風と共に去りぬ(第1巻) の商品レビュー
中学生の頃、チャレンジして、あっさり挫折した名作が、新訳になっているというのを、今日書店で見つけて、飛びついてしまった。 だから書店散策はやめられない。 読みやすく、なっているようです。
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とりあえず1巻を読了。スカーレットの性格が他の誰にもない本当に主人公キャラで大好き。タラやスカーレットの恋愛事情の進展を期待して2巻を読みたいと思う。
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タイトルがあまりにも有名かつ、カッコいい、その上全5巻の長編なので「高尚な文学作品なんだろうな」などと思い読んでこなかった作品ですが、読んでみると、予想以上にとっつきやすい作品でした。 何よりヒロイン、スカーレット・オハラのキャラクターに、いい意味で予想を裏切られました。 言っ...
タイトルがあまりにも有名かつ、カッコいい、その上全5巻の長編なので「高尚な文学作品なんだろうな」などと思い読んでこなかった作品ですが、読んでみると、予想以上にとっつきやすい作品でした。 何よりヒロイン、スカーレット・オハラのキャラクターに、いい意味で予想を裏切られました。 言ってしまえば、貴族階級で男子からモテるスカーレットが、自信満々に自分が思いを寄せる男子に告白したら、思いっきりフラれる、というのが話の書き出しになります。 現代的な翻訳の妙味というのもあると思うけど、スカーレットの生意気さ、傲慢さ、勘違い、一方でのフラれてからの現実逃避であったり、周りの見る目を気にしたり、八つ当たり気味の捨て鉢な行動など、 国も時代も違えど、等身大の思春期の女の子の感情や行動がありありと、みずみずしく描かれていたと思います。 高尚な文学というよりも、少女小説、もっというなら少女マンガを読んでいる感覚の方が近かったかもしれません。 このスカーレットの周りに現れるなんとも意味深な男、バトラーの存在も気になるところ。スカーレットの身分の下に隠れた、激しい感情をいち早く気づき、からかってくるバトラーと、それに心惑わされるスカーレットの姿を読んでいて 「いや、これ、マンガやアニメでさんざん見たパターンのやつですやん!」と心中で思わずツッコミをいれました(笑) この時代の文学から、この手のカップルのパターンの黄金律はあったんだなあとしみじみ感じます。 キャラクター的には少女マンガ的な気風を感じるのですが、スカーレット家の歴史をしっかり描いたり、南北戦争や奴隷制度が残るアメリカ南部の世相を作品に落とし込んだりと、背景がしっかりと描かれているのが、さすが名作の雰囲気を感じさせます。 スカーレットの人生の波乱と、歴史の転換の交差を予想させ、先の展開を楽しみにさせる一巻だったと思います。
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読書会での課題本。 大学時代に一応読んだハズだが、ほとんど覚えていないので新たな気持ちで(新たな訳で)読む。翻訳本にありがちな、読み返しをほとんどしなくて良いので楽に読み進められるし、第一自分が住んでいたアトランタの事だから、書かれている自然描写や匂いまでが具体的に感じられる。...
読書会での課題本。 大学時代に一応読んだハズだが、ほとんど覚えていないので新たな気持ちで(新たな訳で)読む。翻訳本にありがちな、読み返しをほとんどしなくて良いので楽に読み進められるし、第一自分が住んでいたアトランタの事だから、書かれている自然描写や匂いまでが具体的に感じられる。 若い頃に、多くの本を読破したという方々がいるが(特に天才系の方々)、人生経験を積んで初めて深いレベルで理解出来る事って結構あると思っている。そういう意味では、丁度良いタイミングでの再読の機会となったと思っている。
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名前だけ知っていたけど、話の内容は全く知らなかった。 こんな話だったのか、風と共に去りぬ。 世界的なベストセラーとして、聖書の次に読まれている本らしい。すごい。 これからどういう展開になっていくのか?楽しみ。
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一度、高校生の時に綺麗な装丁に惹かれて読んだ記憶。 当時は主人公のスカーレットがどうしても苦手で、その行動一つ一つが理解できなかった。でも3年後に再読してみたらスカーレットってなんで魅力のある女性なんだろうって思うようになりました。自分の中のなにが変わったのかはわからないけど、ス...
一度、高校生の時に綺麗な装丁に惹かれて読んだ記憶。 当時は主人公のスカーレットがどうしても苦手で、その行動一つ一つが理解できなかった。でも3年後に再読してみたらスカーレットってなんで魅力のある女性なんだろうって思うようになりました。自分の中のなにが変わったのかはわからないけど、スカーレットの持つ自由奔放さへの憧憬が大きいのかなあ。 まだまだスカーレットの人生は始まったばかり。 その人生の行く末をしっかり見届けたい。
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主人公オハラの芯の強さがかっこいい!女性に制約が多かった時代に、自分の意志を貫こうとする彼女の姿勢は魅力的。自分への自信とあらゆるものへの情熱にも、まさにストレスの多い今を生き抜くための勇気をもらった
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初めて 赤毛のアンを思い出すような描写で素敵 レットバトラーが登場したあたり、話が転換し途端に面白く、後半はすっと読めてしまった 逆に話の入り初めは難しいかも
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私が読んでるのは昭和63年初版のもの。 訳者も違うからかなり時代を感じる。 今だったら許されないような差別用語も 普通に使われている。 逆にそれが生々しくてその時代を側に感じる。 風と共に去りぬは有名。一度読んだけど 途中で止まっていたので再読した。 今回は面白く読めた(前回...
私が読んでるのは昭和63年初版のもの。 訳者も違うからかなり時代を感じる。 今だったら許されないような差別用語も 普通に使われている。 逆にそれが生々しくてその時代を側に感じる。 風と共に去りぬは有名。一度読んだけど 途中で止まっていたので再読した。 今回は面白く読めた(前回はタイミングではなかった) ただの恋愛小説かと思っていたけど アメリカの南北戦争の話が細やかに書いてある。 歴史小説は好きだけどアメリカの歴史は興味がなかった。 大統領の名前を聞けばその時代がどれくらい前か分かる。特にリンカーンは有名。それしか知らないけど。 名前と有名な演説しか知らないリンカーン。 その人が大統領の時代アメリカではどんな事が起こっていたのか? 奴隷解放と真っ只中。 奴隷のイメージは悪い。 でも奴隷に見下される白人がいたり 知らない歴史がそこにある。 かなり生々しくて戦争がどんなに恐ろしくて馬鹿馬鹿しいものか感じる。 戦争前と後の人々の生活の変化も本当に細かく描かれている。実際に体験した事なのか?と思うほど。 作者のマーガレット・ミッチェルはこの作品だけしか書いていない。 この小説に全てを詰め込んだらしいけど 本当にそうだろうと思う。 不朽の名作と言って間違いないし これ以上の作品を書くのは大変な事だと思う。 まだ続きがあるので最後まで楽しみたい。
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新訳版ではなく、母の本棚にあった大久保康雄/竹内道之助訳を読んだ。 南北戦争もアメリカ史も簡単にしか学んだことがなかったので、南部は貴族的な生活をしていたこと、そして黒人奴隷が彼らの仕事に誇りを持ち、むしろ貧しい白人を見下していた描写に驚いた。 南部=奴隷制を是とするような野蛮...
新訳版ではなく、母の本棚にあった大久保康雄/竹内道之助訳を読んだ。 南北戦争もアメリカ史も簡単にしか学んだことがなかったので、南部は貴族的な生活をしていたこと、そして黒人奴隷が彼らの仕事に誇りを持ち、むしろ貧しい白人を見下していた描写に驚いた。 南部=奴隷制を是とするような野蛮な人たち、と思っていたけど、たしかによく考えてみれば、奴隷はある種身の回りの助けをする人で、そういう助けが必要になる暮らしというのは貴族的な暮らしなんだろう。 とはいえ本や音楽にはあまり馴染みがないというのが、元々貴族というわけではない移住者で構成されるアメリカならではなのかなと思う。 (でも調べてみると、やはり本著での黒人奴隷の描かれ方は完全な白人視点に立っており、奴隷制度を肯定しているという批判もあるんだね。) あとこれは新訳ではどうなのかわからないけど、黒人のセリフが「〜だべ」という訳され方で、ちょっとやり過ぎというか、話の本筋ではないのにいちいち引っかかってしまう。 喪服を着たスカーレットがレットバトラーとダンスをするところはスカッとした。 ちなみに最近小さい頃に見ていたアニメ版美少女戦士セーラームーンを見返していて、その31話が、風と共に去りぬのパロディー回だった。 レットバトラーという猫が登場したり、エンディングが映画版風と共に去りぬを意識していたりする笑 わたしは最近本著を読んだタイミングで当該回を見たので、パロディーだ!と気づいたけど、当時の子供たちには通じたのかな?笑 アニメ版美少女戦士セーラームーンはアマゾンプライムで見ることができます。 もはや教養レベルで名作とされているものを読むと、思わぬところで世界の解像度が上がって楽しい。
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