名も無き世界のエンドロール の商品レビュー
初読み作家さん。映画がプッシュされていて気になりつつも積まれ続けていた1冊。 全編を通して「生死」(どちらかと言えば死?)を意識した言葉選びがされているな。というのがパッと出た感想。 物語の展開としては先が読めてしまい、時間軸が行ったり来たりで読みにくさがあるので好みは別れるかも...
初読み作家さん。映画がプッシュされていて気になりつつも積まれ続けていた1冊。 全編を通して「生死」(どちらかと言えば死?)を意識した言葉選びがされているな。というのがパッと出た感想。 物語の展開としては先が読めてしまい、時間軸が行ったり来たりで読みにくさがあるので好みは別れるかも…。 宮澤社長の「俺やお前が理解できなかろうが、世界が馬鹿だと誹ろうが、死ぬ瞬間に、俺はやりきった、ってそいつが思うなら、それは無駄死にでも犬死にでもねえと思うよ」という台詞はマコトの生き方そのものだったな。
Posted by
ずっと???と思いながら、どうなるのかワクワクしながら読めた。そういうことか〜ラストはビックリ悲しい。
Posted by
良い話だ。 そして悲しい話だ。 なんとなく想像はついたけれど 引き込まれて一気に読んでしまいました。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
たまたま家にあったので読んでみました 初めは時系列がぐちゃぐちゃで読みづらいなと思っていたけれど、読み進めていくうちにだんだん謎が解けていく感じが面白かったです。最後の方は読む手が止まらなかったです!プロポーズ大作戦の本当の意味は気づいた瞬間思わず「うわぁ、」と言ってしまいました笑 そして、この本は再読すべし!もう1回読むとヨッチの何気ない一言がいつまでも2人の中に残り続けているのがよく分かるし、ヨッチのセリフの深さに驚きます。そして一読目だと???になってしまう断片が理解できるしさらに味わい深くなりました!断片だけでも心がギュッてなった、、 「一日あれば世界は変わる」が個人的にはとても刺さりました。今ある日常を大切にしていきたいと改めて感じる作品でした♡
Posted by
2度読み必須!と言うわけでもないのだけど、時系列が交差するので整理しながらより、ひと通り読んで確認のために2度読みしたほうが点と点の繋がりが鮮明になるのではないかと思う。 私は「プロポーズ大作戦」その全てを理解した時にラストまでを一旦保留して2度読み開始。 そして断片の真実が見...
2度読み必須!と言うわけでもないのだけど、時系列が交差するので整理しながらより、ひと通り読んで確認のために2度読みしたほうが点と点の繋がりが鮮明になるのではないかと思う。 私は「プロポーズ大作戦」その全てを理解した時にラストまでを一旦保留して2度読み開始。 そして断片の真実が見えるたび胸が締め付けられる思いを繰り返すことになる。 キダちゃん、マコト、ヨッチ 永遠はないと知っている彼らではあったけれど、誰ひとりとして欠けてはならない存在であった彼ら。 それでも世界は1日あれば変わる。 いつしかマコトは社長令嬢へのプロポーズ大作戦のために車屋を辞め消えた。 指輪を渡すためだけに整備工から社長へと成り上がってゆくマコト。 「そろそろ渡しに行きてえんだよ。」 キダちゃんにも止められないマコトの叫び。 断片も過去もそのどれもが必要な要素で、確実にエンドロールへと向かうための切ない物語。 今年の4冊目
Posted by
図書館本 ドッキリストのマコトと、ビビリストのキダ。2人が計画するプロポーズ大作戦には大きなドッキリが仕込まれていた。 ヨッチの短編、ポケットも最後に収録されており、 ラストの切なさが増し増し。
Posted by
私はドッキリが嫌い。それはもうテレビのドッキリ番組も観たくないほどに。仕掛けられた人の反応を見て笑っているのがマジで嫌。 この本もドッキリストが登場し、友人の主人公が散々やられる。体に害のあるものはダメでしょ。なんでここまでされても仲良しでいられるのか意味が分からない。読むのやめ...
私はドッキリが嫌い。それはもうテレビのドッキリ番組も観たくないほどに。仕掛けられた人の反応を見て笑っているのがマジで嫌。 この本もドッキリストが登場し、友人の主人公が散々やられる。体に害のあるものはダメでしょ。なんでここまでされても仲良しでいられるのか意味が分からない。読むのやめようかなと思ったが(なら最初から手に取るなっていう)、頑張って読み進めた。 後半にドッキリを続ける理由も明かされて、主人公がやられっぱなしなのも、嫌だけど理解はできた。 故になかなかに時間がかかったが、結末が気になり終盤はスピードアップ。 その結末を選んだ理由に涙だった。 ドッキリで「カリオストロの城」のオマージだよねってのが出てきたのは良かったなぁ。あれはドッキリではなく「手品」と言いたいけども。
Posted by
観覧車に乗ってるつもりで楽しんでたらジェットコースターになってびっくり!ってカンジ。 映画になってるんだ。見なきゃ。 続編もできてるんだ。読まなきゃ。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
"人を想う"ってこういうことなんだなぁ〜。 純度100パーセントのドッキリは切なくて、でもとても温かかった。 親がおらず、愛情を知らずに育ったキダちゃん、マコト、ヨッチ。3人は導かれたように一緒に生きていく。あんな事件がなければー。 3人がお互い3人を想い、助け合う姿に感動した。マコトの最後に仕掛ける『プロボーズ大作戦』に協力するキダちゃんのことを思うと、胸がとても締め付けられる。この世の中は、理不尽で不条理で真実がねじ曲げられることだらけだ。それを覆そうとするマコトの作戦を応援したい気持ちと、マコトという生きていなくちゃいけない人を失ってしまうことに切ない気持ちでいっぱいになった。 私も一生、キダちゃん、マコト、ヨッチのこと忘れないよ!!
Posted by