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ソロモンの偽証(3) の商品レビュー

4

170件のお客様レビュー

  1. 5つ

    42

  2. 4つ

    75

  3. 3つ

    36

  4. 2つ

    2

  5. 1つ

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2023/10/24

シリーズ3作目。 学校内裁判の立ち上げと準備。 高木先生に涼子が臆さず本音を主張したところ、かっこよかった。 新たな登場人物であり、優秀な神原くんの存在が心強くもあり、本当のところはなぜ他校の学校裁判に参加しているんだろうと…と若干不穏な気持ちにもなる。 時間で三宅樹理がどう...

シリーズ3作目。 学校内裁判の立ち上げと準備。 高木先生に涼子が臆さず本音を主張したところ、かっこよかった。 新たな登場人物であり、優秀な神原くんの存在が心強くもあり、本当のところはなぜ他校の学校裁判に参加しているんだろうと…と若干不穏な気持ちにもなる。 時間で三宅樹理がどう出てくるか気になる。

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2023/05/27

藤野涼子が初っ端からトップギアで動くのは爽快である。高木教諭とのやりとりは高木教諭に分が悪い、感情だけの怒りだけで論理的でない。反面、副委員長の井上の方は論理的すぎる。 涼子を中心に行夫、健一、まり子が集う。そこに大出の元カノのケイコが加わり、大出の事がわかり始める。 ここまでの...

藤野涼子が初っ端からトップギアで動くのは爽快である。高木教諭とのやりとりは高木教諭に分が悪い、感情だけの怒りだけで論理的でない。反面、副委員長の井上の方は論理的すぎる。 涼子を中心に行夫、健一、まり子が集う。そこに大出の元カノのケイコが加わり、大出の事がわかり始める。 ここまでの各人の考えや想いが複雑な模様を描いて、今後の展開にわくわく感を与えてくれた。 学校内裁判へ向け涼子が動く、高木は陰で阻止しようとするのが滑稽に映る。真実の追求に向けて有志たちが、弁護士側、検事側、陪審側、そして判事を決めて行く。今まで憶測で動いていた事が明らかになっていくのは、宮部みゆきさんのミステリーらしさが出ている。 しかし、ひとりひとりの登場人物とその背景が見事に整理されて描写され、よく練り込まれている作品だ。長編だが、軸がしっかりしているのでブレないし、読んでいて時間を忘れてしまうほど引き込まれていく。

Posted byブクログ

2023/04/23

当然だが、大人は大人たちで問題を解決する。 殺人事件かも知れないなら尚更。 それに対して主人公達は納得できず、葛藤があり、自分たちで「学校内裁判」を行い、柏木の死に向き合う決意をする。 配役もすすみ、学校内裁判の準備はすすみながら、問題は学校内に留まらず、マスコミなども介入して、...

当然だが、大人は大人たちで問題を解決する。 殺人事件かも知れないなら尚更。 それに対して主人公達は納得できず、葛藤があり、自分たちで「学校内裁判」を行い、柏木の死に向き合う決意をする。 配役もすすみ、学校内裁判の準備はすすみながら、問題は学校内に留まらず、マスコミなども介入して、大きな問題に。  いくつかの別な事件も介在しており、物語は大きく蠢いていく。   この時点で個人的に、柏木の死は殺人事件で、それを解決していくのかと勘繰ってしまった。まだまだ物語は続くが、完全にこの世界に取り込まれてしまった。

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2023/04/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

樹里のニキビが綺麗になって、ニュー樹里になってた事が1番の見所...というのは嘘ですが、どんどん物語りに引き込まれて読むのを止められないレベル。宮部みゆきさんの人物描写の素晴らしさは逸品。

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2023/02/02

二人のクラスメートの死を経験した元2-Aの藤野涼子達。三年になり、夏休みを迎えようとしているが、柏木の死の真実を教師も保護者達も突き止めようとはしない。彼女達は、彼女達のこれからの為にも 真実を知る為 学校内裁判開廷をめざし始める。 登場人物にはだいぶ慣れてきました。宮部さんの目...

二人のクラスメートの死を経験した元2-Aの藤野涼子達。三年になり、夏休みを迎えようとしているが、柏木の死の真実を教師も保護者達も突き止めようとはしない。彼女達は、彼女達のこれからの為にも 真実を知る為 学校内裁判開廷をめざし始める。 登場人物にはだいぶ慣れてきました。宮部さんの目指すところは、決まっているのでしょうが、この自殺と思われている事件を取り巻く人達の、立場とその記憶の積み重ねに読み入ってしまいます。 榊原和彦 弁護人 他校 両親は父親が母親を殺害した後、自殺 今は養父母の元暮らす 丹野先生 美術教師 ユウレイ 柏木と会話 大出富子 大出祖母 火事で亡くなる

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2023/01/14

一巻の最初に涼子の印象が大人びていて、後で中学生である事がわかって驚きました。 有志で活動しようという自主性のある子達なのでそうなってしまうのかしれないけれど、子供っぽくないですね。 自分が呑気に育ったおかげか、共感できないです。

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2023/01/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

決意と覚悟の第Ⅱ部。学校内裁判の準備篇。事態は大人たちの予期せぬ方向へ動き出した。柏木卓也の事件について、一部の大人たちの反感を買いつつも、子供たちは真実を求めて歩き出した。藤野涼子の言葉に有志が募り決まった裁判という形。陪審員やら弁護人やらを決める一連の流れが好き。大人が介入しない中学生の会話。やっとらしさが見れて面白かった。今回は、色んな形の中学生対大人の会話が随所で行われる。心の声に現れる本音もいい。そして柏木卓也を知る謎の人物、神原和彦。彼は一体何者?

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2022/11/23

神原くんは何者なのか。 只者じゃない違和感。 展開がとにかく面白い作品。 続きが気になり、6部作全て購入しました☺︎

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2022/10/16

さらに4巻目に続く。はらはらドキドキ。なにがそうさせるのか。一つは、中学生という不安定さ。もう一つは、困難な事件にチャレンジするすごさか。

Posted byブクログ

2022/10/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

学校内裁判の調査編? ほぼここから初めて出てくるキャラがけっこう動き出す。神原くんだったり佐々木くんだったり。 個人的には山崎くん好きだな。笑 藤野さん神原くんのターンがそれぞれ交互になる感じ。新たな事実やら事件やらが大きく起きたわけじゃないのに、後半入るころには話にだいぶ熱中してた。 最後に今のところ良いところが見つけられない人物が動き出して、好転するのか悪化するのか、、、次の巻がどう始まるのかが気になるところです。

Posted byブクログ