名も無き世界のエンドロール の商品レビュー
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衝撃のラスト!ってかラストにかけてのテンポがやばい。 途中までは原田マハさんの映画のヤツ←おい と同じ雰囲気だなーっておもってたけど、ラストで全部もっていかれた。 ちょっと切ない感じもまたいい。 天国でのプロポーズ成功していますように。 不条理っていうか世の中うまくいかないよねっていう悶々と、それをぶっ飛ばす爽快感。 読んでよかった。 この作家さん初めてー。他のも気になるー。
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何度も出てくる「1日あれば、世界は変わる」というフレーズ。マコトとキダちゃんにとってのその1日とは、ヨッチがリサにひき逃げされて亡くなってしまった日のことなんだなと強く思いました。その日を境に2人の世界はガラッと変わってしまったと思うと、1日って長いようで短いんだと思います。てっきりリサに対してのプロポーズかと思わせておいて、実はリサが犯した罪を暴いてもういないヨッチに対してのプロポーズだとは、ドッキリストのマコトのドッキリに一番騙されたのは読書自身なのではないかと思わされます笑
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☆4 「本日のメニューは。」と「できたてごはんを君に。」がとても面白かったので、行成薫さんの他の作品も読んでみたくなり本作を読み始めました。 先に読んだ2作とはまた全く違った内容の作品でしたが、読み始めたら続きが気になって一気読みしてしまいました! 最初は時系列が行ったり来た...
☆4 「本日のメニューは。」と「できたてごはんを君に。」がとても面白かったので、行成薫さんの他の作品も読んでみたくなり本作を読み始めました。 先に読んだ2作とはまた全く違った内容の作品でしたが、読み始めたら続きが気になって一気読みしてしまいました! 最初は時系列が行ったり来たりして頭の中で整理しながら読むのが大変だったのですが…バラバラに散らばったパズルのピースが埋まっていくように、物語がどんどん繋がっていく仕掛けが印象的でした。 それにしても…あらすじに書かれていた、史上最大の「プロポーズ大作戦」にはいい意味で裏切られました!
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タイムラインをバラバラに並べ替えて物語は進みます。もっともテクニック的には簡単で、最初に時系列で(少なくともラフには)書いておいて、それを細切れにして順番を入れ替え、繋いで行けばできる。原因を最後に置くことでミステリアスにはなったけど、振り返れば変なのです。 あらすじを時系列で書...
タイムラインをバラバラに並べ替えて物語は進みます。もっともテクニック的には簡単で、最初に時系列で(少なくともラフには)書いておいて、それを細切れにして順番を入れ替え、繋いで行けばできる。原因を最後に置くことでミステリアスにはなったけど、振り返れば変なのです。 あらすじを時系列で書けば(思いっきりネタバレ)。。。 3人とも親が居ないマコトとキダとヨッチ(女)は小学校からの同級生。大人になり小さな自動車工場に勤めるマコトがヨッチにドッキリのプロポーズをしようとした夜、ヨッチはひき逃げされて死んでしまう。その復讐劇。 人ひとり死んでそれを無かった事にするという設定に無理があって、例えばキダとマコトはヨッチがひき逃げされた現場を見ており、絶対それは職場で話題になるはずなのに、その事件を社長や同僚が知らない設定になっている。でもそうした矛盾をひき逃げ事件を物語の最後に置くことで誤魔化してしまってます。 主人公達のキャラの設定は面白く、かつ会話も軽快、でもどこか全体に「切ない」感覚が有って雰囲気は良いのです。そういった所やタイムラインを切り刻む所など、以前私が嵌った伊坂さんに似ているような気がして(10年以上前なので記憶は曖昧)調べたら「伊坂幸太郎の再来」なんて言われてますね。しかし、ミステリーでこの評価は褒め言葉かなぁ。 映画化されているようです。ナルホドそれは面白そうです。
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初読みの作者さんの作品。 粗筋と題名から映画に関係して、若者のドッキリを題材とした明るい青春物と思いきや、良い意味で大いに裏切られました。 プロポーズ大作戦と、美女に接近していく展開が長年温められていた展開に繋がるとは! 破滅的なマコトの最期があの映画のセリフと同じだったときの衝撃は凄かったです。あのシーンが思い出されしばらく読む手が止まってしまいました。 ヨッチが何となく登場しなくなってからは展開が想像できるところはありましたが、男二人が普通ではない世界で思いを募らせる生きて行くのは、悲しいながらも3人の強い絆を感じました。 ハッピーエンドとは言い切れないですが、残されたキダちゃんが納得しているように見受けられて、救われた気持ちになりました。
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文庫本の裏表紙にあった史上最大の「プロポーズ大作戦」にいい意味で裏切られた。 ポップで明るい話かと思いきや哀しいお話。 作戦に至るまでの過去の出来事、費やした長い時間。 すべてはこのためだったのか。 結末を知り、読み返したくなる。
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企みに溢れたミステリだった。映画化もされているから知る機会がある人もいたであろう。新人の作家が出てきたと喜ぶべきだし物語も驚きに満ちていた。途中まであの彼女はどうした?男二人の関係性は何なんだと混乱もあるけど、ラストの種明かしで解決する様は素敵だ。切なかったなぁ…。
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映画にもなっているらしい本作。 いつも様々な本を紹介してくださるインスタフォロワーさんの紹介で図書館本を借りた。 . 時系列的が飛ぶので、一気読みできない私には少し疲れてしまった。 でも登場人物3人の少し哀しみをはらんだ優しさで包まれた青春時代と人生は、少し痛みを持ちながらも美し...
映画にもなっているらしい本作。 いつも様々な本を紹介してくださるインスタフォロワーさんの紹介で図書館本を借りた。 . 時系列的が飛ぶので、一気読みできない私には少し疲れてしまった。 でも登場人物3人の少し哀しみをはらんだ優しさで包まれた青春時代と人生は、少し痛みを持ちながらも美しいと思った。 . 映画に向いているね。 どんな映画になったんだろう。
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映画を見て、 「彩なき世界のノスタルジア」を読んで からの、この本なので 先が分かりすぎていて… 私の順番がおかしいのよね でも、まぁ楽しく読みました。 実写映画のリサ役 中村アン とてもしっくりきた それ以外のキャストは微妙 主役2人の顔がカッコよすぎるんよね ↑映画...
映画を見て、 「彩なき世界のノスタルジア」を読んで からの、この本なので 先が分かりすぎていて… 私の順番がおかしいのよね でも、まぁ楽しく読みました。 実写映画のリサ役 中村アン とてもしっくりきた それ以外のキャストは微妙 主役2人の顔がカッコよすぎるんよね ↑映画の感想かよ…
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