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神様の裏の顔 の商品レビュー

3.7

97件のお客様レビュー

  1. 5つ

    7

  2. 4つ

    46

  3. 3つ

    28

  4. 2つ

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2017/08/06

予想外な展開にものすごく楽しめた作品だった。タイトルを気に入って飛びついた本だった。今後、この作家さん注目しようっと。

Posted byブクログ

2017/06/01

(2017/6/1読了) おまけして星4つ。 お葬式という重いテーマでありながら、軽いタッチで、伏線もしっかりと張り巡らせ、読者を飽きさせない。 タイトルから、故人がただの良い人ではないと思わせて、どんでん返し…と行きたいところだったのだろうけど、序盤から犯人の目星がついてしまう...

(2017/6/1読了) おまけして星4つ。 お葬式という重いテーマでありながら、軽いタッチで、伏線もしっかりと張り巡らせ、読者を飽きさせない。 タイトルから、故人がただの良い人ではないと思わせて、どんでん返し…と行きたいところだったのだろうけど、序盤から犯人の目星がついてしまう。ただ、犯人の人格は思いもよらないものだったけど。 話の建て方も変わっていて、作者はすごくこの作品に力を入れていたんじゃないかと感じた。 主な登場人物 故人 坪井清造 娘 坪井晴美・坪井友美 教え子 斉木直光 同僚 根岸義法 隣家 香村広子 店子 鮎川茉希・寺島悠 (内容) 神様のような清廉潔白な教師、坪井誠造が逝去した。その通夜は悲しみに包まれ、誰もが涙した―と思いきや、年齢も職業も多様な参列者たちが彼を思い返すうち、とんでもない犯罪者であった疑惑が持ち上がり…。聖職者か、それとも稀代の犯罪者か―驚愕のラストを誰かと共有したくなる、読後感強烈ミステリ!!第34回横溝正史ミステリ大賞受賞作。 (目次) 1.読経 2.焼香 3.法話・喪主挨拶 4.つやぶるまい5.控室 選評

Posted byブクログ

2017/05/13

神様のように慕われていた校長先生。その娘や、後輩教師、隣人や、大家をするアパートの住人たちの回想が繰り返される。そのうち、疑念が芽生え始め、それぞれの疑惑が交錯して、校長の別の顔が見えてくる。元芸人の藤崎翔さんのミステリー。芸人だけあって、コントっぽい設定の面白さが際立っている。...

神様のように慕われていた校長先生。その娘や、後輩教師、隣人や、大家をするアパートの住人たちの回想が繰り返される。そのうち、疑念が芽生え始め、それぞれの疑惑が交錯して、校長の別の顔が見えてくる。元芸人の藤崎翔さんのミステリー。芸人だけあって、コントっぽい設定の面白さが際立っている。そのまま終わると思いきや、さらにどんでん返しもあって、お見事!

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2017/05/05

自分たちで掘り返した出来事を、自分たちで埋め直すお話。テンポが良くて面白かった。 オチは予想してたのに、まさかまさか最後でそうきますか!って思ってしまいました。メモが裏返って裏返って裏返る。とても読みやすかったです。 ただ、最後の電話の件は、レビューでも見たけど蛇足だったかも...

自分たちで掘り返した出来事を、自分たちで埋め直すお話。テンポが良くて面白かった。 オチは予想してたのに、まさかまさか最後でそうきますか!って思ってしまいました。メモが裏返って裏返って裏返る。とても読みやすかったです。 ただ、最後の電話の件は、レビューでも見たけど蛇足だったかもっていう印象。

Posted byブクログ

2017/04/29

ネタバレ含みます。 聖人君子の様なおじいさんのお通夜から始まる。 それぞれが坪井先生って良い人だったなぁと故人との思い出に思いを馳せていたら、派生していき、あれ?実は良い人じゃないんじゃ?あれあれ?!実は殺人犯なんじゃ?!と疑い始め、勝手に事件にすり替わる。 謎を一つずつ解決...

ネタバレ含みます。 聖人君子の様なおじいさんのお通夜から始まる。 それぞれが坪井先生って良い人だったなぁと故人との思い出に思いを馳せていたら、派生していき、あれ?実は良い人じゃないんじゃ?あれあれ?!実は殺人犯なんじゃ?!と疑い始め、勝手に事件にすり替わる。 謎を一つずつ解決していき(というか、裏付けが雑な気もする。)やっぱり犯人ではなかったというオチに、えぇ〜〜?!となってしまった(笑) 実は極悪でこういうトリックで!というのを少し期待していた。 そして、最後の最後にそっち?!あ、そんな感じなの?!と騙された?というか、違和感がすっきりしたので割と良かったと思う。 ミステリーはほとんど読まないけど、答えがあるのがいいと思う。 思考がぐちゃっとした時に読むとスッキリする。

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2017/02/27

うーん、トリックを頑張ってストーリーに落とし込みましたって感じが見え見えで分かりやすいパズルを解いたみたいな感覚。ダジャレのオンパレードの上に、ネタ的には使い古された禁じ手としか思えず。期待値が高すぎたか…。

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2017/02/26

おもしろかった。作者は元お笑い芸人さん(6年間)とのこと。なるほどね~。盗聴が登頂、通夜ぶるまいが艶ブルマとは、笑える。 最後のオチに、そうきたか!!って感じ。映像ではむずかしい、小説ならではのトリックかな。

Posted byブクログ

2017/02/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

第34回横溝正史ミステリ大賞受賞作…なるほど~中学校長を努めた坪井誠造の葬儀。長女の晴美は小学校教諭の道を進んだが暴れん坊の転校生の所為で学級崩壊を経験し,退職。原因となった男児が頭を殴られ一時的に意識不明になったことも影響している。5つ下の妹・友美は女優。晴美の高校の同級生でスーパーの店長をしている斎木直光は中学の文化祭で尾崎豊を歌おうとして阻まれた時に味方になってくれた。反対した柔道部顧問の根岸義法は中学教諭だがロリコンの自覚を持ち,ようやく結婚して出来た息子に柔道と空手を習わせて手が焼けなくなってしまったが,暴走に出掛けるバイクが目と鼻の先で転倒し,家で横になっているだけの赤ん坊に帰ってしまった。香村広子はお隣さんで徘徊老人となっていた夫の介護に疲れていたが,十キロ以上離れた目黒の神社から夫が転落して今は楽だ。鮎川茉希は坪井が務める校長室登校から社会復帰し,盗聴器を仕掛けるストーカーも大家になった坪井のおかげで撃退した。その上の階に住む寺島悠は売れないお笑い芸人だ。先生に関する疑惑が次々に浮上してくる。しかし,千葉に白子海岸が二つあるという話を寺島が始めてから,先生の疑惑は各々の告白によって次第に晴れていき,遂に良い人に戻ってきた。皆が通夜振る舞いから帰り始め,晴美には妹など居ないことが判明する!~読みはじめると先が気になる。思わず拾い読みしちゃったけど,丁寧に読み直して終わって良かった~でも残り30ページあまりの説明が(ちょっと)冗長だね。友美が女優だってのもポイントか!えっこの人,元芸人なんだって!!

Posted byブクログ

2016/12/21

元教師であった坪井の葬儀に集まった面々。教え子、元同僚、老後経営していたアパートの住人。お互いに坪井の思い出話に花を咲かせるが、坪井の周囲では不審な事件が多く…「誰からも好かれる、とてもいい人が実は」と言う展開は面白いが、それも全て登場人物が思い出を語る形で進んでいくので、第34...

元教師であった坪井の葬儀に集まった面々。教え子、元同僚、老後経営していたアパートの住人。お互いに坪井の思い出話に花を咲かせるが、坪井の周囲では不審な事件が多く…「誰からも好かれる、とてもいい人が実は」と言う展開は面白いが、それも全て登場人物が思い出を語る形で進んでいくので、第34回横溝正史賞受賞作なんだけど、コメディタッチで読みやすく、楽しめる。しかも、最後の落ちもきちんとしており、とても元芸人さんが書いた作品とは思えなかった。

Posted byブクログ

2023/07/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

第34回横溝正史大賞受賞。2014年。 作者は芸人らしい。 人格者だった坪井先生のお通夜でのできごと。先生に関わった人たちの視点からの独白が章立てになっている。 盗聴と登頂とか、くすりと笑える。 聖人君子だった坪井先生だが、殺人疑惑、ストーカー疑惑、など7つの罪が疑われる。これが裏の顔か、と思いつつ、すべて白だった。 通夜が終わって、みなが帰宅し、唐突に娘の二重人格。 ってか白井智之が応募した年だな('_') って審査員を責めているわけではない。

Posted byブクログ