四月は君の嘘(10) の商品レビュー
黒猫の死が示すもの
何か凪が古い恋人みたいになっている。だけど。椿は椿で告白するし、でも公生はニブちんだから分かっていない。
公生のピアノは迷いながらでは前に進めない。かをりに届けたいものは何だと背中を叩きたくなる。
黒猫の死は悲劇ではある。かをりの未来を示すものだけれど、公生にとっては...
何か凪が古い恋人みたいになっている。だけど。椿は椿で告白するし、でも公生はニブちんだから分かっていない。
公生のピアノは迷いながらでは前に進めない。かをりに届けたいものは何だと背中を叩きたくなる。
黒猫の死は悲劇ではある。かをりの未来を示すものだけれど、公生にとってはそれだけではない。過去との決別なのだろう。
ユスト
淡々と最終巻にむけて、主人公以外の話に終わりが見え始める巻ですが、それと同時に物語の一つのテーマである”心”に目を向けた巻でもあると思います。 本巻は、宮園かをりがとある決心をするところから始まります。 そこから淡々と話が進み、宮園かをりの両親から公生が感謝をされる場面が個人的...
淡々と最終巻にむけて、主人公以外の話に終わりが見え始める巻ですが、それと同時に物語の一つのテーマである”心”に目を向けた巻でもあると思います。 本巻は、宮園かをりがとある決心をするところから始まります。 そこから淡々と話が進み、宮園かをりの両親から公生が感謝をされる場面が個人的には印象的です。直接相手に何かをせずとも、自分の心を見せることで人の心をつき動かすこともできる、その結果として宮園かをりの両親から言われた、”だから ありがとう 有馬公生君”という言葉は、1巻で宮園かをりが子供たちからもらった花束にどことなく似たところがあり、きっと公生の記憶に残る言葉だったのではないかな、と思います。作品中に何度も出てくる”人の心に住む”であったり”人生が色づく”というのは、そういうことなのかも知れません。 場面は変わって、相座武士が自分の中で決別をするところも印象的です。 コンテストの採点基準に合致するよう弾くことこそが理想だと考えていた武士が、2年ぶりに会って弾き方が変わっていた公生の姿を見て、初めは色んな感情を抱いていました。しかし、その公生から奏でられる音楽を通じ、コンテストで点を取ることだけが理想なのではなく、その先にある、音楽を通じて聞いた人に何かを伝えられる可能性に目を向けられるようになります。結果として、その伝えたい何かが公生と武士でたまたま違ったのだと。この場面を初めに読んだのは随分前で、その頃は武士が綺麗事を言ってるだけに読めて”世界を拡げる”の意味がよく分かりませんでしたが、時間を置いて改めて読むと、そういうことなのかなと腑に落ちました。 その他にも、椿が自分の気持ちと向き合って公生と話す場面も記憶に残っています。ひょっとするとこのセリフの後に来る場面の方が一般的には印象的なのかも知れませんが。椿の”公生にはちゃんと心がある ただ隠すのが上手になっただけ 自分でも見つけられないくらいに”という言葉と”君が私の側にいたように 私は君の側にいたんだよ”という言葉がこの巻の後半に出てくるのですが、このような言葉が描かれたところに、椿が自分の気持ちと向き合い、それと同時に人の心の機微にも敏感になったという椿の成長が見て取れるように思います。 なにぶん9巻のようにアツい場面というよりはある意味大人な描写を本巻はしているような気がして、昔の自分ではピンとこなかった巻ですが、数年経って読むと改めて気づくことの多い巻でした。
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こんなに、久しぶりに漫画を読んでいて、ハラハラドキドキした漫画は、なかったと思います。 是非、読んでいない方。 読んで見てください。
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初読。東日本ピアノコンクールに向け、様々な人間が備え、けじめをつけ、集中する。公生も例外ではなく、かをりに対する気持ちを固め、亮太に宣戦布告をする。あっちでもこっちでも戦わなせればいけない公生は大変だ。椿はようやく公生に球をぶつける。カーブに近いストレート。ボール、それともストライク?公生に触発されて動き出した矢先、かをりが… 次巻、最終巻。
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かをりが手術をしようと決心。もう一度公生と一緒に音楽をやろうと。公生は音楽でかをりにも生きる光を与えたのね。前巻で凪と公生の連弾により突き動かされた武士が12月の東日本ピアノコンクールで色気をまとって完全復活。絵見と公生と武士の3人でサンドイッチ食べてるとこ好きだな。お互いを高め合う同志みたいな関係を築けてるように見える。今回は公生と絵見の演奏はなし。後半は椿が公生に告白。告白だよね?公生のかをりへの気持ちを指摘するまでは別にいいけど、かをちゃんは渡が好きなんだよとか、相手にされるはずないとか言いすぎじゃないかな。可愛くないなぁと思いつつ、それが椿らしさだなぁとも思った。最後はかをり病状悪化。次が完結巻だけに心配。
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【あらすじ】 公生(こうせい)と凪(なぎ)の連弾は大切な人へ想いを届けた。「もう一度、僕と一緒に弾いてください」公生の言葉が、かをりの心に小さな光を与える。公生は12月の東日本ピアノコンクール予選へ、かをりはリハビリへ……それぞれが懸命に前へと歩みを進める。そして季節は冬を迎える―― 【感想】
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お兄ちゃんの完全復活。 見た目と中身は意外と一致しないし、キャラクターもそれぞれ。 いじらしいことだなあ
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ショパン エチュードOp.10-12 この曲なんだろ?と思いつつ読んでましたらね、挿入曲紹介で「革命」って!革命だったの?そーだったの!って相座くんの演奏シーン再読しちゃったわよ。いいですよね、あの曲も。2巡目の2音多い(よね?)多いとことかなんなの。色気さえ感じてしまうよ。次が...
ショパン エチュードOp.10-12 この曲なんだろ?と思いつつ読んでましたらね、挿入曲紹介で「革命」って!革命だったの?そーだったの!って相座くんの演奏シーン再読しちゃったわよ。いいですよね、あの曲も。2巡目の2音多い(よね?)多いとことかなんなの。色気さえ感じてしまうよ。次が最終巻。かをりの容体も万事休すなのか!?
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素晴らしい公生と凪の演奏が人の心を動かした。 音楽から素敵な関係がどんどん広がって、発展していくと良いと思う。
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