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木暮荘物語 の商品レビュー

3.7

326件のお客様レビュー

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2016/12/06

世田谷代田にある木造アパートの住人たちと、彼らを取り巻く人たちの物語。 それぞれの日常のある期間を切り取る。ある人には事件が起こり、ある人には出会いがあり。それを通してなんらかの心の変化を描いているのだが、それぞれに共通する項目は性。強弱はあるが、性に対する疑問や執着、欲求などが...

世田谷代田にある木造アパートの住人たちと、彼らを取り巻く人たちの物語。 それぞれの日常のある期間を切り取る。ある人には事件が起こり、ある人には出会いがあり。それを通してなんらかの心の変化を描いているのだが、それぞれに共通する項目は性。強弱はあるが、性に対する疑問や執着、欲求などがテーマとなる。いたって普通な感じの人たちの話なのに、そこに性の話題が絡んでくると途端になんだかイビツな感じがする。それが狙ったものなのかはわからないが、読後感は良いとは言えない。

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2016/11/24

読んでよかったと思った。代田の町を思い出した。小暮荘の住人は、みんな不器用であったかい。あったかいのにちょっと孤独。孤独なのに読んだ人はきっと共感すると思う。

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2016/11/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

小田急線世田谷代田駅から徒歩5分のぼろアパート住人とその周辺の人々の話。一番好きなのは女子大生光子の話かな。ただのアーパー女子大生かと思ったら内面にはいろいろ抱えているものがあり・・・、はるかとのひとときが温かくて切ない。

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2016/11/18

おんぼろ木造アパート「木暮荘」を取り囲む7つの短編。 どの物語にも、そこはかとなく「セックス」が見え隠れしている。 2階の住人が1階の女子大生の生態を覗き見する『穴』が面白かった。これこそ、安普請の木造アパートでないとありえない設定。 他のストーリーは、まあ木暮荘じゃなくてもいい...

おんぼろ木造アパート「木暮荘」を取り囲む7つの短編。 どの物語にも、そこはかとなく「セックス」が見え隠れしている。 2階の住人が1階の女子大生の生態を覗き見する『穴』が面白かった。これこそ、安普請の木造アパートでないとありえない設定。 他のストーリーは、まあ木暮荘じゃなくてもいいんじゃない?的名な気もした。 2016/11

Posted byブクログ

2016/11/04

どの短編もおもしろかった。 一編、花屋&喫茶夫婦の話はイヤだったなー。 怒髪天よ! 女子大生と赤ちゃんのお話、すごく好きだな。

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2016/10/17

木造アパートの住民が織り成す、ハートフルコメディと言ったところか。「性」がキーワードになっており、「女性の性欲はそういうものなのか。こどもがいない年配の女性はこう考えるものか。。」などと考えて読む。内容は女性向きなのだろうか、性に対しての表現方法が何か引っかかり、違和感を感じる。...

木造アパートの住民が織り成す、ハートフルコメディと言ったところか。「性」がキーワードになっており、「女性の性欲はそういうものなのか。こどもがいない年配の女性はこう考えるものか。。」などと考えて読む。内容は女性向きなのだろうか、性に対しての表現方法が何か引っかかり、違和感を感じる。話としては面白いんだけれどもね。 意欲作かもだが、私は本著者の他の作品の方が好き。

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2016/10/10

個性的な登場人物の物語がなんだかほっこりします。 短編集なのでとても読みやすかったです。 三浦しをんの本は初めてだったのですが、他の本も読みたくなる内容でした。

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2016/09/25

世田谷のボロアパート木暮荘に暮らす人々のお話 あまりにも好みじゃなくて最後まで読了できず・・・ やっぱり私、こういうくだらない下ネタがダメなんだと思った

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2016/09/17

1つ1つの話が小暮荘を中心に繋がっていて、 読んでいるうちにピースがはまっていく読了感がよい小説 一人一人の住人は、何かが過剰だったり何かが欠落していたりする。 そんな、変な人たちを描きながらも、その人たちの心の動きが丁寧に描かれている。 続編があれば読みたい。 ・・・以下...

1つ1つの話が小暮荘を中心に繋がっていて、 読んでいるうちにピースがはまっていく読了感がよい小説 一人一人の住人は、何かが過剰だったり何かが欠落していたりする。 そんな、変な人たちを描きながらも、その人たちの心の動きが丁寧に描かれている。 続編があれば読みたい。 ・・・以下、気に入った文・・・ ・穴 些細なことだ。 女子大生を愛するものも、女子大生が愛するものも、その中に1人もいないのならば。 光の中に全てを晒して このアングルから他人の部屋を定点観測しなければ、絶対に気付けなかった。 ・ピース 黒飴 スーパーで飴の棚が目に入るたび あれはどのメーカーのだったんだろと探してみる。 ぼんやりと記憶に残るパッケージに似たものは見当たらない 家の近くでしか売ってない、ローカルな菓子メーカーの飴だったのかなと思う。 食事と一緒だなと思うようになった、 食材や料理に対する好みはある。調理の上手い下手はある。 でも結局のところ、大半の食事は、大した感慨もなく機械的に体内に収めるものだ。 お腹が減ったらまた食べる。それだけのものだ。 何かを決めるのがめんどくさくて嫌だっただけなんだ。 こんなに力なく無防備な生き物がいていいのか 子供がいないやつは、血だか遺伝子だかの流れに乗れない、何にも残さず生まれて死んでいくだけの生き物ってことになるのか? 心と体を形作る、何億ものピースの1つとして、私と暮らした1週間は、はるかの中に残るだろうか。 ・嘘の味 怠慢が愛を枯らすのだと そんな言い訳は、愛の表現を怠った理由にはならない。 巨大な魚の胃袋に飲み込まれた人みたいに、にじこはなんだか途方に暮れて見えた。 本当におめでたい 今度こそ、間違えずにいよう。 今度こそ、細心の注意を払って、ニジコの心に言葉を届けよう。 あなたが好きです。あなたとつながりたい。

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2016/08/28

面白かった!まるで木暮荘に住んでいるかのような錯覚。住人達それぞれに愛着が湧き、絡みも気持ちよかった。また読み返そう。

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