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スタープレイヤー の商品レビュー

3.7

113件のお客様レビュー

  1. 5つ

    14

  2. 4つ

    49

  3. 3つ

    33

  4. 2つ

    4

  5. 1つ

    2

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2014/11/20

恒川さんは日本の民話風不思議物語専門かと思いきや、一気にRPGのようなファンタジーワールドへ。私がスタープレイヤーになったとしても、やはり夕月のように住まい・物資、容姿・能力、知識・娯楽、そして他者との交流へと平凡に星を使っていくだろう。国造りの話になってきてからは面白さが失速し...

恒川さんは日本の民話風不思議物語専門かと思いきや、一気にRPGのようなファンタジーワールドへ。私がスタープレイヤーになったとしても、やはり夕月のように住まい・物資、容姿・能力、知識・娯楽、そして他者との交流へと平凡に星を使っていくだろう。国造りの話になってきてからは面白さが失速してしまった。 ラナログか経験したフーリッシュサークルや、幽のような使い方は興味深かった。

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2014/11/09

中途半端な読後感でした。 ある時、地球から異世界に飛ばされてしまう。 スタープレイヤーとして。 スタープレイヤーは10個の願いを叶えることができる。 主人公は、その力を使い…。 スタープレイヤーが使うスターボードという設定が安っぽい。 主人公の過去がドロドロしている割に、物語...

中途半端な読後感でした。 ある時、地球から異世界に飛ばされてしまう。 スタープレイヤーとして。 スタープレイヤーは10個の願いを叶えることができる。 主人公は、その力を使い…。 スタープレイヤーが使うスターボードという設定が安っぽい。 主人公の過去がドロドロしている割に、物語は英雄譚というかゲームの世界のように生死とリセットが繰り返される。ある意味、ドロドロが少ない。 謎も回収されないものが多い。(もしか続編があるのか?) ミステリー的に展開するのか?と思ったらそうではない。 読んだーという達成感がない…。 面白くないわけではないが、中途半端な印象で読了。

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2014/11/08

とても面白かった!!貴志祐介氏の「クリムゾンの迷宮」と似たようなテイストではあるものの、私にとっては完成度ははるかに高く感じた。中盤までは今までの恒川さんのホラーテイストかなと思っていたが、想像していた落ちが様々な登場人物のサブストーリーの結末として散らされていく中、本篇は想像し...

とても面白かった!!貴志祐介氏の「クリムゾンの迷宮」と似たようなテイストではあるものの、私にとっては完成度ははるかに高く感じた。中盤までは今までの恒川さんのホラーテイストかなと思っていたが、想像していた落ちが様々な登場人物のサブストーリーの結末として散らされていく中、本篇は想像しえなかった方向に連れて行かれた。まさに究極のゲーム。40近くにして、久しぶりに深夜までかけて一気読みしました。内容的には次作もあるのかなぁ。楽しみ!!

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2014/11/07

基本的にファンタジーは苦手なのですが、面白かったです。特に、前半。 後半・・・、こういうお話だと仕方がないのかなぁ。戦争ものになっちゃうんですよね。話が大きくなれば大きくなっちゃうほど、どこかで見たような話になっちゃうし、キャラがつまらなくなるような気がします。 でも、サラサラと...

基本的にファンタジーは苦手なのですが、面白かったです。特に、前半。 後半・・・、こういうお話だと仕方がないのかなぁ。戦争ものになっちゃうんですよね。話が大きくなれば大きくなっちゃうほど、どこかで見たような話になっちゃうし、キャラがつまらなくなるような気がします。 でも、サラサラと読みやすく、面白かったですよ。

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2015/07/06

中身といい表紙といい、「…これが恒川作品?」と疑いたくなるようなお話でした(エラソウ) 安っぽいRPGというか、下手なジュブナイルというか…大人が読むものとしてはどうなの?ってくらい物足りない。主人公のキャラが薄いからかなぁ…。まさかとは思いますが、シリーズ化はないですよね?^^...

中身といい表紙といい、「…これが恒川作品?」と疑いたくなるようなお話でした(エラソウ) 安っぽいRPGというか、下手なジュブナイルというか…大人が読むものとしてはどうなの?ってくらい物足りない。主人公のキャラが薄いからかなぁ…。まさかとは思いますが、シリーズ化はないですよね?^^;

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2015/01/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

率直なところ、表紙を見て違和感があった通り、新境地というよりも中途半端な作品だった。 30代の女性が、突然くじ引きで大当たりしたら異世界に飛ばされ、10の願いを叶えてくれるという始まり。ユニークな設定はおもしろいけれど、離婚歴のある傷ついた女性を主人公にしたのがそもそも誤りなのでは…。RPG風のテンポを狙ったのか、主人公が不自然に明るくなったり、でも過去は取って付けたように不幸があるなど、全体的にちぐはぐしている。 明るい作風にしたかったのなら、いっそのこと主人公は少年か少女、10代の若者にすればよかったんじゃないかしら。宮部みゆきの『ブレイブストーリー』の向こうをはって、成長の物語にするとか…。 でも、私としては、主人公はそのままに、作風はいつものような独特の影と重みのある、余韻の味わえるものを読んでみたかった。作者にしか書けない、「夜市」のような哀しさと影のある異世界を、大人のための重厚なファンタジーをしみじみと楽しみたかったな。

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2014/10/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

道端で出会った、白い人が差し出したくじ引きの箱。 引いたら一等で、気がついたら見知らぬ場所だった。 見知らぬ世界で10も願いが叶うなら、どうしますか? とはいえ、ひとつは帰宅用。 けれど…その帰宅用が帰宅用でなくなった時 一体どうすればいいのか。 しかしこの結論に自力でたどり着くよりは まだショックが小さいかもしれません。 何せ、耳をふさげばいいだけですから。 今流行りの、異世界にトリップして好きに暮らす、かと 思ったら、確実に違いました。 願いの叶え方も驚くような状態ですが それよりも恐ろしい現実。 大概あれ系の話は、自分が、ですから。 あれと同じような展開、ならば、隣がよい人だった? 隣人と出会うまで、他国にうっかり入ってしまうまで。 そこから、どんどんと話が転がっていきますが 昔話で非常に納得。 しかしある意味、生き残れた、という事に なるような気もします。 多分、気がついても気がつかないでしょうが。 置いて行かれたのには腹が立つでしょうが その復讐をこちらに向けられても困ります。 が、執念ってそういうものですよね…。 願い事をもう願わないのを願った最後。 2段目には、また再びあの人が登場するのでしょうか?

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2014/10/17

10個の願い、私だったら何を願うかと思いながら読んでいましたが、夕月さんは案外大胆に使ってしまって、結果オーライでしょうがハラハラドキドキでした。

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2014/10/15

お話としては決して悪くはないのです。ただ、これが恒川作品として妥当かと問われると、まったく物足りないとしか答えようがないのです。まるでジュブナイルを読んでいるかのような底の浅さを感じました。

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2014/10/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

導入、非常に軽く読みやすい文体の隙間から、いきなり突きつけられる主人公の暗い過去。そこから導かれる「願い事」とその残酷な結末。そこに現れる他の「スタープレイヤー」… 冒頭の怒濤の展開に引き込まれ、この先どうなるのかっ!、といやが上にも期待をかき立てられたのだけれど。 読み終わってみての感想としては、ちょっと期待外れ。 主人公の、あまりに優等生的な願い事の使い方に、感情移入できず。人と触れあうことで社会が生まれ、その社会のために貢献したい、という発想で願い事を使うというのは、一見筋が通っているようでいて、しかし、その社会に(自業自得の部分もあるとは言え)裏切られ、真っ当な生活を送れなくなった主人公。その心の傷はどこへ行ってしまったのだろう。そのあたりが、描き切れていないではないか。途中で挿入される、過去のスタープレイヤーのエピソードの方が、印象深く感じさせられてしまうほど、主人公の人物像が、自分にはピンと来なかった。 途中から戦争物になってしまったり、迷走のようにも思え、冒頭で期待させられただけに、尻すぼみの感がぬぐえなかった。 同じ世界での続編も考えているらしい。世界、ルールについては光るものがあるだけに、もう少し、このルールを通じて、魅力的な人物を描き切れれば、化けるのではないかなぁ。

Posted byブクログ