名も無き世界のエンドロール の商品レビュー
映画化原作の第25回小説すばる新人賞受賞作、初めての行成薫。 幼馴染の青年二人が計画した、10年に及ぶ壮大な「プロポーズ大作戦」の顛末と、そこに至るまでの経緯を時間軸を交差させながら描いています。 時間軸が前後するので、時々??感もありましたが、クライマックスの展開がすべてを帳消...
映画化原作の第25回小説すばる新人賞受賞作、初めての行成薫。 幼馴染の青年二人が計画した、10年に及ぶ壮大な「プロポーズ大作戦」の顛末と、そこに至るまでの経緯を時間軸を交差させながら描いています。 時間軸が前後するので、時々??感もありましたが、クライマックスの展開がすべてを帳消しにし、見事な伏線回収で唸らせます。これは想像できなかったなぁ・・・ そして最後の「ポケット」が泣かせます。満足でした!
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一周目は場面の展開がスムーズに頭に入ってこず、二周目で理解。作中に映画作品が登場してくる。もともとのタイトルは「マチルダ」だったとのこと。レオンは観ておくべき。
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映画化されると聞いて読んでみたがはっきり言ってまるで面白くなかった、これ小説すばる新人賞?本当に日本の男性作家どももう少しマシな本は書けねいのか、女性作家に比べる著しく見劣りする、映画もやめとこうかな。
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ドッキリストのマコトとビビリストのキダが企むプロポーズ大作戦とは? マコトとキダ、さらには同級生の女の子ヨッチのやりとりが青春っぽい。少し斜に構えてふざけているのかボケているのかわからないようなことを言い合う姿は伊坂幸太郎作品を読んでいるかのようだった。 伊坂作品のように伏線を回...
ドッキリストのマコトとビビリストのキダが企むプロポーズ大作戦とは? マコトとキダ、さらには同級生の女の子ヨッチのやりとりが青春っぽい。少し斜に構えてふざけているのかボケているのかわからないようなことを言い合う姿は伊坂幸太郎作品を読んでいるかのようだった。 伊坂作品のように伏線を回収するのがうまいし、ドンデン返しもそれなりの驚きを感じるものだった。ただ、若干の読みづらさがあることもたしか。本作がデビュー作だから仕方ないのかもしれないけど。 伊坂幸太郎好きとしてはそれなりに楽しめたが、その読みづらさで少し評価を下げざるを得ない。スッキリするわけでも、甘酸っぱい感覚になるわけでもない、モヤモヤとした終わり方は嫌いじゃないから読了感は悪くない。
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単行本を昔図書館で借りて、好きすぎて文庫も購入。 伏線回収が逸材で、常に次が気になって手が止まらない。そして愛が深い。私の中で好みドンピシャ!
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想像以上に重い話で驚きました。 結末は誰にも予想できないと思います。 映画化されたら観てみたいです。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
名も無き世界のエンドロール(集英社文庫) 著作者:行成薫 発行者:集英社 タイムライン http://booklog.jp/timeline/users/collabo39698 男たちの情熱は、彼女に届くのか大いなる「企」を秘めた小説。
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「金があれば、リサに近づけるかな」(p.97)これは、マコトが働いている板金塗装で初めてリサと出会った時に言ったセリフである。ここからマコトとキダのプロポーズ大作戦の始まりである。 この物語の内容は、「ドッキリスト」のマコトと「ビビリスト」のキダがリサにプロポーズ大作戦を決行...
「金があれば、リサに近づけるかな」(p.97)これは、マコトが働いている板金塗装で初めてリサと出会った時に言ったセリフである。ここからマコトとキダのプロポーズ大作戦の始まりである。 この物語の内容は、「ドッキリスト」のマコトと「ビビリスト」のキダがリサにプロポーズ大作戦を決行するラブコメ…ではない。この物語は不思議な部分が多くある。まず、時系列がばらばらで初めは30歳で次は17歳、24歳…と前後している。この時系列の中でキャラクターのギャップがあり面白い。例えば、マコトはワイン会社の社長になっていたり、キダは交渉屋として犯罪まがいのことをしている。また、不思議な存在としてヨッチがいる。彼女はマコトとキダが小学生の時に転校してきた子で似た境遇から仲良くなっている。しかし、ヨッチは17歳や15歳の場面には登場しても20歳や30歳の場面には登場していない。なぜヨッチはいないのか、どうしてマコトは初めてあったリサに近づきたいのか、プロポーズ大作戦とは何なのか、この物語を読み進めるとすべての謎が解ける。 この本をお勧めした理由は騙されたからだ。初めてこの本を見たとき、裏表紙からラブコメだと思っていたが予想は外れていた。この本を読み終わったとき、もう一度初めから読みたくなるだろう。また映画が2021年に公開するので楽しみにしておきたい。 所蔵なし パラメーターネコ
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海で写真を撮るシーンがすごく印象に残りました。 また何気ないセリフが後々回収されていく構成など、とても面白かったです。 別の作品も読んでみたくなりました!
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