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触法少女 の商品レビュー

3.6

73件のお客様レビュー

  1. 5つ

    9

  2. 4つ

    20

  3. 3つ

    36

  4. 2つ

    1

  5. 1つ

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2017/09/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

おもしろかった!最後の結末に声が出そうになるほど驚いた。いや、最後のちょっと前にも驚いた。 まさか華蓮のセリフを九子ご話していたなんて。 まさか里実がとどめを刺していたなんて。

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2017/01/28

オチがちょっと無理がある感じ… 嘘をつくのって苦しいよね それに押しつぶされそうになる心境があるのに どうしてもつかなきゃいけないなんて それもつらいな

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2017/01/01

個人的には割と分かりやすいストーリーと展開で、驚かされるところはなかったが、その分読みやすく帰省の移動時間に読むには手頃だったと思う。 設定が設定だけに、後半は苦い思いが胸にこみ上げ、切なくなってしまう。

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2016/12/20

こうくるかー!という感じ! 少女らしい危うさとか、一途さとか、成長の過程のアンバランスさとか、そういうのがハラハラドキドキで、すごくよかった! 少女でも、女は女。女はやっぱりコワいわ~~w お母さんのこと、好きだったのに、憎かったのね。 そんな感じもしなかったんだけど。 少...

こうくるかー!という感じ! 少女らしい危うさとか、一途さとか、成長の過程のアンバランスさとか、そういうのがハラハラドキドキで、すごくよかった! 少女でも、女は女。女はやっぱりコワいわ~~w お母さんのこと、好きだったのに、憎かったのね。 そんな感じもしなかったんだけど。 少女たちにとって、命は軽い。 それって、想像力がまだ未発達だからなんだろうけど。 その幼さが、哀しい。 今しかない、って思っちゃったのが、やっぱり哀しい。 殺しても、殺さなくても、殺してやりたいと思っただけで、もう心では殺しちゃってるんだよね。 幸せそうに見えても、満たされていない少女たち。 虐待の連鎖を脱して、幸せになって欲しいな。

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2020/06/01

裏をかかれた‼️けど1日で読める楽しさ❓といえるのか…初めは下僕と聞いて嫌な内容なのかと思ったが九子の心情を読んでいくうちに普通と変わらないちょっと強気な女の子だった。 殺す時の揺れる葛藤をもっと人間らしく描いたらもっと九子に寄り添えたかなぁ…多分。 2016.10.30読...

裏をかかれた‼️けど1日で読める楽しさ❓といえるのか…初めは下僕と聞いて嫌な内容なのかと思ったが九子の心情を読んでいくうちに普通と変わらないちょっと強気な女の子だった。 殺す時の揺れる葛藤をもっと人間らしく描いたらもっと九子に寄り添えたかなぁ…多分。 2016.10.30読了 再読。 2020.06.01

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2016/09/28

フツーにおもしろかった。 サクサク読み進めた。 リシンを作り出す方法として100均で買ったものなんかで出来るのか?という疑問は残るが、色々な伏線も張られていて最後まで楽しめた。

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2016/05/16

完全犯罪で殺人を犯そうとする中学生を描いたミステリー。貴志祐介著「青の炎」を連想させる物語なので、犯行がいかにバレるのかがミステリーとしての根幹かと思っていた。でも、完全に裏をかかれた。 少年犯罪や児童虐待などの社会問題を背景にしながらも、キチンとしたどんでん返しが用意されたミス...

完全犯罪で殺人を犯そうとする中学生を描いたミステリー。貴志祐介著「青の炎」を連想させる物語なので、犯行がいかにバレるのかがミステリーとしての根幹かと思っていた。でも、完全に裏をかかれた。 少年犯罪や児童虐待などの社会問題を背景にしながらも、キチンとしたどんでん返しが用意されたミステリーだ。 若干読みづらい文もあったが、読み始めたら止まらなくなった。

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2016/05/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

完全犯罪を目論む少女を倒叙形式で描く。 ヒロインの心理が克明に掘り下げて会って、殺人に至るまで、そして捜査の手が伸びてからの刑事との攻防戦もしっかり描きこんであって読みごたえがあった。 しかもトリックやどんでん返しもあるので、全くラストまで飽きさせない。凝った章組も構成が良く練られている証拠。 一方で、少女のキャラが少しぶれるのは残念だし、殺人に至る動機は少し弱いような気がする。 いずれにしろこの作者の力量は間違いないので、他の作品も読んでみないと。

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2016/04/22

親から虐待を受け、施設で育ち、未成年がやがて親を殺害。 と、言うとありきたりな設定に思えるが侮るなかれ。 人物造形が非常に巧み。 ヒキタクニオらしい一冊。 少年法が適応される分かれ目の13歳と14歳。 現実味のあるミステリ。 キラキラネーム、DQNネームの件が出てくるが、立...

親から虐待を受け、施設で育ち、未成年がやがて親を殺害。 と、言うとありきたりな設定に思えるが侮るなかれ。 人物造形が非常に巧み。 ヒキタクニオらしい一冊。 少年法が適応される分かれ目の13歳と14歳。 現実味のあるミステリ。 キラキラネーム、DQNネームの件が出てくるが、立派な虐待だよな。 若い親が子供を必要以上に飾り立ててる場面にでくわすことがあるけど、あれについても描かれている。 小学生にも満たない子供の髪をブリーチし、ど派手な衣装に飾り立てる。これは、親の自尊心を満たすための行為だと。自らが褒められることがなくなった消失感を、子供が可愛いと褒められることで満たされる、と。 毒殺の仕方も、描写、筆致が実に巧い。殺し屋ものを扱った作品が多いヒキタ氏ならでは。

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2016/04/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

タイトルを見て、SFとかファンタジーとかの触手ものかと思ったんですが、ミステリーですね。 表紙カバーが無くてタイトルしかわからなかったので、よくわからなかったんですよね。 これを書くに合わせて、カバーを確認したら、多分手に取ってなかったんじゃなかろうかとは思います。 「触法少年」が主題というところでしょうか。 13歳では補導になり、14歳では逮捕になるということで、その時間の隙間を狙って、殺人を行うという話です。 事件を起こす前の話は事件のための準備の話が続きサスペンスであり、任意同行に入るとミステリーになっていくというのが面白いです。 蓮華と九子の会話があったのに、警察に行ってから、蓮華の失声症の話が出てきて、そうだっけ?と前の方をパラパラめくってもその話が無くて、読み進めて九子の一人芝居でしたというのが非常に驚きました。 これも叙述トリックなんですね。 リシンでの殺人ということで、本文中でそれをやったのが居ないとありましたが、最近そのての事件あったなと思い、ちょっと調べるとこの本が出てから10ヶ月ほどしてからの事件でした。 もっとも、これが参考にされたって話も聞かないですし、多分関係ないでしょうね。 ぐいぐい読ませていく内容で、のめり込めて面白かったです。

Posted byブクログ