ビブリア古書堂の事件手帖(6) の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
登場人物が多い!誰が誰の子どもで孫なんだか、よく分からなくなりつつも読了しました。太宰治について、参考文献の多さには前作の如く感嘆します。真犯人はアンカット本をはじめから切り進めながら太宰を読みたいと願いました。なにやら袋綴じのようで、贅沢な読み方ですね。次作で最終巻のようですが、私はここでビブリアの幕を閉じたいと思います。なぜなら、やっぱりこれといって興味がわかないからです。子ども孫親戚の大パニック化についていけません。唯一、本の謎には興味があります。ただの短編集のまま続けてくれればよかったのに。閉幕。
Posted by
栞子さんと五浦君の古書ミステリ6冊目。今回は丸ごと「太宰治」である。 栞子さんが持っている太宰治の『晩年』。貴重な古書であり、それを狙った田中敏雄に階段から突き落とされるもとになった品である。田中敏雄がそれを狙って犯罪まで犯したのは、かつて彼の祖父が持っていた『晩年』だと勘違い...
栞子さんと五浦君の古書ミステリ6冊目。今回は丸ごと「太宰治」である。 栞子さんが持っている太宰治の『晩年』。貴重な古書であり、それを狙った田中敏雄に階段から突き落とされるもとになった品である。田中敏雄がそれを狙って犯罪まで犯したのは、かつて彼の祖父が持っていた『晩年』だと勘違いしたせいだ。実は彼の祖父・田中嘉雄の『晩年』を買い取ったのは、全く別の人物だったのだが、それには複雑な事情と秘密が隠されていた。 今回の古書ミステリは、そんな陰鬱な謎の物語である。 このシリーズを読んできて初めて、うすら寒い怖さを感じた。古書を求める感情は何年も何十年も消えないのだ。それが自分の近くにいる人を傷つけることになっても、破滅させることになっても、関係ないのだ。それらの人々には、本しか見えていないのだ。 『晩年』をめぐる人々の諍いの中で、無事に和解した人々がいたことにとても安堵した。彼らはその人生の中で、本と同じくらい大切な人がいたのだ。反対に、最後まで本しか見えていない人たちがいたことに、暗澹たる気持ちになった。 次で最終巻。 栞子さんのお母さん、智恵子さんは、いったいどちらなのだろう。
Posted by
再び太宰治を巡るお話。太宰の作品の魅力はその波乱万丈な人生に起因するものが多いと思っているのだけど、だからこそこんなにも長い間読み継がれて多くの人を惹きつけるんだろうな。古書を介して人間の因果も巡る物語、謎解きも面白かった
Posted by
Posted by
シリーズの中で1番暗かった感じがしました。 襲い襲われの展開はやっぱ読んでてきついものがありました。
Posted by
太宰治は読んだことあるかなー??うーーん。くらいの読書初心者なので、ちょっと太宰治とか読んでみようと全集を借りてきた。よく分からんけど読んでみよう。
Posted by
<目次> 略 <内容> 今回は太宰治の話。古書でそんなに命かけるのかわからないけど、高価になるのは何となくわかる。ついに大輔くんも被害者に。そして登場人物がつながっていく。古書店と大衆食堂を接点に…
Posted by
古書店店主の篠川栞子と過去のトラウマで長時間読書ができなくなってしまった バイト店員の五浦大輔とが、古書が絡んだ事件を解決していく物語の第6巻。 毎回、文豪や大作家の本をめぐっての事件だが、今作では1巻に登場した、 文豪の本とそれに絡んできた犯人等いろいろ長い年月のわだかまりな...
古書店店主の篠川栞子と過去のトラウマで長時間読書ができなくなってしまった バイト店員の五浦大輔とが、古書が絡んだ事件を解決していく物語の第6巻。 毎回、文豪や大作家の本をめぐっての事件だが、今作では1巻に登場した、 文豪の本とそれに絡んできた犯人等いろいろ長い年月のわだかまりなどを 解決していく。 この文豪の作品はいまだに、知名度1・2を争う作品しか読んでいなかったので、 タイトルを言われて、短編集のタイトルか1作品のタイトルかが判断が付かなかった ということは、残念であるが重要なことにはならないので、6巻を読もうと 思ってる人は、同じ境遇であっても気にせず楽しめます。 知っていた方がより楽しめるので、先に読んでおくと・・・、と言っても ネタバレになるのであえて言いません(笑)。 5巻を読んだ人なら分かる2人の関係に、ある人物のおしゃべり好きが ある意味迷惑なことになって、そこも絡んでくる展開に!? そういうところも楽しみつつ読んでみてください。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
血縁関係、人間関係、複雑過ぎやしないか。 晩年を探す過程で明かされる事実が濃すぎる。 田中嘉雄さんはもう居ないけど何があったのか分かってよかった。 後悔は残るけど憎んだまま終わるのは嫌ですからね。 田中敏雄に五浦大輔と従兄弟だと伝える事になるとは。 従兄弟だから、血が繋がっているから、似ているから、田中敏雄は五浦大輔が何処までも追いかけるという言葉を否定しきれない。 久我山寛子は窃盗を古書好きになるために是としているようで、田中敏雄は古書の為なら窃盗もやむを得ないようで。 とんでもないですね。
Posted by
ビブリア古書堂の事件手帖6 ~栞子さんと巡るさだめ~ 著者:三上 延 --- **あらすじ** 累計600万部突破、驚異のミリオンセラー! ビブリオミステリ第6巻。 太宰治の『晩年』を奪うため、美しき女店主に危害を加えた青年が、今度は依頼者としてビブリア古書堂に現れる。彼の...
ビブリア古書堂の事件手帖6 ~栞子さんと巡るさだめ~ 著者:三上 延 --- **あらすじ** 累計600万部突破、驚異のミリオンセラー! ビブリオミステリ第6巻。 太宰治の『晩年』を奪うため、美しき女店主に危害を加えた青年が、今度は依頼者としてビブリア古書堂に現れる。彼の求めるのは、署名はないが太宰の自筆と判明しているという、別の『晩年』。 その探索の過程で、二人は四十七年前に起きた稀覯本の盗難事件にたどり着く。なんと、それには二人の祖父母が関わっていたという。 過去をなぞるかのような不思議な巡り合わせ。果たしてそれは偶然か、あるいは必然か——。 --- **感想** シリーズ第6巻では、「過去と現在」「家族と記憶」「運命と選択」といった重層的なテーマが、太宰治の『晩年』という実在の文学作品を軸に丁寧に編み上げられていきます。 神奈川県内の古書店というニッチな舞台設定が、かえって物語に静かな重厚感を与え、物語の奥行きを深めています。栞子と大輔が本を追いかけながら辿る過去の足跡は、予想もしなかった人物同士のつながりを浮かび上がらせ、読者の心を揺さぶります。 とりわけ印象深いのは、本という「モノ」を通して、過去の記憶や感情、そして因縁までもが現代に影響を与えるという構造です。今巻で明かされる祖父母たちの物語は、まるで過去が再演されるようで、どんどん引き込まれていきました。 また、栞子と大輔の関係も徐々に深まりつつあり、単なる依頼と解決の繰り返しではない、人間的な成長や絆の描写も見どころのひとつです。しかし、過去の因縁がこの先の二人の関係にどのような影を落とすのか、次巻への期待が高まります。 次巻が最終章と銘打たれているだけに、物語の終わりが近づいているという実感もあり、読者として心して見届けたい気持ちになります。
Posted by
