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太宰治の辞書 の商品レビュー

3.4

113件のお客様レビュー

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2015/12/23

太宰治の作品を読んでいない私には難しい内容だった。人物の相関図も、空飛ぶ馬しか読んでないから、主人公の編集者の女性があの時の女学生だったんだと気付いたのは円紫さんが登場してから。全体的に文学について論文を読まされているような気になり自分の読解力不足を感じてしまった。図書館で借りた...

太宰治の作品を読んでいない私には難しい内容だった。人物の相関図も、空飛ぶ馬しか読んでないから、主人公の編集者の女性があの時の女学生だったんだと気付いたのは円紫さんが登場してから。全体的に文学について論文を読まされているような気になり自分の読解力不足を感じてしまった。図書館で借りた本。

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2015/12/27

「太宰治の辞書」北村薫 17年ぶりの<私>シリーズ、当時女子大生の<私>も一緒に歳を重ねていて、連れ合いと中学生の息子がいて、出版社の編集者になっていました。 <私>シリーズは日常のミステリーを<私>と落語の円紫師匠が解決してゆくスタイルで北村薫のデビュー作でした。 今まで日常の...

「太宰治の辞書」北村薫 17年ぶりの<私>シリーズ、当時女子大生の<私>も一緒に歳を重ねていて、連れ合いと中学生の息子がいて、出版社の編集者になっていました。 <私>シリーズは日常のミステリーを<私>と落語の円紫師匠が解決してゆくスタイルで北村薫のデビュー作でした。 今まで日常の起きた事と本に関する事を解き明かしいましたが、本書では日常の出来事や謎が無く、本にまつわる事が中心で遊びのなさを感じましたが、花火、女生徒、太宰治の辞書の3部で構成されて、変わらなく文章の描写が繊細で魅力的ですが、登場している本の大半を読んでいない私は北村さんからこのくらいは読みなさいと宿題を出された感じです。 図書館で借りましたが、太宰治をしっかり読み直して、この本が文庫になった時に買って再読したくなりました。

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2015/12/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

《私》が随分年をとって母になっていた。ちょっとショック。。 また一段と文学の深い内容で私には難しくてアウェー感はんぱなく、円紫さんがやっと登場した時にはホッとしました。 又吉や川上未映子などおなじみの名前が出てきたところは興味をひかれた。 太宰の「女学生」とそのもとになった日記を比べたり、間違い探しとか、他の作品にはなかなかない内容で、全体的な雰囲気は嫌いじゃないんだけど、小説としてはやっぱり難しいなあ。

Posted byブクログ

2015/11/30

円紫さんと私のシリーズ!と飛びついたのですが、本編はタイトル通り、太宰の辞書を探す話。 作者ご本人が辞書を探した過程を、私にさせているのかなと思いました。 資料探しってこんな風にするんだなーというのは面白く読めたが、物語として面白かったかといえば微妙です。

Posted byブクログ

2015/11/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

書評だと売れないから円紫さんと私シリーズにしたのかと邪推してしまいました。 ファンのかたごめんなさい。いや、私もファンなんですが! 昔のはもっとストーリーありましたよね。 バターたっぷりのショートブレッドのようにホロホロとくずれるような文章は素敵です。

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2015/11/18

実に久々に刊行された25年後の円紫さんとわたしシリーズ。 円紫さんはほとんど出てこず、中身も文学の探訪。 それでもその分歳をとった自分も重ね合わせながら楽しく読みました。

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2015/11/15

まさかまさかの円紫師匠シリーズもとい《私》シリーズ新刊が出るなんてええええええええ!!!!!本屋で見つけた時の衝撃たるや!!!変わらぬ装丁に叫びそうになったよ!!! しかしてきっちり時間を重ねるこのシリーズ。《私》もすっかり大人の女性。結婚し子供もいる。正ちゃんにも!子供が!高...

まさかまさかの円紫師匠シリーズもとい《私》シリーズ新刊が出るなんてええええええええ!!!!!本屋で見つけた時の衝撃たるや!!!変わらぬ装丁に叫びそうになったよ!!! しかしてきっちり時間を重ねるこのシリーズ。《私》もすっかり大人の女性。結婚し子供もいる。正ちゃんにも!子供が!高校生とか!(震)円紫師匠もお変りなく、多少「豊かに」なられて少しだけ登場。 当初は円紫師匠の日常ミステリみたいな感じでしたが、シリーズを重ねるごとに、小さな糸の絡まりを見つけ、辿り、ほぐすような作品に。 ここでも1つの物語からつながる糸を辿って辿って思わぬところに辿り着くような、開いた本から転がり出た言葉がコロコロ転がって追いかけていくような、そんな話が3本。 ひっそりと、気づかなければ通り過ぎるような何かを拾い上げて追いかけられるような本とは幸せだなと。それを喜んで追いかけていける人の誠実さが眩しい。 根本的には暗がりが落ち着く自分のような人間には眩しすぎるくらいだけど、心の浄化作用は抜群。

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2015/11/14

重箱の隅をつついたらロココ料理が出てきた…奥深い面白さのある本。というかシリーズ。他も読んでみます。

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2015/11/06

円紫さんと私シリーズきたー! まさか続編でるとは思わなかったし、結婚してるとはおもわなかった。 連れ合いすらも名前がでないあたり、さすがである。 今回は太宰がメイン。いろいろ追いかけている感じがすごかった。(どれだけ調べたんだろうか・・・)

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2015/10/28

いやはや、騙されました。途中までほんま話かと、よくある名前と人物設定が、あまりなかったので、ご飯食べるところと落語家さんが出て来て出来好きだと、わかり、まあ太宰治の本もまんまとやられて嫌になったのですが、それまでとりつかれた様に読んだのが、ある日嫌だって成って。中学生だったから、...

いやはや、騙されました。途中までほんま話かと、よくある名前と人物設定が、あまりなかったので、ご飯食べるところと落語家さんが出て来て出来好きだと、わかり、まあ太宰治の本もまんまとやられて嫌になったのですが、それまでとりつかれた様に読んだのが、ある日嫌だって成って。中学生だったから、話の嘘が嫌だったみたいで・・懐かしい

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