鹿の王(上) の商品レビュー
さすが上橋菜穂子という作品。ファンタジーの世界観も彼女らしいし、医学と獣と人間と国と上橋ワールドを複雑に絡み合わせたジャンル分けできないような圧倒感。獣の奏者のファンならすぐ虜になる。これだけの世界観と構成と長編とファンタジーの空想、どれをとっても勝てる人がいない気がする。
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高校生くらいから気になっていたが、読めていなかった本。 本書の2人の主人公、ヴァンとホッサルが、それぞれの視点から真実に近づいていく様子が、読んでいて面白い。 あとから気づいたけど、表紙が飛鹿かな? 続けて下巻を読もうと思います。 高橋菜穂子さんの本は、情景描写が多いうえ、話特...
高校生くらいから気になっていたが、読めていなかった本。 本書の2人の主人公、ヴァンとホッサルが、それぞれの視点から真実に近づいていく様子が、読んでいて面白い。 あとから気づいたけど、表紙が飛鹿かな? 続けて下巻を読もうと思います。 高橋菜穂子さんの本は、情景描写が多いうえ、話特有の設定、固有名詞が続出する。このため、物語の世界観にどっぷり浸かれるため、お勧めである。 一方で、合わない人は、最初のうちは内容が頭に入ってこないと思う。苦手な人は「鹿の王 地図」「鹿の王 相関図」などで検索してから読むといいと思う。
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5年ぶりくらいに再読。 すっかり内容を忘れていたのだが、 コロナ禍においては色々と考えさせられる、 感染症をめぐる壮大な物語。 国も人もそしてウィルスさえも、 生き残るために葛藤と共存を繰り返す。 一見すると無機質で絶望的な世界で そんなはずはないと運命に抗って 一筋の希望の光を...
5年ぶりくらいに再読。 すっかり内容を忘れていたのだが、 コロナ禍においては色々と考えさせられる、 感染症をめぐる壮大な物語。 国も人もそしてウィルスさえも、 生き残るために葛藤と共存を繰り返す。 一見すると無機質で絶望的な世界で そんなはずはないと運命に抗って 一筋の希望の光を追う人々の物語。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
2人の主人公の行動が交互に書かれていたので続きが気になるところで話が転換されるので続きが気になって最後の方は一気に読めた。最初はのろのろと読み進めてた。世界観がものすごく綺麗で澄み切った匂いまで感じられるような表現が魅力的だと思う。こんな暮らしもしてみたいなと思わせてくれる現実離れしすぎていないファンタジー
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ヴァンとホッサル、勇者と知者の二人の主人公の物語。 しかもコロナ禍で読んでいるので、いろいろ考えさせられます。 ヴァンの話が始まった時点で 「グインかアルスラーン的なファンタジー物で期待が持てそう」 と期待しながら読む。 上巻は主人公と脇役の紹介と物語が とんとん拍子で進んでゆ...
ヴァンとホッサル、勇者と知者の二人の主人公の物語。 しかもコロナ禍で読んでいるので、いろいろ考えさせられます。 ヴァンの話が始まった時点で 「グインかアルスラーン的なファンタジー物で期待が持てそう」 と期待しながら読む。 上巻は主人公と脇役の紹介と物語が とんとん拍子で進んでゆくのが惜しいぐらい。 何冊にも話を引き延ばして分けて書いてほしいところ。 期待を持って下巻を読み進めるが、、 最後まで展開が変わりすぎで 特にオーファンとシカンのくだりは残念な感じ。 本は最後はハッピーエンド感で終わるが、 読んでいるほうとしては上巻で相当勝手に期待した分モヤモヤ感で終わる。 とはいえ、各キャラも個性が立っており マンガかアニメなら夢中になれそうな内容です。
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昨今の状況下で読むと、より色々考えさせられる本。 治療法が確立されていない疫病と戦う人たちは、今の状況とかぶる。また、様々な考えの人たち・文化の人たちが登場するのも、今の世界を縮小して表現しているよう。 上橋さんの描くファンタジーは、本当にその世界が存在するのではと思わせる。
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上橋さんの作品は、ファンタジーなのに表現がすごくリアルなのがとても魅力的です。匂いや手触りなどまるでそこにいるかのように感じられるのがホント素晴らしいと思います。
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最近、自分は上橋さんや萩原さんのファンタジーばかり借りて、妻は本屋大賞を参考にした本を借りていたのだが、なんと上橋さんが本屋大賞を取っていたとは、不肖ながらまったく知りませんでした。そんなわけで2015年の本屋大賞受賞作。 いやー、面白いよ。たしかに。守り人シリーズと獣の奏者をブ...
最近、自分は上橋さんや萩原さんのファンタジーばかり借りて、妻は本屋大賞を参考にした本を借りていたのだが、なんと上橋さんが本屋大賞を取っていたとは、不肖ながらまったく知りませんでした。そんなわけで2015年の本屋大賞受賞作。 いやー、面白いよ。たしかに。守り人シリーズと獣の奏者をブレンドしたような、強い中年と守るべきこども、謎の病の蔓延とそれに対抗する医師団たち。ハイファンタジーは、世界設定を自由にいじれるところが魅力だが、逆にいえば作りこむことが大変なので、よくもまぁこんなにしっかりとした世界観が作れるなと感心する。 しかし、本屋大賞というほどなのかはよくわからなかった。守り人のほうが好きかなぁ。今調べてみたら、病との闘いという軸が大人に受けたっぽいね。それなら獣の奏者もそういった価値が…。ということで、上橋さんの本の中でダントツかというとそこには疑問が残るものの、十分に面白いとは思っています。
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久しぶりのファンタジー(異世界もの)。 ファンタジーは好きではないのだけれど、なんとなく手にとって2~3ページ読んでみたら面白くって、上下巻まとめて借りて帰ってしまった。 ★4つ、8ポイント。 2020.08.17.図。
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上橋菜穂子あるある…名前と地名が複雑 ラストに「おぉ〜」ってのを持ってくるあたり流石だなって思う。
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