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の商品レビュー

3.6

284件のお客様レビュー

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2018/09/11

やはり中国の歴史をある程度理解していないと この世界観に入り込むことが難しいので 予備知識として少しあの時代の中国を調べてから読む。 うん十年前に読んだ、大友克洋の「気分はもう戦争」を再読でもいいのかな。 ダメか。

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2018/09/01

台湾人青年の1970~80年代における青春記とちょっとしたミステリーを交えた小説。 当時の台湾と中国の関係も綿密に描かれている。 読む前は、台湾建国時を記した一代サーガの小説家と思っていたが、実際は主人公葉秋生の半生記だった。 敬愛する祖父を殺した犯人を捜し求めることや、真剣に愛...

台湾人青年の1970~80年代における青春記とちょっとしたミステリーを交えた小説。 当時の台湾と中国の関係も綿密に描かれている。 読む前は、台湾建国時を記した一代サーガの小説家と思っていたが、実際は主人公葉秋生の半生記だった。 敬愛する祖父を殺した犯人を捜し求めることや、真剣に愛した幼馴染との理不尽な別れ、悪友とのスリリングな事件等、様々なことがおこるのだが一貫して秋生は冷めている印象を受けた。 文章は読みやすく、ぐいぐい読める。祖父を殺した犯人がわかり始めるあたりから、ちょっとしたミステリー要素も入ってくるので、読む速度が加速した。

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2018/07/06

雑多、土埃、大陸、暴力、些少な面子、建前、幻想、夢物語、色恋沙汰、そして暴力、戦争、無力感、勧善懲悪の無意味さ、様々なワードが心に残りスッキリはしないが、こういう時代があったのだろうと汲み取るにせつない

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2018/07/08

台湾の歴史について全くの無知。戦争の悲惨さはやはり学んでいかないといけない。 歴史に追われながら、暴力と青春を駆け抜けた主人公は、誰が祖父を殺したかを探す。時代に流された大河小説。 復讐は連鎖する。逃げる事はできない。宿命だと認めなければいけない。そして先に進むのだ。 若者は...

台湾の歴史について全くの無知。戦争の悲惨さはやはり学んでいかないといけない。 歴史に追われながら、暴力と青春を駆け抜けた主人公は、誰が祖父を殺したかを探す。時代に流された大河小説。 復讐は連鎖する。逃げる事はできない。宿命だと認めなければいけない。そして先に進むのだ。 若者は喧嘩にくれ、恋をして、仕事につき、自分を見つける旅に出る。 一生懸命に生きて、何を得るのか?残酷な歴史にも、自分自身にも、けっして目を背けてはいけない。

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2018/04/22

戦後の台湾の歴史の流れを垣間見ることができる。 読み始めは、登場人物の名前を整理するのに時間がかかったが、物語にドンドン引き込まれていく。 暴力的な話が多数出てくるが、幽霊やこっくりさんの話もあって、ミステリアスな台湾を感じる。 私も子供の頃流行ったな〜。キョンシーとか、台湾から...

戦後の台湾の歴史の流れを垣間見ることができる。 読み始めは、登場人物の名前を整理するのに時間がかかったが、物語にドンドン引き込まれていく。 暴力的な話が多数出てくるが、幽霊やこっくりさんの話もあって、ミステリアスな台湾を感じる。 私も子供の頃流行ったな〜。キョンシーとか、台湾から来てたんだな…。 「流」という題名は、物語を読んで、なるほどと思う。 どんな事象があっても、時は流れていく。 そういうものなのだということ。

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2018/03/31

本を読むことで知るアジア。 近いのに知ることのなかった台湾。 少し前の日本のような懐かしさ。 もっと知らなければ、と感じさせられた。

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2018/02/15

時計は動き続ける。暗い過去も多くの犠牲も乗り越えて。失敗を重ね、ある部分は成長し、ある部分は成長しきれず、そして時に成長を頑なに拒む。全てを「時代」と片付けたくはないが、動き続けることでワンランク上の人格が形成されて行く。狐火のようにメラメラと燃えながら。

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2018/02/12

【まったく知らないけど、他人事ではない世界】 1975年台湾、17歳の主人公・葉秋生は祖父の死体の第一発見者となる。祖父は浴槽で何者かに殺されてしまった。秋生は犯人を捜すが見つからなかったが、1984年、遂に事件の真相に近づく。 1975年頃の台湾の情勢に私は無知だし、台湾の...

【まったく知らないけど、他人事ではない世界】 1975年台湾、17歳の主人公・葉秋生は祖父の死体の第一発見者となる。祖父は浴槽で何者かに殺されてしまった。秋生は犯人を捜すが見つからなかったが、1984年、遂に事件の真相に近づく。 1975年頃の台湾の情勢に私は無知だし、台湾の若者が兵役に出ることも知りませんでした。 また、母国を離れたり、内戦も経験をしたことのない私はこんな世界があるのかと驚き、それが起こっているのは近隣の国で日本も無関係ではないと思うと、無知だからといって人ごととは思えない複雑な気持ちになりました。 怨みや逆襲は、また怨みや逆襲を生み出し、負の連鎖が切れない悲しさがありました。 一方で、葉秋生と毛毛の青春の熱っぽさや、お家族やご近所さんの日常のやりとりは懐かしさも感じるところがありほっとしました。 青春と危なっかしさと、自分のルーツ。読みながら映画「パッチギ」が頭の中に浮かんできたのは、そういうところが共通するのでしょうか。

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2018/01/04

なんかよく見ると思ったら直木賞受賞の作品だったんですね。う~ん、可もなく不可もなく。読みやすくもなく読みにくくもなく。

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2017/12/14

直木賞受賞だから私好みかも(^^)♪と思って読みはじめたら、時代背景は解らないし、登場人物の名前(漢字)が読めない、覚えられない(T-T)となかなか大変だった~( ´Д`)でも中盤からはそれにも慣れて、この世界にスルスルと入っていけた(^-^)でも感想は一昔前の昼ドラマにありそう...

直木賞受賞だから私好みかも(^^)♪と思って読みはじめたら、時代背景は解らないし、登場人物の名前(漢字)が読めない、覚えられない(T-T)となかなか大変だった~( ´Д`)でも中盤からはそれにも慣れて、この世界にスルスルと入っていけた(^-^)でも感想は一昔前の昼ドラマにありそうな話?(^^;)

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