1,800円以上の注文で送料無料

誘拐症候群 新装版 の商品レビュー

3.5

24件のお客様レビュー

  1. 5つ

    0

  2. 4つ

    10

  3. 3つ

    9

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2024/11/12

表沙汰にならない小口の誘拐を繰り返す知能犯という設定が面白く、どう事件が展開するかワクワクする。一方で武藤さんはまた毛色の違う誘拐事件に巻き込まれ悪戦苦闘し、こちらも意外な顛末。 色々な視点から徐々に真実へ迫る展開が丁寧かつスピーディーで、次々にほどよく謎が提示されるので面白く読...

表沙汰にならない小口の誘拐を繰り返す知能犯という設定が面白く、どう事件が展開するかワクワクする。一方で武藤さんはまた毛色の違う誘拐事件に巻き込まれ悪戦苦闘し、こちらも意外な顛末。 色々な視点から徐々に真実へ迫る展開が丁寧かつスピーディーで、次々にほどよく謎が提示されるので面白く読める。 結末はなかなかに力技でエレガントさに欠けるが、環さんはこういうことも平気でやるのだという次への布石…と思っとこう。

Posted byブクログ

2024/09/30

症候群シリーズ第2弾。誘拐事件が頻発していた。警視庁人事二課・環敬吾は特殊工作チームを招集する。そのメンバーの一人の、知人の子も誘拐され事件にまきこまれていた。インターネットの怖さや闇などを扱った社会派小説。この作品が25年以上も前に刊行されたものであることが純粋にすごいと思う。...

症候群シリーズ第2弾。誘拐事件が頻発していた。警視庁人事二課・環敬吾は特殊工作チームを招集する。そのメンバーの一人の、知人の子も誘拐され事件にまきこまれていた。インターネットの怖さや闇などを扱った社会派小説。この作品が25年以上も前に刊行されたものであることが純粋にすごいと思う。話としては前作の「失踪」の方が好き。

Posted byブクログ

2024/05/03

症候群シリーズの二作目 環が率いるチームで対応するのではなく、武藤が主人公?! 最初の方の誘拐事件の犯人は残念だった

Posted byブクログ

2024/03/03

場面や視点が次々と切り替わるので読みやすい。面白かった、けど、後半がちょっと物足りなかったかな…とも思う。 犯人が誰なのかハラハラするというよりは、色々な立場の色々な人の気持ち、こういう状況になったらやっぱり人間はこうしてしまうよな…というような、「人間」を書いた小説という印象。

Posted byブクログ

2024/01/05

2つの誘拐事件が絡み合って展開するという、設定が面白い。 元警察官の坊主が巻き込まれる誘拐事件については、かなり犯人たちが用意周到に準備をしているのも関わらず、呆気ないほど簡単に犯人が割れるのが不自然。ここまで仕込みができる犯人なら、最後までもっと計算しているのではないかと思う。...

2つの誘拐事件が絡み合って展開するという、設定が面白い。 元警察官の坊主が巻き込まれる誘拐事件については、かなり犯人たちが用意周到に準備をしているのも関わらず、呆気ないほど簡単に犯人が割れるのが不自然。ここまで仕込みができる犯人なら、最後までもっと計算しているのではないかと思う。 一方、女性が巻き込まれる誘拐事件については、当時とSNSのセキュリティが全然違うので、今読むと完全に時代遅れになってしまった感がある。 ストーリーは面白いのだが、こうした細かい点が気になった。

Posted byブクログ

2023/02/12

身代金としては少額の金額を要求し、警察に届けなければ子供は無事に戻ってくる。 そんな悪質な表に出ない誘拐事件。 それと、托鉢僧の武藤が知り合いになった男性の赤ん坊が誘拐される事件も発生。 この2つの誘拐事件に、環率いる裏のメンバーが動き始める。 2023.2.12

Posted byブクログ

2021/10/01

出張に持って行き移動時間や宿泊先であっという間に読み終えた。 内容には作者特有の重厚さがなかった事が理由かもしれないけど、展開の切り替えが早かったので飽きなかった。 チームリーダーの超人的過ぎる冷静さと推測が少ししらけたけど面白かった。

Posted byブクログ

2021/01/07

 症候群シリーズ第2弾。シリーズものではあるが、前作とは雰囲気を異にしている。前作の失踪症候群は、何らかの理由で新しい自分として生きていきたいと願う失踪希望者を利用した犯罪だったが、今回はそういったものを利用するのではなく、犯人が初めから存在し、誘拐を行うという一般的な犯罪形式と...

 症候群シリーズ第2弾。シリーズものではあるが、前作とは雰囲気を異にしている。前作の失踪症候群は、何らかの理由で新しい自分として生きていきたいと願う失踪希望者を利用した犯罪だったが、今回はそういったものを利用するのではなく、犯人が初めから存在し、誘拐を行うという一般的な犯罪形式となっている。  2パターンの誘拐事件が同時に起こり、それぞれが分離展開していくという構図なので「あっちはどうなった?」「こっちはどこまで進んだ?」といった感じで、どんどんとページを進めてしまう面白さがある。  どちらの誘拐でも、人間のエゴのようなものがにじみ出ており、最後まで目を離せない展開が続き、読みごたえがあった。

Posted byブクログ

2020/07/19

ドラマをみてこのシリーズを読みました 出せない値段じゃない身代金なら警察に知らせず払ってしまうんだろうなと どこであってもおかしくないと思い怖くなります 差別や自己顕示欲はなくならないんだろうけど、度が過ぎるとそれはもう,,, この本が出た当時よりネット社会になり便利になった反...

ドラマをみてこのシリーズを読みました 出せない値段じゃない身代金なら警察に知らせず払ってしまうんだろうなと どこであってもおかしくないと思い怖くなります 差別や自己顕示欲はなくならないんだろうけど、度が過ぎるとそれはもう,,, この本が出た当時よりネット社会になり便利になった反面、不寛容な社会になっているなぁと感じる今日この頃

Posted byブクログ

2020/07/19

7/18読了。 なんとなく症候群シリーズとして前作の環チームがまた活躍するんだろうなと読み出したらまさかの僧侶パートがメインでひっくり。 しかも暗くて無口なイメージしか書かれていなかったのに今回めっちゃ喋る人なんやと本の世界の人に対して思ってしまった

Posted byブクログ