幽霊塔 の商品レビュー
小学生の頃、少年探偵団にハマっていた記憶が蘇った。古くて暗くて得体の知れない怖いものにゾッとする感じがやはり良い。
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幽霊塔 著作者:江戸川乱歩 発行者:岩波書店 タイムライン http://booklog.jp/timeline/users/collabo39698
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ブクログさんのお薦め本になっていたので、読んでみました。 本書は宮崎駿さんが三鷹の森ジブリ美術館での企画展示を構想し解説パネルを描く際に読み込んだ、江戸川乱歩の『幽霊塔』を中学生から読めるように振り仮名を増やして校訂を行ったものだそうです。 宮崎駿さんの余談、元本となったウィ...
ブクログさんのお薦め本になっていたので、読んでみました。 本書は宮崎駿さんが三鷹の森ジブリ美術館での企画展示を構想し解説パネルを描く際に読み込んだ、江戸川乱歩の『幽霊塔』を中学生から読めるように振り仮名を増やして校訂を行ったものだそうです。 宮崎駿さんの余談、元本となったウィルキー・コリンズ『白衣の女』、アリス・M・ウィリアムスン『灰色の女』、黒岩涙香との関係、絵コンテも少しついています。 この本の主人公の私は北村光雄というまっすぐな行動力のある高等遊民の青年です。 ヒロインは絶世の美女の野末秋子、苛酷すぎる試練を経験しています。 光雄の叔父が幽麗塔を買いとり、謎の美女の秋子を養女にするところから物語は始まります。 光雄には許娘の三浦栄子がいましたが、栄子は性格が悪く、光雄は秋子と想い合うようになります。 栄子は秋子を陥れようとします。 秋子は栄子に恨みを買って殺されそうになります。 その後栄子は首なし死体となって発見されます。 そして数々の事件が起こりますが、どの事件も秋子が犯人だと疑われます。 そして、秋子の秘密の使命とは何か? 秋子は本当に犯人なのか? 光雄には黒川というライバルも出現します。 光雄と秋子の運命やいかに…! 他にも探偵、謎の薬屋やら蜘蛛屋や博士まで多彩な人物が登場し、謎に包まれたストーリー。 最後の大円団まで一気読みでした。 大人も童心に返って楽しめる冒険活劇です。 そして、宮崎駿さんの絵にはなごめます。
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以前、コミックで読んだのは黒岩涙香版でした。さらに江戸川乱歩がリライトします。これは読みやすく、展開にメリハリがあって映画的です。(映画化してほしい!) 宮崎駿さんの絵があるというので楽しみでしたが、挿絵ではありませんでした。本作には時計台のある洋館や迷路、絶世の美女から怪人や怪...
以前、コミックで読んだのは黒岩涙香版でした。さらに江戸川乱歩がリライトします。これは読みやすく、展開にメリハリがあって映画的です。(映画化してほしい!) 宮崎駿さんの絵があるというので楽しみでしたが、挿絵ではありませんでした。本作には時計台のある洋館や迷路、絶世の美女から怪人や怪婦人まで登場するので、宮崎さんの挿絵があると楽しさが倍増するのに。映画化するとヒロインは誰がふさわしいでしょうね。あ〜面白かった。
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宮崎駿さんの解説に興味持って買った本。 冒頭になる宮崎さんの10ページほどの漫画解説も面白かったけど、本そのものが素晴らしい!!さすが江戸川乱歩。たしかに映画にすると面白そうだなー。とにかく色んな事件が次から次へと起きるので、視聴者を飽きさせなくて映画向きだと思う。ラブストーリ...
宮崎駿さんの解説に興味持って買った本。 冒頭になる宮崎さんの10ページほどの漫画解説も面白かったけど、本そのものが素晴らしい!!さすが江戸川乱歩。たしかに映画にすると面白そうだなー。とにかく色んな事件が次から次へと起きるので、視聴者を飽きさせなくて映画向きだと思う。ラブストーリーでもあるし。 しかし、ゼンマイとかの機械好きにはたまらない設定だろうなw 宮崎さんがこの作品にインスパイアされて、後に「カリオストロの城」を作ったという話も頷ける。この人、機械とか戦闘機とかホントに好きだもの。 宮崎さんにぜひ長編アニメーションにしてほしいところですが、さすがに年齢的に難しいか。。残念。。 本は300ページくらいなのですぐに読めます。 宮崎ファンじゃなくても、小説として一級品なのでおススメです。 原書の「灰色の女」や黒岩涙香の「幽麗塔」も機会あったら読んでみよ。
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宮崎駿の漫画が巻頭に付いた、ハードカバー特別版。ジブリ美術館での展示公開記念発行版。ブックオフで見つけた時は、びっくり!即購入して「雑想ノート」などとともにコレクションにくわえた。内容はまさに江戸川乱歩。
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おもしろかったー! スリルとレトロとオシャレ 全然怖くなかった。 ジブリの次の脚本としか思えない・・・ やはり宮崎駿の口絵の力がすごい
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★★★★☆ こういうの「ジュブナイル」って言うの? きっちりした謎の論理的な解明よりは雰囲気を楽しむものなのかもしれない。自分の知らなかった昔の時代を垣間見れる。豚肥え夫人という表現とかどういうメンタリティだったの、当時? 長崎-東京間が汽車で20時間とは! いろんな場面で相手と...
★★★★☆ こういうの「ジュブナイル」って言うの? きっちりした謎の論理的な解明よりは雰囲気を楽しむものなのかもしれない。自分の知らなかった昔の時代を垣間見れる。豚肥え夫人という表現とかどういうメンタリティだったの、当時? 長崎-東京間が汽車で20時間とは! いろんな場面で相手と口約束しちゃって大丈夫?って思うけれど、信じるしかない時代だったのか? 愛していても罪を犯した人間とは結婚できないって、殺人の嫌疑とか牢破りとか、今よりも罪が重く感じられていたのか? 家名に傷を付けてはならない、みたいなことなのかな。探偵(実際は警察官)をボコボコにしたら、この時点で 捕まるほどの犯罪なんじゃないの? 北川が短剣で刺された謎がよく分からなかったな、方法や理由など。「もし結婚するとしたらわたしと~」は峰守ひろかず『こぐちさんと~2』とリンク。
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いまは一冊でも本が欲しいホラー……。 というわけでこれを思い出しました。 宮崎駿のイラストなんで、いけるでしょう。 小中高、買い!! 2018/12/17 更新
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