二番目の悪者 の商品レビュー
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いい加減な噂話、悪意のある噂を安易に広めてしまう怖さ、子どもには難しい内容かもしれないが、知っていて欲しい。 銀色のライオンさんが声をあげたらどうなっていただろうと考えてもみる。
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メディアで世の中が操作されてる現代の、忠告本と感じた。この本を読むと、飛び交った情報を信じるか信じないかを決めるのは、いつだって自分であることが分かる。
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みごとな金色のたてがみを持つライオンがいた。その身はたてがみと同じ金色の服に包まれている。 ライオンの住む国の国王が死期近く、次の王様を国民で決めるようにとおふれを出した。 自分こそ王だと疑わない金のライオンは、王様候補にあがっている、街外れに住む心の優しいライオンの話を聞きつけ...
みごとな金色のたてがみを持つライオンがいた。その身はたてがみと同じ金色の服に包まれている。 ライオンの住む国の国王が死期近く、次の王様を国民で決めるようにとおふれを出した。 自分こそ王だと疑わない金のライオンは、王様候補にあがっている、街外れに住む心の優しいライオンの話を聞きつけた。自分が王になるために邪魔なライオン…金のライオンはあることを思いついた。 救いのない考えさせられるラスト。 タイトルの、「二番目の悪者」って一体誰のことなのでしょうか。なぜその人が二番目なのか?一番二番だけ?他の人には罪はない? 答えは様々だと思います。そういったことを話し合うきっかけとして読める本だと思いますし、もちろん物語として読んでも、お伽噺として楽しめる本だと思います。 話し合わずとも、ラストの衝撃で自ずと考え出さずにはいられなくなると思います。そう思うと、高学年向きの絵本であり低学年には向かないかな、場合によっては中学年からと思える内容でした。 私見ですが、金のライオンが最も悪い、一番目の悪者として、それ以外の全員が二番目の悪者だと私は感じました。それは、噂を否定することなくただ静観していた銀のライオンも含め。始めたのは金のライオンではあるけれど、その結果を目の当たりにすると、過程に関わった全ての人が悪者だと思えてしまいました。そこに二番三番という優劣はないのだと。
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図書館の予約で1年も待った人がいたので、わたしも借りてみた。 娘の音読用に。娘と一文ずつ読んだ。長いかな?と、大人のわたしが思っていたが、娘の方は続きが気になったようで捲る手を止めなかった。 娘の読後の一言、表紙を指さして「二番目じゃないよね。一番だよね」。 また読み返したい本の1つになりました。
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表紙に書いてある「考えない、行動しない、という罪」という言葉が胸に突き刺さる内容です。 ぜひ読んでみてください。
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息子がサンタさんからのプレゼントでもらったものを読みました。表紙に書いている「考えない行動しない罪」について書かれています。
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銀色のライオンがいました 美しく力があり、経済力もありました ある日、次の王さまをみんなで選ぶとき、金のライオンは自分こそはと考えました しかし、皆が推薦する素晴らしい人柄の銀色のライオンがいました 金のライオンは銀色のライオンをおとしめる噂を流しはじめました ○噂を確かめずに信じた動物たちは… 金色のライオンだけが、悪かったのでしょうか 振り返って私たちは…
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オススメになっていたので 図書館で借りてみました 評価が高い理由がわかりました 大人でも、考えさせられました
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表紙裏の「これが全て作り話だと言い切れるだろうか」がじわじわと効いてきた。 本当にお話の世界だけのことだったらいいのに。 考えさせられる本で、手元に置きたくなった。
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大人になって初めて読んだ絵本。 最近の絵本は大人向け?と思わせられた。 真実は自分の体験・感覚の中に。 誰か(何か)が悪い、と非難する前に、自分は真実を確かめようとしたのか? 噂を確かめずに広めたのなら、たとえ良かれと思って行ったことであっても、あなたは誰かに騙された被害者...
大人になって初めて読んだ絵本。 最近の絵本は大人向け?と思わせられた。 真実は自分の体験・感覚の中に。 誰か(何か)が悪い、と非難する前に、自分は真実を確かめようとしたのか? 噂を確かめずに広めたのなら、たとえ良かれと思って行ったことであっても、あなたは誰かに騙された被害者ではなく、悪者(2番目の)だよ という、、 勧善懲悪、最後は正義が勝ってハッピーエンドというストーリーで育った世代の家族は結末の理解に苦しんでいたけど、善悪の定義も含めて自分で考えよう、真実は自分で確かめようというスタンスが、私は良いなと思った。
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