下鴨アンティーク アリスと紫式部 の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
Tさんのおすすめ。 元華族の家に生まれ、父母を早くに亡くして祖母に育てられた鹿乃は、 現在、高校生。 一年前には病気で祖母も亡くし、 下鴨の洋館に兄の良鷹と暮らしている。 離れには兄の友人の慧が住んでいて、蔵には訳ありのアンティーク着物。 鹿乃は休日を祖母のお下がりの着物を着ている暮らしており、 祖母の着物を愛している。 蔵からしてまってあった着物をだしてみたところ、 柄が変わったり、長襦袢が泣き声をもらしたりと、 さらりとした怪異が起こりはじめる。 その謎を解いていくが、 今のところ、背負っている業も運命もなく、卓越した異能もない。 危険といえば、 祖母の友人の孫、洋館に住み温室で薔薇を育てている、 涼やかな顔立ちの大学生の存在か。 照れもせず薔薇の花束を鹿乃に渡す「たらし」なので。
Posted by
ミステリー×恋愛で、どんどん読み進められるお話だった。一話一話がほどよいボリュームの短編なので、サクサク読める。シリーズものということで好きな人は続きが読めます。
Posted by
フォロワーさんに教えていただいた本。 とても可愛らしいお話。開けてはいけないと言われていた蔵、柄が変わった着物、泣く長襦袢、蔵の中の祖母の着物…不思議なことを解決していくのが面白くて気がついたら読み終わっていた。着物に惹かれる。 源氏物語を大まかには古典の授業やその他諸々で知...
フォロワーさんに教えていただいた本。 とても可愛らしいお話。開けてはいけないと言われていた蔵、柄が変わった着物、泣く長襦袢、蔵の中の祖母の着物…不思議なことを解決していくのが面白くて気がついたら読み終わっていた。着物に惹かれる。 源氏物語を大まかには古典の授業やその他諸々で知ってはいたけれど、もっとしっかりと読んでいれば、このお話をもっともっと楽しめたかもしれない!源氏物語も履修したい。
Posted by
古い着物を大事に着てる、おばあちゃん子のヒロインには好感しかない。古い洋館で暮らす麗人たちが、オカルトチックな謎を解決するお話し。 ほのかな恋心も読んでて楽しい。
Posted by
何となくタイトルで読んでみたけど、案外面白い話だった。 短い話がいくつかあって、読みやすかった。 私も着物が好きだから、着物に関する謎解きが楽しくて、さらりと読み終えることが出来た。
Posted by
読みやすくて、面白かった。特に難解の本を読んだ後だったので、余計にそう思ったのかも。恋愛が絡んできて、続編も気になります。
Posted by
2023.2.2 読了。 亡くなった祖母の影響でアンティーク着物を愛する鹿乃は両親を早く亡くし、兄の良鷹と共に祖母の家で兄の友人の慧を下宿人に迎え暮らしていた。祖母に「開けてはいけない」と言われていた蔵を開けたことで次々と不思議なことが起こるアンティーク着物をめぐるミステリー小...
2023.2.2 読了。 亡くなった祖母の影響でアンティーク着物を愛する鹿乃は両親を早く亡くし、兄の良鷹と共に祖母の家で兄の友人の慧を下宿人に迎え暮らしていた。祖母に「開けてはいけない」と言われていた蔵を開けたことで次々と不思議なことが起こるアンティーク着物をめぐるミステリー小説。 設定がとても自分好みだったし主要な登場人物が皆美形でありアンティーク着物や住んでいる洋館などの描写も美しく想像しながら読んでいくのが楽しかった。知らない文学も出てきたがふりがなも適度にふってあるし説明も端的にされているので読みやすかった。ドロドロ系やイヤミスではなく摩訶不思議という世界観。 続編では鹿乃と慧の関係がどうなっていくのか、慧が育ってきた環境なども気になる!
Posted by
正確に書くと星3.8。 初めて読んだということもあり、面白かった。 基本は妖などがからむ謎解き系で、そこに少し恋愛要素もプラスされている。 続編も読みたい。
Posted by
ストーリーのコアになる謎の部分が不思議という名の超常現象で、そこが受け入れられなかった。元も子もないけど。残留思念とかがある世界、みたいな設定だったらまた違ったのかなぁ。春野君どうなるかは気になる。
Posted by
契約結婚シリーズで作者さんを知り、こちらは京都を舞台に、古文や着物、アンティークに関連した事件を解決しつつのファンタジーだと知り、興味が湧いて購入。 表紙がとても好みで、素敵! 京都が舞台だけあって、言葉つかいや景色、習慣に、京都らしさを感じる。 ただ、作者さんの作品では、さき...
契約結婚シリーズで作者さんを知り、こちらは京都を舞台に、古文や着物、アンティークに関連した事件を解決しつつのファンタジーだと知り、興味が湧いて購入。 表紙がとても好みで、素敵! 京都が舞台だけあって、言葉つかいや景色、習慣に、京都らしさを感じる。 ただ、作者さんの作品では、さきに契約結婚シリーズを読んでいたので、こちらは少々あっさりめというか、ちょっと物足りなさのようなものを感じた。 着物を使った事件や、それらに関連する歌の謎などは面白いと思ったが、なんとなく主流、先が読めてしまうかな。
Posted by