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かくかくしかじか(5) の商品レビュー

4.5

64件のお客様レビュー

  1. 5つ

    34

  2. 4つ

    15

  3. 3つ

    7

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2017/01/01
  • ネタバレ

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読了。面白かった。若い頃読んでいたら、自分の人生振り替えると著者のようなドラマの、ない人生で、落ち込んでいたかもしれないが、40才を越えると自分の人生も満更でもない、私一人が楽しめるドラマではあったなと考える余裕ができた。 私は、美術系の仕事をする人に憧れと嫉妬をもっていた。絵を描いてご飯を食べていけるなんて信じられないと妬んでいた。好きなことして、大学へ行くなんてと思っていた。でもつらく大変なことなのだとこの本を読んで思った。子供の頃、選択肢は無限にあるように、周りは言ってくれる。挑戦しなさいと言ってくれる。ほんとうにしたいことは、わからない。縁があって今の仕事についている。なりたくてなった憧れの仕事では、ない。でもこの仕事で給料をもらっている。となりの芝はいつも青く見える。でもそれなりに大変であろうことは、なんとなくわかってきた。著者は、読者に人生の指南書のために書いたのでは、ないのだろう。作中の先生の言葉「描け」を書きたかったのだろう。私にとって「描け」に値するのは何かなと考える。描きたい気持ちもある。食べていくのでなく、趣味として始めることとする。ライフワークは一つなのかな?やりたいこと考える。「読む」「考える」。 「描く」ということは、どういう気持ちなのかな?表現をしたい、感動してほしい、己を込めたい?わからなくなった。だから私は、サラリーマンなのかもしれない。 本を読むとき、読んだあとに変化している自分に非常に期待している。生まれ代わってとてつもない知性を得られると心底思っているのだろう。何も変わらないのは、うすうすわかり始めたが、やはりやめられない。 「描け」と言われると書きたくなるのだろうか?言われた人の気持ちがわからなくなった。 終わらないので、この辺でやめておこう。

Posted byブクログ

2016/12/15
  • ネタバレ

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良くも悪くも自分の気持ちを整理するために書いた本、という感じ。いやおもしろかったんですけど。 こういう後悔は誰に慰められたって消えない、自分で受け入れるしかないんだろうな。 先生の熱い「描け」が一貫しててかっこよかった。

Posted byブクログ

2016/11/02
  • ネタバレ

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泣いて笑った。 東村アキコの仕事量すごいしやっぱ漫画家すごい。 日高先生の「描け」、心に沁みます。 泣いたけれど、ところどころ引っかかる部分があって‥ 後半はただの懺悔になってしまっていて、その懺悔の対象は絵画教室の関係者だったりするんだろうなぁっていうのがもうマンガとしてどうなの、と。 葬儀に遅れて着いたあの男の子へのあの対応もいかがなものか。 この当時、東村アキコは20代後半でしょう?大人気ない‥。 遅れてでも足を運んだ彼の気持ちを汲んであげてほしかった。 あの子もきっとすごくちょっと変な子なんだとは思うけど、個人的な愚痴をあんな形で描かれても共感できないというか。

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2016/11/28

誤字 ×高価い 他の作品も面白く読めてるけど、特に好きな作家さんというわけではないが、かといってもちろん嫌いでもない。本人のインタビューなど見るととても好感持てるし。だけどなんで(言うまでもなく私にとって)特に好きな作家さんにならないのかな~というのが、「かくかくしかじか」読...

誤字 ×高価い 他の作品も面白く読めてるけど、特に好きな作家さんというわけではないが、かといってもちろん嫌いでもない。本人のインタビューなど見るととても好感持てるし。だけどなんで(言うまでもなく私にとって)特に好きな作家さんにならないのかな~というのが、「かくかくしかじか」読んでなんとなく腑に落ちるところがあった。ただ本人の好感度はますます上がった。

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2016/07/21

5冊一気読み。グッときた。インパクト強い先生。けれど、死ぬまで貫き通した先生の生き方は、東村先生を支えているんですね。そんな繋が羨ましい。東村先生の全部さらけ出したお話。この話を読んで、自分自身もっと時間を無駄にせず出来ることがあるんじゃなかろうかと考えさせられた。2016.07...

5冊一気読み。グッときた。インパクト強い先生。けれど、死ぬまで貫き通した先生の生き方は、東村先生を支えているんですね。そんな繋が羨ましい。東村先生の全部さらけ出したお話。この話を読んで、自分自身もっと時間を無駄にせず出来ることがあるんじゃなかろうかと考えさせられた。2016.07.21読了。

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2016/03/25

2016年2月8日開巻/2016年2月8日読了 5巻で完結。良い漫画だったと言おう。しかし確実に言えることは、わたしが読むには遅すぎた。これは、世の「大学生」というやつにこそ読んでほしいものだ。高校生でもいいかな、早いかな?とにかく、楽しくて楽しい学生生活を送っているあなたに読...

2016年2月8日開巻/2016年2月8日読了 5巻で完結。良い漫画だったと言おう。しかし確実に言えることは、わたしが読むには遅すぎた。これは、世の「大学生」というやつにこそ読んでほしいものだ。高校生でもいいかな、早いかな?とにかく、楽しくて楽しい学生生活を送っているあなたに読んでほしい。 きっと、心に響くものがあるだろう。痛いほどわかる気持ちがあるだろう。読み終えたあとの学生生活は、きっと、少しだけ変わる。 ……でも、もしかしたら、もう過ぎたことだから、素直に認められる気持ちなのかもしれない。とも、思う。

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2016/02/26

4・5巻をイッキ読みしました。 重い! つらい! よくこれ描いたな~東村さん。 大事な人との出会いと別れを描き残せる職業につくってどんなだろう。 こうして消化できる喜びと、まだ描き切れてないというもどかしさがあるんじゃなかろうか。

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2016/01/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

最高の一冊だった。 今ちゃんが「描け」と言って、ぼろっと泣いた瞬間に、私もぼろぼろ泣いた。 空白や間のとり方が最高で、 東村アキコさんって、こういう情緒的な話もすごく上手いんだなあと思った。 西原理恵子さんと、ちょっと似ていると思う。 タイトルの「かくかくしかじか」って「描く描く」ってニュアンスもあるのかな、なんて、先生の思い出が次々に蘇ってくシーンを見て思った。 あと、葬式に来た空気の読めない男に対して東村アキコさんがガン切れするシーンがあるんだけど、この男について かなり尺を使って描くなと思った。 「口だけど何も行動できない駄目な、一般的な人」のモチーフとして出したのかもしれないし、 この空気の読めない男が本当に心底許せなくて書いたのかもしれないと思った。 昔、ダヴィンチか何かの取材で、東村アキコさんが「私は小学校の頃、親が転勤族で引っ越しばかりだった。だから、途中で入ってきて、このクラスはこんな雰囲気で、誰が一番力を持ってて、どうやってここに溶け込むか、みたいな空気を読む能力をそこで培った」と言ってた気がする。 そういう、空気の読める東村アキコさんだから、単純にこの空気の読めない男が大っ嫌いで許せなくて物凄い印象に残ってるのかもしれないと思った。

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2016/01/10

(ペラッペラッ)・・・フムフム (・ー・) (ペラッ)「描け」 ・・・うゎーん (TДT) おもしろかった。

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2015/10/17

ここまで 愉快に面白く、一方で切なく愛情を持って 故人を描き、読者と共有できるんだと感動しました:)

Posted byブクログ