名も無き世界のエンドロール の商品レビュー
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ドンデン返しあるのかと思ったら、何もなかった。ヨッチが現代に登場しないのに注意すれば、リサが自動車修理工場に来るところでオチまで含めて全部読めてしまうのが残念。あまりにも予想通り過ぎて「え?コレで終わり?」となってしまう。
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ストーリー 3.5 キャラクター 4.0 読みやすさ 4.0 衝撃度 3.3 読了感 3.4 大人になってからのヨッチの描写が出てこなかったので、途中で展開がなんとなく予想できてしまった。けど、印象に残る言葉が多かった。ミステリーではなく、青春小説として面白かった。
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感想が揃うことはないだろう、という解説の通り、色々な捉え方ができる終わり方でした。 私は、少し切なくてさみしかった。 主人公である城田ちゃんと、腐れ縁のドッキリストの澤田マコトと、そして転校生ヨッチとの出会い。 忘れられるのが怖かったヨッチが、城田ちゃんとマコトに出会って救...
感想が揃うことはないだろう、という解説の通り、色々な捉え方ができる終わり方でした。 私は、少し切なくてさみしかった。 主人公である城田ちゃんと、腐れ縁のドッキリストの澤田マコトと、そして転校生ヨッチとの出会い。 忘れられるのが怖かったヨッチが、城田ちゃんとマコトに出会って救われたように、城田ちゃんもマコトもヨッチに出会って救われてたんだろうな。 プロポーズ大作戦の本当の意味が、途中でうっすらわかってくるんだよ。それに気付いていながら先を読まなきゃいけないのが辛かった。 城田ちゃんの言葉や行動はヨッチとの思い出で成り立っていて、マコトの気持ちもずっとヨッチにあった。 指輪…受け取ってもらえたのかな。 澤田マコトは、これからどうやって生きていくのかな。
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私はドッキリが大嫌いだ。 サプライズも反応に困ってしまう。 どちらも共通しているのは、 楽しんでいるのは仕掛けた側、ということだ。 そういう意味でキダちゃんはすごいと思う。 私だったら、やられたら絶交するか、 良くて「次やったらタダじゃおかないよ」と 最終通告をするだろう。 そして私がヨッチだったなら、 こんなドッキリを土産に自分の元へ来られても、 喜ぶことなど到底できない。 どうしてもその想いが消えないので、 マコトがやってることが独りよがりに思えて仕方なく、 彼が命をかけてまでやるべきだったのかも 最期に別な女性と死を選んだことも 複雑な気持ちになるのではないかと思ってしまう。 女性陣はこんなことを喜ぶのだろうか? 自分がおかしいのか、よく分からない。 それが宮沢社長の言うように本人が納得してるなら 無駄死にでも犬死でもない、というのであれば、 私はやっぱり「ドッキリは嫌いだ」ということになる。 あと読み進めているうちに、 あれ?この話前に読んだっけ?という気持ちになり、 途中で『アヒルと鴨のコインロッカー』に似てないか? と思い始めた。 過去と現在を行ったり来たりするせいなのか、 全体的な雰囲気が似通っている。 となると、どうしても比較対象は 伊坂幸太郎ということになり、 私が彼の作品を読むときに感じる なんとも言えない切なさを感じられない点において こちらの方が弱いかな…と思ってしまった。 最後に、遺されたキダちゃんはこの後どうするのかと考える。 『死ぬ必要がないから生きていて、 生きている必要がなくなったら死ぬんだよ』 というヨッチの言葉からすると、 キダちゃんはこの後何に生きる意味を見出すのだろうか。
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どうして最後そうもっていっちゃうかなー。 悪は滅びるのだーよかったねーで終われば 面白かったのに、切ないラストで鬱な気分。 話の流れで、何となく大作戦のことも気づいたし 特にびっくりは無かったなぁ。 めちゃめちゃ面白いってわけじゃないけど、 普通に面白うございます。
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導入で現在から入って過去のワンシーン、さらに過去のワンシーン、結末を迎えて現在っていう段々と紐付かれていく構成がなかなか良かった 伊坂幸太郎のアヒルと鴨のコインロッカーも同じような感じだったかな これもいわゆるオチ系だから伏線が過去の随所に張ってあって読み返してしまう作品 セリ...
導入で現在から入って過去のワンシーン、さらに過去のワンシーン、結末を迎えて現在っていう段々と紐付かれていく構成がなかなか良かった 伊坂幸太郎のアヒルと鴨のコインロッカーも同じような感じだったかな これもいわゆるオチ系だから伏線が過去の随所に張ってあって読み返してしまう作品 セリフや言い回しも洒落てるのが多くて人物像が頭に入ってきやすいだけに読んだ後は感情移入してしまった
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各シーンの時間軸が行ったり来たりするのはよくある手法だけど、印象的なセリフが各所に出てくる。元は誰のセリフなのか?とか考えると面白い ストーリーは良いけど、登場人物のセリフのクサさが気になっちゃう。そこさえ目をつむれば良し 映画好きのキャラは仕方なしか? 幻想的なタイトルから...
各シーンの時間軸が行ったり来たりするのはよくある手法だけど、印象的なセリフが各所に出てくる。元は誰のセリフなのか?とか考えると面白い ストーリーは良いけど、登場人物のセリフのクサさが気になっちゃう。そこさえ目をつむれば良し 映画好きのキャラは仕方なしか? 幻想的なタイトルから想像もできないほど青春。
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プロポーズ大作戦はまあ、あちらの方にあれな感じでするんだろうな…でもひっくり返るかと思ったらまさにどんぴしゃ。アヒルと鴨のコインロッカーより前に読んでいたら、ミスリードっぽいものにもすぽんとはまったかもしれないが、そこまでの斬新さはなかった。
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マコトの執念は好きだ。 ぱらぱらと読み返すと、昔のマコトとの会話は全てヨッチのことを示唆していて、切ない気持ちになる。 主人公の職業をあんな危ないものに設定する必要はあったのだろうか?マコトのIDをすげかえるためかな? -- 人間、希望の後に絶望を見ると、怒りが湧くんだ p.96 住む世界が違うんじゃない。持っている金で、住む世界が区分けされているだけだ p.99 死ねない理由が出来るんだよ、そうするとさ。若さから卒業して、なりたくも無かった大人になってることに気づくんだ。若者の狂気だ、無駄死にだ、と言って、結局命を掛ける、なんてことは思いもしない大人にさ。 p.103
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全ての謎が明かされるラストはとても引き込まれました。プロポーズ大作戦、なるほど。 ただそれまでの道のりはとても長く、やや苦痛に感じました。さむ!と思ってしまうシーンやセリフが多くあまり感情移入できなかったです。それらほとんど全てが伏線であり、また鮮やかに回収されているので読後はど...
全ての謎が明かされるラストはとても引き込まれました。プロポーズ大作戦、なるほど。 ただそれまでの道のりはとても長く、やや苦痛に感じました。さむ!と思ってしまうシーンやセリフが多くあまり感情移入できなかったです。それらほとんど全てが伏線であり、また鮮やかに回収されているので読後はどうでも良くなってしまうのですが。
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