名も無き世界のエンドロール の商品レビュー
時系列がバラバラに章立てされていて混乱しながら読み進めたが、終盤で伏線回収。切ない終わりだった。一日で世界は変わる、とても身に沁みます。
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映画化もされたサスペンス小説。 小学校時代からの腐れ縁が30才になっても続く二人の男が企む「プロポーズ大作戦」とは? エンタメ作品としてシンプルに面白いストーリーだと思います。個人的にはもう少し深みのある作品が好みですが、本作のようにサラッと読める軽いモノもたまにはよいですね。...
映画化もされたサスペンス小説。 小学校時代からの腐れ縁が30才になっても続く二人の男が企む「プロポーズ大作戦」とは? エンタメ作品としてシンプルに面白いストーリーだと思います。個人的にはもう少し深みのある作品が好みですが、本作のようにサラッと読める軽いモノもたまにはよいですね。 回想シーンを挿むタイミングに不自然さを感じてしまい、没入しきれなかったのが残念。
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※このレビューにはネタバレを含みます
・エンドロールというと、黒い画面に白いフォントで出演者の名前がつらつらと流れてくるのに寂しい感じがする。それは、これまで華やかだった映画の世界から一転、単調的に流れてくるエンドロールの対比からくるものなのか。この作品は、フィルムカメラを通して物語を読んでいる、そんな感じがした。だから、全体的に乾燥してるような、寂しい感じがしたのかもしれない。 ・書評にこの作品はハッピーエンドなのか、バッドエンドなのか、どちらとも言い切れないとあった。確かにそうだと思ったが、プロポーズ大作戦が成功したこと、マコトは天国でヨッチに指輪を渡せたことを考えるとハッピーエンドなのかと、、。
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ドッキリを仕掛けるのが生きがいのマコトと引っかかってばかりの主人公は幼馴染の親友。社長になったマコトの史上最大のプロポーズ大作戦はストーリー自体もドッキリでとても切ない。
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「五十音順の作者を読む」第37冊目「ゆ」。 ドッキリを仕掛けるのが生きがいの「ドッキリスト」マコトと、いつもドッキリに引っかかる「ビビリスト」の俺・キダが、マコトの彼女に「プロポーズ大作戦」を仕掛ける物語です。 延々と過去の話を行ったり来たりして、途中で読むのを止めようかと思...
「五十音順の作者を読む」第37冊目「ゆ」。 ドッキリを仕掛けるのが生きがいの「ドッキリスト」マコトと、いつもドッキリに引っかかる「ビビリスト」の俺・キダが、マコトの彼女に「プロポーズ大作戦」を仕掛ける物語です。 延々と過去の話を行ったり来たりして、途中で読むのを止めようかと思いました。 でも「小さなリングと白い聖夜」の章からマコト達の真の目的が明らかになり、読み終わると複雑でさみしい気持ちになりました。 文庫版に収録されている「ポケット」も読むと、やりきれない思いが倍増します。 読了後、もう一度読み返すと捉え方が大きく変わる作品です。
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ドッキリ好きのマコトと、いつもドッキリのカモにされる、キダちゃん。それを見て笑っているヨッチ。3人は、それぞれ家庭に事情を抱え、普通の若者とは、一線画している。 そんな3人の青春群像劇でありながら、最後には、読者に対する壮大なドッキリが待ち受けている。 一日あれば、世界は変わる...
ドッキリ好きのマコトと、いつもドッキリのカモにされる、キダちゃん。それを見て笑っているヨッチ。3人は、それぞれ家庭に事情を抱え、普通の若者とは、一線画している。 そんな3人の青春群像劇でありながら、最後には、読者に対する壮大なドッキリが待ち受けている。 一日あれば、世界は変わるんだよ この本の中で何度も繰り返される文章。 平和すぎる毎日、生きる意味がわからない毎日、繰り返すいつもと同じ毎日。 でも、いつも小さなドッキリがあれば、少しはマシなのかもしれない。限りある人生だから、せっかくだから、楽しもうじゃないか!!!
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ドッキリストのマコトに、いつもしてやられるビビリストの俺。楽しい高校時代の描写から一転、やさぐれた三十過ぎの俺が、押しボタン式の横断歩道を横断している。そして物語は、その半年前、十三年前、七年前、十年前、十六年前と前後し、間に断片を挟みながら、マコトと俺、それからヨッチという、小...
ドッキリストのマコトに、いつもしてやられるビビリストの俺。楽しい高校時代の描写から一転、やさぐれた三十過ぎの俺が、押しボタン式の横断歩道を横断している。そして物語は、その半年前、十三年前、七年前、十年前、十六年前と前後し、間に断片を挟みながら、マコトと俺、それからヨッチという、小学生のころに転校してきた女の子の物語は全貌を表してゆく。 構成が素晴らしかった。ネタバレすると、だいぶ早いうちに大人になったヨッチが出てこないので、死んでるんだろうなというのがわかる。が、三人とも、親に恵まれず、親戚の家などに引き取られた子供という共通項があったため、ヨッチの死の原因は、家族関係だと思っていた。そして、マコトが現在交際している社長令嬢かつモデルの女へのプロポーズが文字通りでないことも、読んでいてわかる。どういう結末を迎えるのか、とても期待させられた。そして、かけがえのない仲間だった三人の、たとえばコーラを噴出させて笑ったり、海をながめたり、ナポリタンに山盛りの粉チーズとタバスコをかけたりという、ささいな日常を、この世界に刻んで留めておきたいという思いに、胸が熱くなる。 これが新人賞受賞のレベル。応募時から変更されたタイトルも、編集者の仕事ということなのか、センス抜群だなあ。
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一日あれば、世界は変わる。二日あったら、宇宙がなくなってもおかしくない。 神様なんていると思うか?という声が聞こえた。あたしは、いてくれないと困るよ、と答えた。 ・めちゃくちゃよかった。
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この作品は以前から存在は知っていたがタイミングが合わず、読めていなかったが、ようやく読めた。初めてこの作者の作品を読んだのだが、伊坂幸太郎を読んでいる感覚だった。少しオシャレでなんとなく頭に残るセリフ回しが満載だ。 何度も出てくる「一日あれば、世界は変わる。二日あったら、宇宙がな...
この作品は以前から存在は知っていたがタイミングが合わず、読めていなかったが、ようやく読めた。初めてこの作者の作品を読んだのだが、伊坂幸太郎を読んでいる感覚だった。少しオシャレでなんとなく頭に残るセリフ回しが満載だ。 何度も出てくる「一日あれば、世界は変わる。二日あったら、宇宙がなくなってもおかしくない。」とか。 プロポーズ大作戦の意味もかなり秀逸。 時系列が行ったり来たりして、様々な伏線が散りばめられている点も伊坂っぽい。 伊坂っぽいと言われても作者はうれしくないだろうけど、これがデビュー作のようなので、他の作品も読んでみようと思う。期待も込めて星5の評価。
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時系列の組み替えが独特ではあるが、主要な登場人物が少ないため、混乱することはなかった。 中盤あたりから、物語の核となる部分の輪郭がみえ始め、一気に引き込まれる。 一方で個人的には、キダの心の声である地の文や、登場人物の発言が(映画のセリフを多く引用しているからか)どこか芝居がかっ...
時系列の組み替えが独特ではあるが、主要な登場人物が少ないため、混乱することはなかった。 中盤あたりから、物語の核となる部分の輪郭がみえ始め、一気に引き込まれる。 一方で個人的には、キダの心の声である地の文や、登場人物の発言が(映画のセリフを多く引用しているからか)どこか芝居がかっていて感情移入できる箇所は少なかった。 ただ、物語終盤でのマコトの「指輪喜んでくれるかどうか気になって…」というセリフは、彼女を愛する等身大の男性の言葉として哀しく胸に響いてきた。
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