私と踊って の商品レビュー
いろいろごちゃまぜになった短編集。後ろに恩田さんの解説があって、読了後にへーって思いながら読んでいました。ほんと、恩田さんらしい短編集。ミステリーっぽいのとか、ホラーとか、SFとか、いろんなジャンルの短編があって、恩田さんが出してる本の要素をかき集めたようなイメージ。この文章の雰...
いろいろごちゃまぜになった短編集。後ろに恩田さんの解説があって、読了後にへーって思いながら読んでいました。ほんと、恩田さんらしい短編集。ミステリーっぽいのとか、ホラーとか、SFとか、いろんなジャンルの短編があって、恩田さんが出してる本の要素をかき集めたようなイメージ。この文章の雰囲気が好きだなあと思いながら読みました。もう一回読みたい。「交信」「東京の日記」は面白いなあと思いました。
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恩田ワールドの短編集 ありそうで、でもきっと無い、ちょっと怖い物語を連続して読んでいると、日常からリアルさが無くなっていくから不思議。 本から目を離したら、きちんと今に戻らねば。
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私と踊ってはおもしろかったな。見えるものにしか見えない世界、その中にある孤独がよく描かれている。 あと土地や場所に意思や力があることをテーマにした作品の示唆になるのか、それは人の思いや意識が土地に宿ったと考えているような作品もあったな。その考え方は面白い。
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恩田陸の引き出しの多さが遺憾なく発揮されたお得な短編集。お気に入りは「思い違い」と「二人でお茶を」。恩田陸本人による作品解説が面白い。
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短編集。 「二人でお茶を」一番好き。ディヌ・リパッティを聞いてみたい。「弁明」中庭の出来事を読み返したい。「死者の季節」恩田陸っぽい。生の裏に死がある。
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あらすじ(背表紙より) パーティ会場でぽつんとしていた私に、不思議な目をした少女が突然声をかける。いつのまにか彼女に手をひかれ、私は光の中で飛び跳ねていた。孤独だけれど、独りじゃないわ。たとえ世界が終わろうと、ずっと私を見ていてくれる?―稀代の舞踏家ピナ・バウシュをモチーフにした...
あらすじ(背表紙より) パーティ会場でぽつんとしていた私に、不思議な目をした少女が突然声をかける。いつのまにか彼女に手をひかれ、私は光の中で飛び跳ねていた。孤独だけれど、独りじゃないわ。たとえ世界が終わろうと、ずっと私を見ていてくれる?―稀代の舞踏家ピナ・バウシュをモチーフにした表題作ほか、ミステリからSF、ショートショート、ホラーまで、彩り豊かに味わい異なる19編の万華鏡。
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書きたい箇所だけを書き留めた一冊という印象。一話一話が短いので、とりとめのない物語にしてしまっている気がする。 お気に入りは《少女界曼荼羅》 これは長編とは言わない、中編として是非続きを書いて欲しい。世界が固定されていない、日によってあっちへフラフラ、こっちへフラフラと一定の範囲...
書きたい箇所だけを書き留めた一冊という印象。一話一話が短いので、とりとめのない物語にしてしまっている気がする。 お気に入りは《少女界曼荼羅》 これは長編とは言わない、中編として是非続きを書いて欲しい。世界が固定されていない、日によってあっちへフラフラ、こっちへフラフラと一定の範囲内で移動してしまう世界の物語。キーになる「少女」とは一体なんだったんだろう。座敷童みたいなのをイメージしてたけど良い者なのかな。座敷童が固定されていた世界を動かす? ちょっと違うかな。
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再読4回目。短編集は好きですが、もうちょっと一話ずつが長めな方が好みです。でも、ホラーなんだかミステリーなんだかよく分からないジャンルは大好物です。
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これは面白い! 短編本来の味わいと 恩田陸の持ち味がぎゅっと詰まった一冊。 一番最後の「東京の日記」は2010年に書かれた近未来小説だけど、いかにも起こりそうで怖い。
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表題作はとてもよかった。巻末の作品も、解説を読めばなるほどと思った。 全体的にオチがないというか「書きたいシーンだけを書きました」といった風。長編作品の一部を切り取ったようなものが多い。 【購入本】
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