触法少女 の商品レビュー
九子は、自分は大人と思って行動しているが、そこは13歳。直情的に行動しているところや、経験値不足が出ているところがある。中学生ということを思い出せば、行動にも納得できる。犯罪行為が納得できるわけではないが。 こと、母に関しては、疑問に思うことが多々あり、読み終わった後も、母の生い...
九子は、自分は大人と思って行動しているが、そこは13歳。直情的に行動しているところや、経験値不足が出ているところがある。中学生ということを思い出せば、行動にも納得できる。犯罪行為が納得できるわけではないが。 こと、母に関しては、疑問に思うことが多々あり、読み終わった後も、母の生い立ちとかが、気になる。どんな、人生を歩んで、どう考えて、そんな結論になったの??と。 子どもが子どもを産んで…みたいなことを時々聞くが、この母は、ワザと子どもを演じているような気も。 作品は、どんでん返しもあり。面白かった。触法についても、知らなかった。
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タイトルと表紙、あらすじから、殺人鬼フジコみたいな胸糞悪さを予想してたけど、全然違った! 狂気に塗れているわけでも、 人間的感情が欠乏しているわけでも、 ひたすらに不幸なわけでもない、 虐待の過去を別にすると比較的普通な主人公の九子 半分ほど読んで、あれこれもしかして結構普通...
タイトルと表紙、あらすじから、殺人鬼フジコみたいな胸糞悪さを予想してたけど、全然違った! 狂気に塗れているわけでも、 人間的感情が欠乏しているわけでも、 ひたすらに不幸なわけでもない、 虐待の過去を別にすると比較的普通な主人公の九子 半分ほど読んで、あれこれもしかして結構普通な話?って思ったが 7割ほどで、ここでこの展開ということはどんでん返しあるなって思い 終盤、「マジで!?」って思ったら、もうそこからは「マジで!?」の連続だった…! いい話でもあり、悪い話でもあり もやもやもするし、すっきりもする いずれにせよ、読んで良かったと思える作品
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
「完全犯罪」という題材に惹かれて購入。 14歳という若さ故の思考や、思い切りの良さなど、 緻密な筆が光っていると思います。 読んでいて、 「14歳がこんなことするかなー?」 みたいな得体の知れない違和感を抱きながら読み進めることになりましたが、 結末に行くにつれて、キレイに納得! あの行動にはそういう意図や意味があったんだ! とスッキリした読後感を味わえます。 途中で諦めずに最後まで読んでよかった! 面白かったです!
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殺してしまいたくなる人間はいる。けれど殺していい人間この世にははいない。 そこを飛び越えてしまった少女たちの物語。 解説に書かれていることにどっぷりとハマりました。 言葉で追い詰められていく様子に緊迫感があって、一気に読了。 漫画や映像では味わえない、小説ならではの仕...
殺してしまいたくなる人間はいる。けれど殺していい人間この世にははいない。 そこを飛び越えてしまった少女たちの物語。 解説に書かれていることにどっぷりとハマりました。 言葉で追い詰められていく様子に緊迫感があって、一気に読了。 漫画や映像では味わえない、小説ならではの仕掛けです。
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本屋で帯に惹かれて立ち読みのまま一冊さらっと読み切った。文体にやや品の無さを感じて(そういう作品なのかもしれないが)内容は面白かったけどイマイチな読後感。華蓮さんには最初からおや?ってところがあった。ああいう展開で来るとはね。
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触法少年とは、14歳に満たないで犯罪を犯した少年のこと。刑法では14歳未満の者には刑罰を科さない。 そして、この作品の主人公は間もなく14歳になろうとする少女。実の母親に虐待されたあげく小4で捨てられ、今は保護された施設で暮らしている。その少女が母親の居場所を突き止めたことから事...
触法少年とは、14歳に満たないで犯罪を犯した少年のこと。刑法では14歳未満の者には刑罰を科さない。 そして、この作品の主人公は間もなく14歳になろうとする少女。実の母親に虐待されたあげく小4で捨てられ、今は保護された施設で暮らしている。その少女が母親の居場所を突き止めたことから事態は動き出す。 虐待され続けた子供の心理は想像するには余りあり、読み続けるのも辛い。 「殺してしまいたくなる人間はいるものだ。しかし、殺していい人間なんてこの世にはいない」という刑事の言葉が綺麗事に聞こえるほど主人公に肩入れしてしまった。 ラストまで息のつけないミステリー。
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あらすじ(背表紙より) 幼い頃、母親に棄てられた過去をもつ深津九子。児童養護施設から通う学校では、担任が寄せる暗い欲望を利用して教師を支配していた。同じクラスの西野も九子の下僕だし、里実からは憧れの対象として崇められていた。ある日、母親の消息を知るチャンスが巡ってきた。運命は激し...
あらすじ(背表紙より) 幼い頃、母親に棄てられた過去をもつ深津九子。児童養護施設から通う学校では、担任が寄せる暗い欲望を利用して教師を支配していた。同じクラスの西野も九子の下僕だし、里実からは憧れの対象として崇められていた。ある日、母親の消息を知るチャンスが巡ってきた。運命は激しく動き出す。母親なんていらない。戦慄だけでは終わらない、読者の心を震わせる書下し長篇完全犯罪ミステリー!
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母親に棄てられた深津九子は児童養護施設から学校へ通っている。綺麗で勉強もでき、担任やクラスメイトさえ下僕のように扱う九子だったが、やはり母親の存在を忘れることはできず、クラスメイトを利用し、知恵をしぼって母親の消息を調べ上げる。そして対面を果たすが、恋人と暮らし、あの頃と何も変...
母親に棄てられた深津九子は児童養護施設から学校へ通っている。綺麗で勉強もでき、担任やクラスメイトさえ下僕のように扱う九子だったが、やはり母親の存在を忘れることはできず、クラスメイトを利用し、知恵をしぼって母親の消息を調べ上げる。そして対面を果たすが、恋人と暮らし、あの頃と何も変わってない姿に落胆した九子は、罪に問われる14歳になる前、13歳の「触法少年」の間になんとか母親を殺害しようと考える。 ぐいぐい読み進んだ。幼い時に親に捨てられたにも関わらず、母親を追い求め、探し続ける九子。そしてその後、母親の“やはり”な瞬間を見て殺害を決意するも、一見用意周到に見えてそこはやはり13歳それ相応のもので完全犯罪にはほど遠い。頭が良すぎるスーパー少女じゃなくて、このあたりがリアルなのはよかったなぁ。唯一心を許していた華蓮の存在を邪推しすぎて読んでいたので、違う方向からのどんでん返しにやられる。そっちかー!
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話は面白かったけどこの人の文章めちゃくちゃ読みにくい。句読点の打ち方から主語述語まで、おかしいとこだらけな気がする。
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会話部分でなく、地の文の中に「これがプロの作家が書く文章か?」と言いたくなるような拙い言葉遣いが散見された。内容自体(華蓮さんの話を除く)はまあまあ
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