ゆるい生活 の商品レビュー

群ようこ(著者)

2016/10/08

突然のめまいに始まった体調の変化から、
漢方薬局に通い、体質改善に挑んだ日々が群さんらしい軽妙なタッチで書かれています。

『ゆるい生活』となっていますが、いやいや、ハードです。
特に、大好きな甘いものを制限されたのが辛そう。
食べてもいいお饅頭のサイズに悩みまくる群さん。
う～ん、この悩みは切実。

身体から無駄な毒素や水分が排出されて、ニュートラルな状態になったのはいいけれど、
あまりに身体が過敏になってしまうのも困る…。

一番大切なのは、食べものと、体質に合った水分摂取量。
そして姿勢を良くして、肩甲骨を開き、呼吸を深くする。
それと、お医者さんとの相性もすごく大きいと思う。
病気とも言えない、病名のつかない身体の不調。
今はすぐメンタルの問題と片づけられてしまう気がします。
群さんはメンタルも含めて、信頼できる先生に出会えたんですね。

余談ですが、
本書で群さんが「惨劇」と言ってらした結膜下出血。
私もたまになります。
初めて切れたときはびっくりして、眼科にすっ飛んでいきました。
とにかく、本が読めなくなっちゃったら？と心配で。
でも結果、先生は「心配ないです。そのうち吸収されますから。」とだけ。
処置も目薬もなし。
それでも不安で「原因はなんですか？」と、食い下がる私に一言。
「原因は不明なんだよね。あとはまぁ、老化とかいろいろね。」
「…。」
わかったような、わかりたくないような…。

2016/08/30

漢方生活をするわたしにとっては共感できることばかり。
体のためにと思っても、甘いものが食べたくなったり、体に良くなくてもしたくなる誘惑は日々出くわします。
そんな日々を葛藤しながらそんなに頑張らず、でもそこそこは守って生活する著者は、同志のような気分で楽しく読みました。
また、中に出てくる漢方が自分のものと重なると、知らなかった薬の知識も得られて、不摂生に傾きそうな心が一緒に頑張ろう！と爽やかな気分になりました。
参考にするところもたくさんありましたので、読み終えてからは本に感化された生活をしています。
日常体のことを感じる自分と、実際の体ってかなり違ってることに気がつける漢方っていいなぁと思います。

2016/08/12

１９５４年生まれ、群ようこさんの「ぬるい生活」（２００６．８）に続いて、「ゆるい生活」（２０１５．１）を読みました。ぬるいもゆるいも同じようなイメージで読みましたｗ。ぬるいは群さん５０歳の頃で更年期障害のはなしが主体でした。ゆるいは群さん還暦の頃で「めまい」とその治療のはなしでした。朝起きたらくるくるっと目がまわった　から始まります。リンパマッサージを受けると激痛が。体に余分な水分ばかりがたまり、頭にまで上がってめまいになったと。その治療の話だけで２５３ページの物語です。さすが、群さんです(^-^)

2016/07/17

めまいをきっかけに漢方と付き合っていく話。エッセイ？

自分が水をがぶ飲みするタイプなので、水がたまってるんだろうか…と不安になった。
漢方かあ。

2016/06/26

五十代になり、体調不良が出てきた群さんの漢方との付き合い。

耳が痛いー！

そんなに我慢したり、調整するのは大変そう！
自分がリラックスしたり、楽しみにしたりすることに制限をかけろと。
しかも、漢方ってお高い… 一時期保険適用で飲んでたものもあったけど、それでもそこそこするのに。

漢方に頼らないためには、自分の体質と体調管理が必要だということ。
そして、群さんが強く言うように、人それぞれ体質は違うのだから、メディアで取り上げられたり、ある医者が言ったりという、健康法などは鵜呑みにしないこと。
体質が異なれば逆効果なのだ。

漢方で体質改善されてくると、それまでの食生活をしたらすぐに体調が悪くなるという。敏感に反応するので、外食したりすると即アウトになるらしい。
そうなると、外食などで人との付き合いが難しくなるし、それも微妙だなー。

2016/06/23

漢方で身体の不全をゆるゆる改善していく話。
ニュートラルな状態に近づくと、
具合が悪い状態に敏感になる、のがちょっと大変だ。
でも壊れた食生活をしてもなんともない鈍感な体でいることが
良いわけでもなく。
甘いもの、水分、無理をする生活、目の前の刺激、
良くないと思われるものはたくさんあるけど、
ぼちぼち改善して付き合っていくくらいがいい。
漢方って興味があるし、
生活を見直したり体の状態を整えたりするのに
とてもイイとは思うのだけど
金がかかりすぎるんだよなあー。
辛抱強く続けてナンボの治療なんだけど、
お金が続かなくて諦めてしまう。
しかし１日にやることは一つって無理だ。
裁縫やったらパソコンはダメで、あとは体を休めろと言われてもなあー。
なんて５年もしたら、身体に影響が出てくんのかな。
読みながら、いろいろと生活について考えてしまう１冊。

2016/06/07

めまいがしたことから、漢方薬のお世話になった群さんのエッセイですが、なかなか興味深く読みました。

読んで、食事や生活が自分の健康に返ってくることを一緒になって実感しました。
自分の生活も見直しおしなければいけないと読みながら感じましたが、どれだけ気をつけても老化はあるという一文も。。。

2016/06/06

ーあれこれやりたいことを増やすのは楽だが、減らすことの何と大変なことか。ーP218

こと、もの。共通するなぁ。

飛ばし読みで読了。

2016/06/04

漢方に興味があってよんでみた。
しかし、漢方薬局に通うのはお金がないと無理そうだと感じた。
保険が効くのなら・・・お金があるのなら・・・こんな薬局に通ってみたいな。

2016/04/11

体は食べたもので作られているのを改めて感じたエッセイ。自分の体と向き合い、体質を知るのが大切だと気づかせてくれる。甘いものは好きだが、あらゆる食べ物においても程々が良く、摂り過ぎはダメだと痛感。今は多少無茶をしてもなんともないが、年をとった時にそのことが体に表れるからやはり良くないのかなと思う。習慣化したものをぴたっと辞めるのは無理があるし、本書のように悪影響になるものを徐々に減らしていき、改善に向かうのが最良だと感じる。作中の薬局でリンパマッサージを受けてみたいが痛さに悶絶し、躊躇するなと思ってしまう。