マスカレード・イブ の商品レビュー

東野圭吾(著者)

おもしろい

[とらじろう]

短編集です。マスカレード・イブのボリュームが多いです。「マスカレード・ホテル」を読んだ後にこの作品を読みましたが、少し無理やり感あり。後から作りましたって感じがしました。逆に言うとホテルを読む前にイブを読んだ方が良いかもしれません。

2024/11/09

「マスカレード・ナイト」の前日譚に当たる話です。短編集のような形であり、ナイトを読む前提の方、もしくは読後の方におすすめです。これ一冊でも楽しめますが、他の「マスカレード」シリーズと比べると、単体ではなんとなく物足りない感じがします。
自分は他のシリーズを全て読んだ後だったため、本作では登場人物の言動に未成熟さを感じ、最初から完璧にできる人などいないこと、特にタイプの違う人間と交わっていくことで成長してゆくものなのだなと感じました。

2024/11/08

マスカレードホテルより前、新田刑事とホテルマン山岸が出会う前のお話。
キムタクと長澤まさみを思い浮かべながら読みました。

ホテルで会う前に、どのように2人が関わり合っているのかが描かれていた。
すごく面白かった。

次は、マスカレードシリーズ最新作のマスカレード・ゲームを読みたい。

2024/11/05

マスカレードホテルの前日憚、新田と尚美のそれぞれの新人時代に触れらていて掘り下げる作品として面白かった。

2024/11/03

　ホテル・コルテシアのフロントクラーク山岸尚美と優秀な若手刑事新田浩介が出会う前の話。
　それぞれの職場での事件を解決するエピソードのあと最終章でニアミスするところが良い。この後2人は出会うんだなあとニヤニヤしてしまった。
　それにしても尚美は優秀！

2024/10/29

マスカレードホテルで山岸尚美と新田が出会う前の話。

他の方のレビューにもあったが、本作はマスカレードホテルより時系列上は前であるものの、マスカレードホテルを先に読んでからの方がお勧め。
その理由は2人のキャラクターの理解だと考えていて、「あの2人が昔こうだったのか、初々しいなあ」と思えるから。
短編集なので、2人のことを知らないと少し内容が薄く感じてしまうかもしれないと思った。

ただ、勿論これだけ読んでも各話の事件のあらましはよくできているし、そのトリックはかなり練られていて面白かった。
最後の話は比較的長く間延びしてしまうと思ったが、そんなこともなく読むことができた。
教授がなぜ本音を話さないのかずっと疑問に思っており種明かしまで気が付かなかった。最後のネタバラシはとてもすっきりしたのでぜひ読んで欲しい。

2024/10/26

マスカレードホテルの前日譚という位置づけで、まだ若手だったころの山岸と新田の初々しさが光る短編集でした。
前作のマスカレードホテルが冗長だったのに対し、こちらは短編なのでサクサク事件が解決されるため、前作がストレスだった私にはこちらの方が楽しめました。
とはいえ、やはりマスカレードホテルの方で登場人物に慣れ親しんだあとに本書を読まなければ、あっさりした深みの無いストーリーに物足りなさを感じたかもしれません。

映画ありき、もっと言えばキムタク＆長澤まさみありきで、このシリーズはスタートしたのかな。
なんとなく、ファンサービス的な一冊に感じました。

2024/10/05

面白かった。
二人が出会うまでの前日譚。それぞれの職のポリシーを全うし目の前の事件や問題に立ち向かう。
マスカレードホテルも良かったが、本著もお勧め出来る内容かなと思いました。

2024/09/27

最後のマスカレード・ホテルに繋がっていく描写が良かった。
物語の時系列順だとマスカレード・イブ→マスカレード・ホテルだが、これは刊行順であるマスカレード・ホテル→マスカレード・イブの順番で読むのがおすすめだと思う。

2024/09/24

できすぎた話と言われれば否めないが、流石伏線回収がよくできている。新田と尚美の交錯を描いたり、エピローグでマスカレード・ホテルの事件の核に迫るのも作品のファンとしては楽しめる展開だった。