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屍者の帝国 の商品レビュー

3.5

159件のお客様レビュー

  1. 5つ

    21

  2. 4つ

    40

  3. 3つ

    49

  4. 2つ

    11

  5. 1つ

    4

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2014/12/31

設定はすごくいい、しかし、なんというか言葉遊びが過ぎる。キャラクターが数々のお話から持って来ていて話の中で描かれている人といない人とが混ざりあって読みづらい。 話も今流行りの謎で終わってしまう感じで決着をつけて欲しかった。

Posted byブクログ

2014/12/31
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

一度読んだだけでは理解しにくい部 分が多々あるのだが、それでもス トーリーにどんどん引き込まれって いった 戦場や経済活動の場など社会 の至る所で屍者が利用される世界を 題材にすることによって、最終的に 人間にとって究極的なテーマである 意識や魂の所在について描くという 着想が面白いと思う なので後書きを 読んで今まで未読だった伊藤計劃氏 の著作を読みたくなった

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2014/12/29

この物語の始まりも衝撃的だが、終わりはさらに衝撃的。 19世紀のサブカルチャーのオンパレードの今作。 歴史に残るのは当然なんだろうな。

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2014/12/28

ワーグナーは出てくるけどスクリャービンは出てこない。 レット・バトラーは出てくるけど緋村剣心は出てこない。 テーマは「言葉の大切さ」。 大切ならもう少し言葉を節約してもいいような気もちょっとだけしたけど、まあ、面白かったです。

Posted byブクログ

2015/08/28

【背表紙】 屍者復活の技術が全欧に普及した十九世紀末、医学生ワトソンは大英帝国の諜報員となり、アフガニスタンに潜入。その奥地で彼を待ち受けていた屍者の国の王カラマーゾフより渾身の依頼を受け、「ヴィクターの手記」と最初の屍者ザ・ワンを追い求めて世界を駆ける―伊藤計劃の未完の絶筆を円...

【背表紙】 屍者復活の技術が全欧に普及した十九世紀末、医学生ワトソンは大英帝国の諜報員となり、アフガニスタンに潜入。その奥地で彼を待ち受けていた屍者の国の王カラマーゾフより渾身の依頼を受け、「ヴィクターの手記」と最初の屍者ザ・ワンを追い求めて世界を駆ける―伊藤計劃の未完の絶筆を円城塔が完成させた奇蹟の超大作。 『NOVA1』でプロローグのみ既読でした。 物語の設定、世界観、展開と、とにかくスケールが大きい。 内容は哲学っぽくて、ほぼ理解できてないと思います。 聞いたことのある名前がいくつか登場しますが、残念なことに自分の知識が足りなかった。 それでも非常に面白い。 もっといろんな本を読んでから再読したらもっと面白く感じそう。 アニメ化も楽しみにしています。

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2014/12/17

屍者を使役するというコンセプトで,多様な歴史的要素を用いて世界を構成する.これまでの作品と同様,ネガティブな発想を使ってポジティブな世界の構築に挑む姿勢には,確かに伊藤計劃氏の後ろ姿が感じられる.観残念ながら,全体を支える柱を読み取れず,難解.

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2014/12/15

遺稿部分を先に読んでからの読了。 ちょうどカラマーゾフの兄弟をさわったところだったので、アレクセイの名前が出てきたときのトリハダ感はすごかった。それと、個人的には、はじめに女性の屍者を見たときの描写と。 たぶん、わたしは伊藤氏の文体がすきだったのだなあと思ったし、再読はなるべくし...

遺稿部分を先に読んでからの読了。 ちょうどカラマーゾフの兄弟をさわったところだったので、アレクセイの名前が出てきたときのトリハダ感はすごかった。それと、個人的には、はじめに女性の屍者を見たときの描写と。 たぶん、わたしは伊藤氏の文体がすきだったのだなあと思ったし、再読はなるべくしたくない……というか気が進むような手軽さはないし、おいてけぼりをくらってからは本当にページをめくるのがしんどかったのも否めないが、エピローグは、共著だからこその重みがあるとも言える。 書き綴られたものにこそ。 というわけで、星4。

Posted byブクログ

2014/12/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 死者を動かしたものが屍者であり、屍者の王国を作ろうとするカラマーゾフ。それを追うワトソンたち。  これらの関係で屍者についての技術や存在についての話が進んでいくと思えば、あっさりとカラマーゾフに追い付いてしまう。予想外の展開だった。  死者を動かした存在というとバイオハザードのようなゾンビを思い浮かべるが、そういうのとは異なっていた。死者にソフトウェアを書きこみ動かすというのは面白い発想だと思った。

Posted byブクログ

2015/03/21

2013年本屋大賞10位 19世紀後半の史実を背景に「もしも屍者が労働力だったら…」という世界で架空の有名人たちが世界を駆け回るというお話。 SFは滅多に読まないが、設定が面白そうだったので手にしてみた。いきなり『生者と死者の違いは霊素。死亡すると生前に比べ21グラムほど減少...

2013年本屋大賞10位 19世紀後半の史実を背景に「もしも屍者が労働力だったら…」という世界で架空の有名人たちが世界を駆け回るというお話。 SFは滅多に読まないが、設定が面白そうだったので手にしてみた。いきなり『生者と死者の違いは霊素。死亡すると生前に比べ21グラムほど減少する。それが霊素の重さだ。』で始まり非常にそそられるも、この虚構になかなか入り込めず… 途中から「解りやすく物語にした哲学書だ」と思ってみたら面白く読めた。読み方は著者の意とするところではないけど、この本の中にも書いてある通り「愚か者ばかりの世界」の一人なのでご容赦下さいw

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2014/12/12

伝説ですな。 結構、娯楽小説です。 (円城さんなんでビビってました) ワトソン、007、ヘルシング。 何人見つけました?

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