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神様の裏の顔 の商品レビュー

3.7

97件のお客様レビュー

  1. 5つ

    7

  2. 4つ

    46

  3. 3つ

    28

  4. 2つ

    4

  5. 1つ

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2016/10/23

教育の神様と言われた元教師のお通夜で、疑惑が膨れ上がる。 果たして故人には裏の顔があったのだろうか… 次々と語り手が入れ替わり、飽きずに読ませる構成。 しかし、オチは反則気味。もう少し伏線があると良かったのか…私が気づかなかっただけか? 叙述ミステリなら、え?そーなの?じゃなく...

教育の神様と言われた元教師のお通夜で、疑惑が膨れ上がる。 果たして故人には裏の顔があったのだろうか… 次々と語り手が入れ替わり、飽きずに読ませる構成。 しかし、オチは反則気味。もう少し伏線があると良かったのか…私が気づかなかっただけか? 叙述ミステリなら、え?そーなの?じゃなくて、あ!そういうことか!と思わせて欲しい。 あと最後の種明かしが冗長かな。もう読者もわかってることの確認で、読むのご少し面倒に感じたかな。 とは言え、デビュー作のようだし、コントっぽい読ませる構成は良い。 他の作品も読んでみたい。

Posted byブクログ

2016/09/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

元お笑い芸人という肩書きの著者によるミステリということで、良くも悪くも長尺のコントのような印象を受けました。思い込みと現実のズレを題材にしたコントはよく見ますし、「盗聴」と「登頂」の聞き間違いはアンジャッシュのコントを連想させられました。 そうした点で言うと悪い印象はなかったです(むしろ、読み手を楽しませようと一生懸命な姿が伺え、好印象ですらありました)。おそらくお笑い芸人は常にオーディエンスを意識したネタづくりをしているはずなので、読み手の反応を意識した物作りが本作にも生かされているように感じられました。 ただ、晴美と友美の関係は…正直「ズルい」という印象しかありませんでした。人によっては「驚かされた」という点で、それを高評価としているかもしれませんが、私的には畳みきれなくなった風呂敷を強引に畳んだという風にしか映りませんでした。

Posted byブクログ

2019/11/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

坪井先生が亡くなった。 とってもいい人だった。通夜には多くの人が集まった。 親戚、教え子、同僚、アパートの店子さん、ご近所の方々。 それぞれがそれぞれの形で坪井先生と関係している。 その中でもやもやと形作られる生前の故人。 タイトルから趣向ははじめから明らかにされています。 それぞれが語る坪井先生との思い出。 登場人物が全員品がなくて好きになれなかった。 これ、個人的にとってもマイナス。 探偵ものなどを読みなれている人には伏線がしつこく感じるかも。 最終的には「こういうのもアリかな」と思えました。 時々クスリと笑えるのは、さすが元芸人さんというところでしょうか。

Posted byブクログ

2016/04/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

続きが気になって一気に読めた。途中飽きそうかと思ったけど、所々笑いどころがあるので大丈夫だった。叙述なので難しいかもしれないけど、映像化したら面白そう。 多少無理があるところがあるような気もしたけど、新しい作家さんとのことで今後も期待しています。

Posted byブクログ

2016/01/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

なんというか、全体的に小さい。神様みたいな人が小悪人疑惑ではなくて本当の超極悪人だったら面白かったのになぁ、、と少し自分勝手ながらガッカリ。

Posted byブクログ

2017/01/28

2016/1/10 面白かった! 「神様」と崇められるくらいの人格者である元教師が亡くなった。通夜の席で暴かれる彼の裏の顔とは? こんなにわかりやすくていいの?と半信半疑で読み進めてラストでエー! 飽きることなく読めました。 ユーモアたっぷりで楽しかった(^o^)

Posted byブクログ

2015/11/17

横溝正史ミステリ大賞受賞作。 神様のように周り人から慕われていた元教師の通夜の席。 年齢も職業も多様な参列者たちが彼を思い返すうち、様々な疑惑が持ち上がる。 遺族や参列者、それぞれの視点で、元教師について語られて行く。 話の展開は面白いしすっかり騙されたが、それぞれの語り・内容が...

横溝正史ミステリ大賞受賞作。 神様のように周り人から慕われていた元教師の通夜の席。 年齢も職業も多様な参列者たちが彼を思い返すうち、様々な疑惑が持ち上がる。 遺族や参列者、それぞれの視点で、元教師について語られて行く。 話の展開は面白いしすっかり騙されたが、それぞれの語り・内容が退屈だった。 (図書館)

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2015/10/28

坪井誠造の葬儀に出席した鮎川,寺島,斎木,根岸,香村が通夜ぶるまいの席で話をするうちに,誠造が絡んだ可能性のある殺人事件や傷害事件などが俎上に上がり,娘も加わって糾弾集会のようになった.が,矛盾点が一つ出てきたことですべてが勘違いだったことで落着.だが,p310のユカリの「晴美お...

坪井誠造の葬儀に出席した鮎川,寺島,斎木,根岸,香村が通夜ぶるまいの席で話をするうちに,誠造が絡んだ可能性のある殺人事件や傷害事件などが俎上に上がり,娘も加わって糾弾集会のようになった.が,矛盾点が一つ出てきたことですべてが勘違いだったことで落着.だが,p310のユカリの「晴美お姉ちゃん,一人っ子ですから」の一言で話は急展開.楽しめた.女の執念は怖い!

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2015/10/04

神様のように周り人から慕われていた坪井先生。本人の通夜の会場で、裏の顔が暴かれます。いろんな人の目線で描かれているんですけど、中盤の坪井先生は真っ黒です。最後の最後まで二転三転し夢中になれます。気になってサクサク読めます。私的には最後の結末はやりすぎと感じましたが、最後まで気にな...

神様のように周り人から慕われていた坪井先生。本人の通夜の会場で、裏の顔が暴かれます。いろんな人の目線で描かれているんですけど、中盤の坪井先生は真っ黒です。最後の最後まで二転三転し夢中になれます。気になってサクサク読めます。私的には最後の結末はやりすぎと感じましたが、最後まで気になりました。 どんな神様みたいな人にも裏の顔がある。坪井先生にも人間らしい一面があったと思うと、ホッとしました^^

Posted byブクログ

2015/09/29

「神様の裏の顔」というタイトルが絶妙です。読み始めてすぐにこのタイトルの意味を考えてしまうのでよけいに引き込まれます。全体的なテンポもよく一気に読むことができました。最後のオチは予想外でしたが、ちょっと惜しい。これがデビュー作のようなのでこれからの作品も楽しみです。

Posted byブクログ