ソロモンの偽証(3) の商品レビュー
次々と新たな真実が現れ、神原くん始め沢山の新しい人物が登場し、全6巻の内中弛みしやすい第3巻を楽しく読み進めることが出来ました。 老成した(しすぎている)中学生と幼稚な大人の対比が、今巻では色濃く出ていたように感じました。検事側と弁護人側は共にいいチームワークを取っていたり、北...
次々と新たな真実が現れ、神原くん始め沢山の新しい人物が登場し、全6巻の内中弛みしやすい第3巻を楽しく読み進めることが出来ました。 老成した(しすぎている)中学生と幼稚な大人の対比が、今巻では色濃く出ていたように感じました。検事側と弁護人側は共にいいチームワークを取っていたり、北尾先生のような頼りになる味方、それを邪魔する茂木記者や、誰かを陥れる為に働く垣内や三宅……。コロコロと主観が変わるので、その度に感情移入先や私自身の考え方が変化していくのが面白いです。 調査パートはまだまだ続きそうなので、今後どのような展開や真実が繰り広げられるのか楽しみです。
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まさに起承転結の転の部に入ってきた感じ。 この先どう展開するやら。読めそうで読めない・・ にしても、登場する中学生。賢く老生している子 が多い(笑)
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【あらすじ】 藤野涼子の呼びかけに応じ、柏木卓也の死の真相を突き止めるため、有志による学校内裁判が行われることになる。被告人は大出俊次、起訴内容は卓也殺害である。涼子が検事を務め、過去に卓也との接点を持つ他校生の神原和彦が弁護人となった。学校内裁判に否定的な態度を示す者もあるなか、検察側、弁護側はそれぞれ調査を進める。涼子は、告発状の差出人として三宅樹理に裁判での証言を依頼する。 【感想】 どんな真実が明らかになるのか、ドキドキしながら読んだ。文章がとても読みやすい。
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やっと面白くなってきた感。だいぶ無理がある設定だなぁ、と思っていたけど、意外とそれっぽくなってきました。次の展開が楽しみ。神原君の登場始め、新しい登場人物が出てきたのも良かったのかも。それにしても、神原君の正体って?いずれキーになるような気がします。
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健一は着眼点がいい事とかもあるが良い事言わなきゃって思って余計なことを口出すから「静かにしてくれ」と思ってしまう場面が多かった。 登場人物が多いから伏線回収のための進展が100ページ後とかになるのは承知済みだけど、序盤は今まで出てきた人たちが一気に消えて面白さ半減していた、後半は本当に面白くてすごい作品だって思った。
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前半は裁判での役割が決まっていく場面。 後半の盛り上がりがたまらなかった。神原くんの底知れなさにドキドキする。
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生徒たちが選んだ道は、なんと自主解決を目指しての学校内裁判。一歩間違えたら素っ頓狂な展開になってしまいそうな流れで、『大丈夫か?』って思ってしまったけど、著者に対しては、寧ろ失礼な杞憂でした。ここに来て、学校関係者を更に見える化し、無理のないレベルで幅が広げられた訳ですね。増やそ...
生徒たちが選んだ道は、なんと自主解決を目指しての学校内裁判。一歩間違えたら素っ頓狂な展開になってしまいそうな流れで、『大丈夫か?』って思ってしまったけど、著者に対しては、寧ろ失礼な杞憂でした。ここに来て、学校関係者を更に見える化し、無理のないレベルで幅が広げられた訳ですね。増やそうと思えばいくらでも増やせる学校という舞台だけど、出すタイミングとか、それぞれへのキャラ付けが絶妙。中だるみすることなく楽しめる結構に。ここでようやく物語の折り返し。でも全然飽きないという凄さ。さて、後半やいかに。
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新しく登場した和彦と健一が大活躍。特に賢すぎる和彦が読んでいて頼もしくもあり、恐ろしくもある。意外に大ドンデン返しで彼が事件の中心にいた…なんて事はないだろうな、中山七里じゃないから。 ただ、この先の展開がどう転がるのかまったく見当がつかない。ここまでも猛スピードで読まされてし...
新しく登場した和彦と健一が大活躍。特に賢すぎる和彦が読んでいて頼もしくもあり、恐ろしくもある。意外に大ドンデン返しで彼が事件の中心にいた…なんて事はないだろうな、中山七里じゃないから。 ただ、この先の展開がどう転がるのかまったく見当がつかない。ここまでも猛スピードで読まされてしまったし。
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二部上巻。 まさかの展開に驚いた。中学生たちが、自分達で真実を突き止めようと動き出す。所々に違和感や不信感を感じる場面がある。後半にどう効いてくるのだろうか。これは伏線なんか。伏線なんちゃうんか!おれ、伏線に気づいてるんちゃうんか!伏線大好き!まだ多くが謎の人物もいる。今後の展...
二部上巻。 まさかの展開に驚いた。中学生たちが、自分達で真実を突き止めようと動き出す。所々に違和感や不信感を感じる場面がある。後半にどう効いてくるのだろうか。これは伏線なんか。伏線なんちゃうんか!おれ、伏線に気づいてるんちゃうんか!伏線大好き!まだ多くが謎の人物もいる。今後の展開に注目。 以下、ネタバレ有り(備忘録)。 なんと中学校内で裁判。こういう展開になるとは予想していなかった。涼子が発起人となり、協力者を集めて、真実を突き止めることが目的とされた。 裁判に向けて、少年少女が真剣に取り組む姿。何とも心地の良い展開だが、どこかに隅の方、闇の中に潜む何かを感じずにはいられない。 大出家の放火事件。告発状の差出人の判明。 柏木少年の死から始まった物語は、これから更に闇の奥へ沈んで行くだろう展開。 森内教諭の郵便を盗んでHBSに送った垣内という隣人の女。橋田という少年が抱える何か。不良少年、大出のアリバイ。告発状の差出人、三宅樹里の企て。他校の生徒であり、どうやらまだ何かありそうな神原。何かを知っているかもしれない宿直をしていた岩嵜。協力的な北尾先生。HBSの茂木記者。 目立つ人物は多い。裁判は彼らをどこに導くのだろうか。 兄に見せた、柏木卓也の笑みが私の頭から離れない。 兄の柏木宏之が見ていた弟とは。卓也とはどういった人物だったのだろうか。何かが隠れている。そんな気がする。 読了。次巻へ。
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