最貧困女子 の商品レビュー
レポートのために読み始めたが、内容が重すぎて途中から読む気にならずレポートも手が止まってしまった。 他人事とは思えず、でも私たちがどうしようもできない問題、現代の闇だと感じた。興味本位で読んだ自分を後悔した。でもこの世の中には性でしかお金を稼ぐことが出来ない人もいるんだと言うこと...
レポートのために読み始めたが、内容が重すぎて途中から読む気にならずレポートも手が止まってしまった。 他人事とは思えず、でも私たちがどうしようもできない問題、現代の闇だと感じた。興味本位で読んだ自分を後悔した。でもこの世の中には性でしかお金を稼ぐことが出来ない人もいるんだと言うことを知るいい機会だったし、知ることが出来て少しでも考えることが出来てよかったとは思う。
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貧困とはお金がなく、かつ精神的にも困窮状態にあることを言い、その背景には三つの無縁と三つの障害が存在する。 貧困は自己責任、という論調があるが、幼い頃から極限状態で生きてきて、教育を十分に受けていなかったり、努力が報われる成功体験をしてきていない人たちは、そもそも頑張り方がわから...
貧困とはお金がなく、かつ精神的にも困窮状態にあることを言い、その背景には三つの無縁と三つの障害が存在する。 貧困は自己責任、という論調があるが、幼い頃から極限状態で生きてきて、教育を十分に受けていなかったり、努力が報われる成功体験をしてきていない人たちは、そもそも頑張り方がわからないケースが多くある。 その結果、頑張るベクトルが間違っていたり、結果としてより悪い方向に作用してしまったりするため、自己責任と片付けることは難しい。 まずはそのような状況にある人たちを可視化し、制度にアクセスできるようにサポートし、そこでやっと「自分で頑張る」というフェーズに入れるのではないか。 私も「自分の人生は自己責任」と思っていたけれど、それは十分な準備をしてスタートラインに送り出してもらえたときの話で、何も与えられず、スタートがどこなのかもわからないまま逃げるように走り出した人々は、そもそも頑張り方がわからないんだ、というのが大きな気づきだった。 だからと言っていまなにか自分にできるわけではないのだけど、でも、関係ないこと、で片付けるのではなく、この問題は社会全体で受け止めるべきこと、だと思って、知ることを諦めたくはないと思った。
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著者の渾身のレポートであるが、何か違和感を感じる。問題の本質は?パレートの法則のごとく、下層の2割は常に存在するのか?自己責任とは?親の責任?国家の責任?考えさせられる。
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著者である記者の自論が多分に盛り込まれてはいるが最貧困女子として落ちてしまうと何も見えなくなり負のスパイラルになってしまうことはよくわかる。誰がどう手をさしのべるか重要性な問題ではある。しかs、親の役割って良くも悪くも相当影響を受けることが感じられる一冊
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「最貧困女子」鈴木大介著 読了。「出会い系…」の取材メモも出てきて再び胃が重くなる。新書フォーマットのためか提言も書かれていたが、正直無理じゃないかなぁ。可視化を望むのは同意。
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よく調べて書いてくれた。 こういう状況が明るみに出ること自体意義があると思うし、著者の提示する方向性も頷ける。少しずつでも事態が良くなる方向に進むといいと思う。 最後に著者が炎上覚悟の爆弾として投げた「恋愛自爆率の高さ」の話は、一見チープに見えるかもしれないけれども、自分の実感と...
よく調べて書いてくれた。 こういう状況が明るみに出ること自体意義があると思うし、著者の提示する方向性も頷ける。少しずつでも事態が良くなる方向に進むといいと思う。 最後に著者が炎上覚悟の爆弾として投げた「恋愛自爆率の高さ」の話は、一見チープに見えるかもしれないけれども、自分の実感としても結構一致する。
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普通に生活していては知らずに人生を終えていたかも知れないと思える事実が盛り沢山に紹介されていた1冊。(そこに"盛り"が含まれないのならば) 熱心な取材をもとに熱くアツく語る筆者の思いは、うん、分かる。 そういう"貧困"が世には(実はわり...
普通に生活していては知らずに人生を終えていたかも知れないと思える事実が盛り沢山に紹介されていた1冊。(そこに"盛り"が含まれないのならば) 熱心な取材をもとに熱くアツく語る筆者の思いは、うん、分かる。 そういう"貧困"が世には(実はわりとすぐ近くに)あるということを知れたのが、この本を読んでの収穫かな。 後半……は、ちょっと、辟易。 あれこれ色々と語り始めては、"詳しい議論は専門家に預ける"の連発・・・結局逃げてる? "俺ならこうする"と挙げられたプランは……、夢見る少女か中二病か。。。 読んで損は無かったが、、、"が"が着く感じかな。 本書の取材事実部分と、虐待児童生徒への福祉のアプローチの問題点については、確かにもっと広く世間に知られ、議論されるべきではあるとは思うが。 ★3つ、6ポイント半。 2019.03.26.古。
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ネット記事で紹介されていて読んだ。 ノンフィクションなのがキツくて、途中からじっくり読むことが出来なかった。。 正直、想像力を働かせることができなかった。目を背けてしまうというか。
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面白かった。 この作者に興味をもって他のも読んでるが この作者は単純に目の前の事を分析したり、書くんじゃなくて 実際に感情移入して書いている、そんな気がする それがいいかわるいかはまだわからない 少なくとも今はそれが私にとっては不快じゃないし、 いい方向にでてる ただ、油断する...
面白かった。 この作者に興味をもって他のも読んでるが この作者は単純に目の前の事を分析したり、書くんじゃなくて 実際に感情移入して書いている、そんな気がする それがいいかわるいかはまだわからない 少なくとも今はそれが私にとっては不快じゃないし、 いい方向にでてる ただ、油断すると作者の憶測とかに知らない間に犯されそうだから 注意しないと
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
社会の最底辺にいる女性たちを可視化する試み。 読む方が辛くなってくる要素満載だし、実態の紹介は一つ大きな柱であると思うのだが、それよりもさらに鈴木さんの分析力・洞察力に圧倒されて、とにかくすごい読書体験だった(圧倒されると「すごい」としか言えなくなる、あの状態です)。 問題意識に導かれたルポはややもすれば感情的になり迷走しがちのではないだろうか。本書は鈴木さんの意見や感じたこともふんだんに書かれているが、見てきた実態を分類し、どこに問題があるかを明確に指摘している点でとても意義がある。 面白かった点 ・セックスワーカーの階層の可視化:セックスワークの上層が可視化され何かとつけて話題になるが、中のヒエラルキーは見えにくい。 ・女性の貧困層内での分化 ・性産業がセーフティーネット(そして公のセーフティーネットがザル) ・「三つの無縁と三つの障害」 惜しかった点 ・最後の提言パートは最貧困層にターゲットを絞ったサポートというわけではなく、セックスワーカーおおよそ全般に当てはまることでは? ・恋活についてだが、さすがにちょっと奇をてらっている感じがした。フェミニズムの観点以前に色々指摘できる。(指摘部分長すぎて中略) このように若干批判もあるが、全体的にすごかった(!)ので星五つ。 マクロな観点からは絶対見えないだろう底辺層の可視化。ルポの力を感じた。
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