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でーれーガールズ の商品レビュー

3.6

96件のお客様レビュー

  1. 5つ

    12

  2. 4つ

    31

  3. 3つ

    42

  4. 2つ

    5

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2021/02/13

面白かった 1980年、東京から引っ越してきて、岡山の女子高に通う「あゆ」。まわりに溶け込もうと変に方言を使うことで馬鹿にされつつも、漫画作成に夢中。彼女の作成した漫画は恋愛漫画。その漫画を通して親友になった「武美」。 ストーリとしては、 有名漫画家になった「あゆ」は母校の創...

面白かった 1980年、東京から引っ越してきて、岡山の女子高に通う「あゆ」。まわりに溶け込もうと変に方言を使うことで馬鹿にされつつも、漫画作成に夢中。彼女の作成した漫画は恋愛漫画。その漫画を通して親友になった「武美」。 ストーリとしては、 有名漫画家になった「あゆ」は母校の創立記念日に講演をする事になります。その依頼をしてきたのが、当時の親友の「武美」。 岡山に戻ってきた「あゆ」はその場所場所で、当時の思い出を振り返ります。 そして、漫画に夢中だった自分と「武美」との関係を振り返ることに。 岡山の方言の暖かさ。 そして、当時の女子高生の気持ち さらに、その時起きてしまった事件 ちょびっと切ない。 なんか、青春っていう感じ。 そして、創立記念日当日.. そう来たか... 「大切な友達に会いたくなる」 そのとおり、高校生の時の友達と会いたくなりました。 まさにそんな小説です。

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2020/11/30

いまや立派な漫画家で、立派なおばさんにもなった主人公が、母校の講演会の依頼をきっかけ親友たちとの思い出を回想し、再会も果たす。 キラキラした青春時代と、現在の自分の違い、学生の頃に友達に伝えられなかったこと、過去と現在を行き来するんだけど、とてもスムーズに読めた。泣けたーー

Posted byブクログ

2020/11/19

でーれー、って、どえらい、とか、すごいとかいう意味かな?冒頭から興味深く、すぐに物語に引き込まれました。 けど途中でAmazonで思い切りネタバレしていたレビューを読んでしまい、気持ちが萎えてよみすすめられず、映画の方を観て、その後また読書を再開。 映画とは少し違うエピソードや進...

でーれー、って、どえらい、とか、すごいとかいう意味かな?冒頭から興味深く、すぐに物語に引き込まれました。 けど途中でAmazonで思い切りネタバレしていたレビューを読んでしまい、気持ちが萎えてよみすすめられず、映画の方を観て、その後また読書を再開。 映画とは少し違うエピソードや進行があったけれど、私の中で上手く補完し合いながら読めました。 岡山弁がとても可愛くて、女子高生のキラキラした日常が、確かにこちら側からとても眩しく思えたし、映画ではぶっ飛んだ内容に感じたヒデホ君の数々のエピソードも、切ない気持ちで共感さえできた気がする。 わかっていてもやっぱり泣いてしまったし、2人ともとっても愛おしく思えた。

Posted byブクログ

2020/08/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

本作の主人公あゆと同じように私も学生時代だけを岡山で過ごした。 30年前とは言わないが、ほぼそれに近い過去に。 表町に奉還町、市電に桃太郎大通りなど懐かしい思い出がつい昨日のことのように蘇りました。 「でーれー」「○○じゃ」岡山での初日を迎えた日(まだTVが到着していなかった)、友達もいない夜にワンルームマンションから歩いて行った本屋さんで若い女性の店員さんが話していた岡山弁に衝撃を受けたのが懐かしい。 まぁ、その年の夏までには岡山弁をマスターし、今でも地元人に公認を頂けるレベルで岡山弁を話せる私には他人事ではない青春時代を思い出させてくれました。 久しぶりに岡山の友達に電話をしてみよう。 説明 内容(「BOOK」データベースより) 一九八〇年、岡山。佐々岡鮎子は東京から引っ越してきたばかり。無理に「でーれー(すごい)」と方言を連発して同じクラスの武美に馬鹿にされていた。ところが、恋人との恋愛を自ら描いた漫画を偶然、武美に読まれたことから、二人は急速に仲良しに。漫画に夢中になる武美に鮎子はどうしても言えないことがあって…。大切な友だちに会いたくなる、感涙の青春小説。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 原田/マハ 1962年東京都生まれ。関西学院大学、早稲田大学卒業。伊藤忠商事、森美術館設立準備室、ニューヨーク近代美術館勤務後、キュレーターとして独立。2005年『カフーを待ちわびて』で第一回日本ラブストーリー大賞を受賞し、デビュー。12年『楽園のカンヴァス』で第二十五回山本周五郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

Posted byブクログ

2020/07/31

おばさんになった漫画家が母校の創立記念の講演者として呼ばれ、当時に思いを馳せるお話 漫画家の小日向アユコは母校の創立記念講演に呼ばれ、卒業以来30年ぶりに岡山にやってくる その前々日に開かれた同窓会で、親友武美と再開する 鮎子と武美の思い出は、鮎子が当時ノートに書いていたマンガ...

おばさんになった漫画家が母校の創立記念の講演者として呼ばれ、当時に思いを馳せるお話 漫画家の小日向アユコは母校の創立記念講演に呼ばれ、卒業以来30年ぶりに岡山にやってくる その前々日に開かれた同窓会で、親友武美と再開する 鮎子と武美の思い出は、鮎子が当時ノートに書いていたマンガの彼氏ヒデホだった こじらせた黒歴史も突き詰めるとちゃんとした作品になるものなのですね ってか、武美はどの程度までヒデホの存在を信じてたんだ? 同窓会で合ったときのやり取りから考えるに、どっかでその疑問には確信を持ってたんだろうけど 高校生の当時はどうだったんだろうね? 手首の跡に関しては、現実逃避の色合いが強いと思うんだよなぁ 鮎子は武美にそんな逃げ道を与えたって事じゃなかろうか? 田舎を舞台にした女子高生の友情物語としてはなかなか良いと思う

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2020/07/11

爽やかで、最後は切ない青春の物語だった。 小さな嘘で拗れてしまって修復不可能な繊細な人間関係、思春期の思い出の中に、だれもが抱えているんじゃないだろうか。 いつか言おう、必ず言おうと思った約束も、いつかが来ないこともある。出会えるうちに会いたい人に言うべきことを伝えてあげよう、と...

爽やかで、最後は切ない青春の物語だった。 小さな嘘で拗れてしまって修復不可能な繊細な人間関係、思春期の思い出の中に、だれもが抱えているんじゃないだろうか。 いつか言おう、必ず言おうと思った約束も、いつかが来ないこともある。出会えるうちに会いたい人に言うべきことを伝えてあげよう、と思った。

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2020/05/02

タイトルから、なんとなく威勢のいい女性たちの活躍する小説を想像していたが、中年の女性漫画家が母校である岡山の女子校で講演をする話だった。7章に分かれたそれぞれで、現在から過去の情景が想起され全体像が浮かび上がる構成だ。岡山弁のやりとりや、エピソードがコミカルでおもしろかった……の...

タイトルから、なんとなく威勢のいい女性たちの活躍する小説を想像していたが、中年の女性漫画家が母校である岡山の女子校で講演をする話だった。7章に分かれたそれぞれで、現在から過去の情景が想起され全体像が浮かび上がる構成だ。岡山弁のやりとりや、エピソードがコミカルでおもしろかった……のだが。6章と終章は涙なくして読めなかった。

Posted byブクログ

2020/03/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

同窓会と記念講演の現在と高校時代の回想シーンが交互に繰り返す、青春ものだったのに。最後の方で、いきなりそうくるかと、さすが原田マハ。

Posted byブクログ

2020/03/20

初めは、岡山を舞台にした青春時代の話だけだと思っていました。 が、最後にこんな結末が... 学生時代の友情と恋。 かけがえのない時間、かけがえのない友。 二度と戻らない時間だけど、誰にでもある思い出は、いつまでも心の中で宝物となって残るんだなと思いました。

Posted byブクログ

2020/01/30

最後にとんでもない衝撃をぶっこんでくるのが原田マハ。 こんな学生時代の胸がきゅーっとするような話から、政治の話、美術の世界まで、同じ人が書いてるなんて思えない。。まだまだ読んだことない原田マハの本があるということが生きがいになる。。

Posted byブクログ