1,800円以上の注文で送料無料

木暮荘物語 の商品レビュー

3.7

325件のお客様レビュー

  1. 5つ

    58

  2. 4つ

    116

  3. 3つ

    97

  4. 2つ

    16

  5. 1つ

    2

レビューを投稿

2018/04/17

題名の通り、小暮荘を巡る幾つかの小噺。 結構みんな個性的だと思う、なんだか浮世離れした展開が多くて、ちょっとしたファンタジー。 最後の締め方は、なんだか粋だ

Posted byブクログ

2018/03/22

図書館の本 読了 内容(「BOOK」データベースより) 小田急線の急行通過駅・世田谷代田から徒歩五分、築ウン十年、全六室のぼろアパート木暮荘。そこでは老大家木暮と女子大生の光子、サラリーマンの神崎に花屋の店員繭の四人が、平穏な日々を送っていた。だが、一旦愛を求めた時、それぞれが...

図書館の本 読了 内容(「BOOK」データベースより) 小田急線の急行通過駅・世田谷代田から徒歩五分、築ウン十年、全六室のぼろアパート木暮荘。そこでは老大家木暮と女子大生の光子、サラリーマンの神崎に花屋の店員繭の四人が、平穏な日々を送っていた。だが、一旦愛を求めた時、それぞれが抱える懊悩が痛烈な悲しみとなって滲み出す。それを和らげ癒すのは、安普請ゆえに繋がりはじめる隣人たちのぬくもりだった…。 飄々とした男性を描かせたらこの人の右に出る人はいないよね。並木、あなたどうかしてるわよ。 光子がんばれ!そんな物語。

Posted byブクログ

2018/02/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

世田谷代田から徒歩5分、おんぼろアパートの小暮荘をめぐる人間模様。 なんでもない日常も、切り取り方によってはこんなに新鮮なものになる。 登場人物たちが互いに慈しみ合っているところがいい。 突き離さず、べたべたせず。 自分の部屋をのぞき見ていた男にさえ、「ねえちょっと、そこにいるんでしょう」と声をかける女子大生。 それぞれに傷をかかえていて、それでも懸命に生きていて、ああ人間って愛おしい、と思える。

Posted byブクログ

2018/02/16

ちょっと変わった人たちが住んでいる ボロアパート でも、一生懸命で 情けなくって かわいらしい人たち 私は 瀬戸並木が好きだなと 思いました。

Posted byブクログ

2018/02/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

普通の人なんていないのね、という感想。 人って何か理由がある。 そこを突き詰めていったり、そのまま時間が経つことにより影響が少しずつ出てきたり、また何かが加わって変わっていったり。 外には見せない微かな影の部分が自分の心の大きな部分を占めていたり。 どの登場人物も、結構すきだった。 全てが自分の思うとおりにはならない。そこに、少しずつ折り合いをつけていく。 そんな人生だろうか。

Posted byブクログ

2018/01/13

2018.1.13 印象的なのは虹子とトリマーの2つ。よかった! 小暮荘に寄せられた声の角田光代さんが書いてることがその通り過ぎて気持ちよかった。 あと、三浦しをんさんが女性だとこの本で初めて知りました。 いい人を描くなぁ

Posted byブクログ

2017/11/04

連作短編集。 生と性について語られてるような感じ。 おんぼろアパートの住人やその周りの人のお話。 変な人も多く登場しますが 楽しく読めました(*´∀`)

Posted byブクログ

2017/10/17

木暮荘の住民と住民に関わる人々の短編もの。けっこう人間の生々しい部分も。おもしろおかしく読めた。三浦しをん の幅って広いなと思えた一冊。

Posted byブクログ

2017/10/14

少し変わった人物のようで、どこにでもいそうな感じの人達を、上手く深く描いている。1人1人の周りで、それぞれの人生が、動いている。続きが読みたい。

Posted byブクログ

2017/09/03

木暮荘に関わる個性的なメンバーの人生を、それほど深刻でもなく、いやむしろ明るく楽しく描いた作品。読後の後味がよい。浮気をした人の入れるコーヒーが泥の味って、なんとなく共感できるというか、「そうかも」って思う。個人的には犬のジョンが好き。

Posted byブクログ