでますが微かな雰囲気の記憶だけでこちらもほぼ覚えてなかったんでどんくらいちゃうんか曖昧な感じです。 【時計塔】渡海屋市郎兵衛が建てた時計屋敷。三階建西洋館。いろいろ仕掛けがあるもよう。建てた渡海屋自身が脱出でけへんでどっか内部で死んだゆう噂があり、ひとつ前の所有者お鉄婆さん殺害事件が起こった。ところが、居住空間として以外、出番がほとんどあらへんです。せっかく題名になってんのにもっと活躍してほしかったなあ。物語の大半がこの中のできごとって感じでもよかったんやないかなあ。ある意味看板に偽りありやなあ。 【北川光雄】主人公の「私」。高等遊民で働く必要なし。うらやましいこって。時計塔を手に入れた元判事、児玉丈太郎の甥。正義漢ではあるんやけど短慮で軽薄な言動、とてもやないけど信頼でけへんタイプです。野末秋子に惚れる。顔のよさと心根のよさを混同するタイプ。婚約者として三浦栄子がいるが性格が悪く図々しいので嫌っている、というか、好みのタイプではないようで、そこに秋子さんとの出会いがあったもんやから… 【野末秋子】物語の「謎」部分を担う人物。その「使命」とは? お鉄婆さん殺害事件との関わりは? その正体は? 左腕の腕輪は? いつも猿を連れてる肥田夏子との関係は? 結婚を強要してきている弁護士黒川太一との関係は? 蜘蛛屋敷「養虫園」のあるじ岩淵甚三との関係は? 結婚できないという理由は? 彼女の「神様」とは? なんでもかんでも秘密にせんと気がすまへんタイプ。ある程度ぶっちゃけてまえばええのにと思うたり思わんかったり。ま、それではお話にできへんか。

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2023/11/26

今まで読んだ本の中で1番好きな本です。 これを読もうと思ったきっかけが、表紙の絵を宮崎駿さんが描いているというだけの理由で読もうと思いました。 1回目読んで見ると当時の私には難しく理解するのに時間がかかっていましたが、調べて内容を理解していくうちに話にのめりこんでしまいました。 ...

今まで読んだ本の中で1番好きな本です。 これを読もうと思ったきっかけが、表紙の絵を宮崎駿さんが描いているというだけの理由で読もうと思いました。 1回目読んで見ると当時の私には難しく理解するのに時間がかかっていましたが、調べて内容を理解していくうちに話にのめりこんでしまいました。 浅はかですが、愛って凄いなと思いました。 是非生きているうちに読んで欲しい本だと思いました。

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2023/10/22

 江戸川乱歩さんの児童向けサスペンスはツッコミ所も多いが、それよりスリルやヤキモキさせることを重視しているので、現代の宮部みゆき や東野圭吾と似たような”ぞくぞくワクワク体験”的な面白さを感じました。  宮崎駿さんによる、原作(A Women in Grey)の説明や黒岩→乱歩...

 江戸川乱歩さんの児童向けサスペンスはツッコミ所も多いが、それよりスリルやヤキモキさせることを重視しているので、現代の宮部みゆき や東野圭吾と似たような”ぞくぞくワクワク体験”的な面白さを感じました。  宮崎駿さんによる、原作(A Women in Grey)の説明や黒岩→乱歩の大衆小説化への解説、なにより時計塔の絵が素晴らしいです。  今の時代だと色々NGで映像化は無理そうですが...。

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