かくかくしかじか(5) の商品レビュー
あのコマのあの一言で、いつも涙が出る。落ち込んだ時や奮い立たせたい時に読み返す。人生のブックリスト50を作るとしたら確実に入る作品。
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涙が出た。 鼻の奥がツーンとして痛くなるタイプの泣き方をした。 図書館で背表紙を見た時は面白くなさそうだな、と思っていたが開いてみるとブルーピリオドに近い雰囲気を感じて一気読み。 絵を描く人ってみんなそうなのかなあ しんどくても描けるように、指導してくれていたんですね。 自分...
涙が出た。 鼻の奥がツーンとして痛くなるタイプの泣き方をした。 図書館で背表紙を見た時は面白くなさそうだな、と思っていたが開いてみるとブルーピリオドに近い雰囲気を感じて一気読み。 絵を描く人ってみんなそうなのかなあ しんどくても描けるように、指導してくれていたんですね。 自分も絵を描くのに、陶芸も料理もやるのに、なんであそこまで他人のために自分の時間も体力も向けるのか。 先生がそこまで尽くすのはどうしてなのか、先生の幼少期とか、普段何を考えて何を感じていたかを見てみたかった。
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故郷を離れ、大阪で、漫画家として忙しく楽しく充実した日々を送る明子。 明子に届いた衝撃の知らせは、故郷の絵の先生・日高が肺癌で余命いくばくもないというもの。絵画教室には今年も美大の受験生が大勢いる。日高先生は明子に、帰ってきて塾を手伝えというのだ。 ともかくも、一度、明子は故郷に...
故郷を離れ、大阪で、漫画家として忙しく楽しく充実した日々を送る明子。 明子に届いた衝撃の知らせは、故郷の絵の先生・日高が肺癌で余命いくばくもないというもの。絵画教室には今年も美大の受験生が大勢いる。日高先生は明子に、帰ってきて塾を手伝えというのだ。 ともかくも、一度、明子は故郷に帰る。 だが、日高先生は思ったよりも元気そうだった。一方、漫画の方は長い巻頭カラーの仕事も入り、切羽詰まった状態だった。明子は後ろめたさを感じつつ、大阪に戻ることにする。 そのうちに大学時代の彼氏も卒業して大阪で就職することになる。2人で一緒に暮らし、しゃかりきに漫画を描き、〆切が終われば漫画家仲間とパーティーをし、という怒涛の日々。 気が付けば先生のことは思い出さなくなっていた。 後悔はいつも、間に合わない。 無敵に見えた先生もスーパーマンではない。 病は確実に進行し、逃れようもなく別れの時は来る。 先生が亡くなった知らせが来て、故郷に帰った明子は、教室の後輩から、先生の最後の言葉を聞く。 先生は最初から最後まで明子に絵を描かせようとし、一方で、明子は、漫画を描くことしか頭になかった。 若干ねじれた師弟関係だが、それでも日高先生のシンプル極まりない教えは、明子の背骨を作っている。 描け 徹頭徹尾、先生の教えはこれだった。 竹刀でバシバシ叩かれながら、理不尽さにひぃーひぃー泣きながら、来る日も来る日も描く。時代遅れとも言われそうな、そのスパルタな日々が、その後の支えとなる。 辛いときも、苦しいときも、「描くことに救われ」てきた。 そう言い切れることが、日高先生が明子の師であった証であるのかもしれない。
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大好きです。 私も美術大学卒の端くれで(全然レベル違うけど)、 そこはかとなく共感しながら読んでいました。 東村アキコ先生の自叙的エッセイ漫画なので、 アキコ先生のだらしなさやどうしようもなさや、 不甲斐なさややるせなさが全面に出ていますが、 その中でのどうしようもない焦燥感や苛...
大好きです。 私も美術大学卒の端くれで(全然レベル違うけど)、 そこはかとなく共感しながら読んでいました。 東村アキコ先生の自叙的エッセイ漫画なので、 アキコ先生のだらしなさやどうしようもなさや、 不甲斐なさややるせなさが全面に出ていますが、 その中でのどうしようもない焦燥感や苛立ちを 真面目なシーンとギャグ要素満載のタッチとが 上手く合わさり読み心地良く読み応え抜群です。 ただひたすらに、美術、絵画道を突っ走る、 厳しい絵画教室の先生、日高先生と、 少女漫画家を夢見る林明子(東村アキコ)との 高校時代、大学時代、そして社会人になってから、 かけがえのないあの頃の物語。とにかく泣きます。 時が流れ環境が変わっても変わらない先生の信念。 本当に読んで欲しい。同世代には読んで欲しい。 ひたむきでまっすぐな先生のただひとつの教えは、 今もアキコ先生に強く根付いてると思わされます。
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自分の中にある思いが 自分の中にだけには留めて置けない そんなかで 描くことを覚えた 描くことができた ただ 描き続けた 何度も 何度も 何作も 何作も 何があっても、どんなことがあっても 描くことができるから 面白いものが、 素晴らしいものが 描ければいいのだけど そんなものはそうそうはできなくて 今の自分でしかあり得ない中で できることを できるだけ 描き続ける どん底なのか まだそこがあるのかそれはわからないけど どんな時にも 描くことができるから今の私がある 描くことを教えてくれたのが 先生なんだよ
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描け、で涙ぐんだ。1巻からのエピソードが頭を巡って心がぎゅっとなった。 高校時代からのスパルタ絵画教室での訓練・勉強と、大学、社会人と成長していくのを作者と一緒に体験できる。先生の純粋な思いから逃げたい気持ち、後悔する気持ち、なんかわかるな。 四の五の言わず考えず、とにかく描...
描け、で涙ぐんだ。1巻からのエピソードが頭を巡って心がぎゅっとなった。 高校時代からのスパルタ絵画教室での訓練・勉強と、大学、社会人と成長していくのを作者と一緒に体験できる。先生の純粋な思いから逃げたい気持ち、後悔する気持ち、なんかわかるな。 四の五の言わず考えず、とにかく描けということを自分に言い聞かせたい。
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漫画になりたい夢を叶えるために美大への進学を決めた明子に、スパルタでめちゃくちゃ怖い日高先生の絵画教室へ。 ずっと先生に語りかけるような、どこか後悔しているような迷いのあるような著者の声に、この作品はどういう結末を迎えるのだろう…と思いながら読みました。 東村アキコさんの作品...
漫画になりたい夢を叶えるために美大への進学を決めた明子に、スパルタでめちゃくちゃ怖い日高先生の絵画教室へ。 ずっと先生に語りかけるような、どこか後悔しているような迷いのあるような著者の声に、この作品はどういう結末を迎えるのだろう…と思いながら読みました。 東村アキコさんの作品になかなか手が出せすにいましたが、この作品はずっと気になっていて、やっと読みました。 東村アキコさんの原点であり、自伝。 日高先生の最期の言葉。「描け」が東村さんをずっと支え続けるのだろうな。素敵な師弟関係。 ジワジワと胸を締め付けられる。 繰り返し読みたくなる作品。
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漫画家の方の人生を私は、知らない。一人一人違うだろう。読み終えて作品読んでみたくなる。漫勉観ていても、個性の固まりと感じる作者達。描いてくれてただ感謝。
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日高先生が今ちゃんに言った言葉。 「描け」。 これで、涙腺崩壊した。。。 日高先生は、何処までも何処までも純粋で、何処までも何処までも絵を描くことを辞めなかった。 いい先生だと思う。。 こんな先生に出会えて良かったのだと思う。。 この作品を描いてくれて、東村アキコさん、ありが...
日高先生が今ちゃんに言った言葉。 「描け」。 これで、涙腺崩壊した。。。 日高先生は、何処までも何処までも純粋で、何処までも何処までも絵を描くことを辞めなかった。 いい先生だと思う。。 こんな先生に出会えて良かったのだと思う。。 この作品を描いてくれて、東村アキコさん、ありがとう。
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本気で画家になりたくて美大に行く人がいない現実 日高教室を継ぐ覚悟で宮崎へ降り立つ が、自分の弟子を集めて今後の相談をしていた… 意外と元気な姿に安心し、戻って漫画の仕事を続ける しかししばらく経って会った先生はすっかりやつれていた ベッドで寝込みながらもずっと絵を書いていた そしてきちんとした別れができないまま先生は死んでしまう… ライブペインティングで立ちすくんでいた時に先生は、かすれる声で描けと言う
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