産む、産まない、産めない の商品レビュー
不妊治療、ダウン症、未婚の母、高校生の妊娠。 それぞれ妊娠にまつわる困難がテーマ。 テーマは重いが、登場人物たちが自分の選択に責任を持って前向きに生きよう、選択しようとする姿に好感が持てた。 子どもを持つことは当たり前ではない。欲しくても授かれない人もいれば、授かるつもりのなか...
不妊治療、ダウン症、未婚の母、高校生の妊娠。 それぞれ妊娠にまつわる困難がテーマ。 テーマは重いが、登場人物たちが自分の選択に責任を持って前向きに生きよう、選択しようとする姿に好感が持てた。 子どもを持つことは当たり前ではない。欲しくても授かれない人もいれば、授かるつもりのなかった人が授かることもある。 取り上げる意味のある題材を、読みやすく加工してくれた作品。
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この著者にしては大変上出来な作。 ひとつひとつ丁寧に描かれており、共感できる。 いつもの「私こんなおしゃれな暮らししてんの」的なブランドや店の名前の披露もなく。 やればできるじゃん、甘糟。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
妊娠、不妊治療、出産、流産、育児…様々な“産む”に関わる葛藤が描かれていた。 赤ちゃんは授かりものだ、絶対に今だという受精の瞬間、そして、それが着床し、無事に生まれてきてくれる確証なんて、全部が過ぎてからでないと分からない。 だからこそ皆真摯に向き合う。 この小説に出てくる女性たちも“産む”ことに関わることを決めたとたん、皆強くなっていくように感じた。 たくましく美しかった。 それは母性がもたらすものなんだろうか。 命と向き合う覚悟を決めるがために顕れるものなんだろうか。 “産む”こと、子供自身が与えてくれる活力のようなのかもしれない。 物語には“産む”までたどり着くことができなかった人物もいる、彼女も強くなった。 自分が彼女たちのように”産む”に関わる時、同じように強く在りたい。
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この作家、名前だけは知ってたけどほとんど読んだことなかった。面白い!って単純にいっていい感じの話ばっかりではなくて、不妊とか子宮ガンとか未婚の母とかそれなりに重いテーマ満載なんだけど…でも不思議と暗過ぎないし重過ぎない。なんかこう現実として受け止められる感じ。話が緩やかに繋がって...
この作家、名前だけは知ってたけどほとんど読んだことなかった。面白い!って単純にいっていい感じの話ばっかりではなくて、不妊とか子宮ガンとか未婚の母とかそれなりに重いテーマ満載なんだけど…でも不思議と暗過ぎないし重過ぎない。なんかこう現実として受け止められる感じ。話が緩やかに繋がってるのもよかった。様々な立場から妊娠や出産を描いている短編集。自分にとっても考えるテーマなだけに興味を持って読めた。
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妊娠と出産にまつわる悲喜こもごも。 高齢出産、ステップファミリー、父親の育休、不妊、死産、10代の妊娠、ダウン症、未婚の母。 8編ともテーマはひどく重いのですが、雰囲気はライトで読みやすく、どれも前向きな結末と希望があります。 妊娠も出産も、100人いれば100通りあるんだなと当...
妊娠と出産にまつわる悲喜こもごも。 高齢出産、ステップファミリー、父親の育休、不妊、死産、10代の妊娠、ダウン症、未婚の母。 8編ともテーマはひどく重いのですが、雰囲気はライトで読みやすく、どれも前向きな結末と希望があります。 妊娠も出産も、100人いれば100通りあるんだなと当たり前のことを改めて認識させられました。 自分のときも思い返してみればあっという間で、なんてことなかったような気がしちゃうけれど、ものすごい奇跡だったんだなぁ。 産む、産まない、産めない。 女性はどの道をえらんでも、その道をえらびとることでまたひと回り強くなっていくのかもしれない。
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図書館で借りたもの。 『いろんな選択がある。いろんな正解がある。妊娠と出産を見つめる、女性のための短編集』 8つの短編、それぞれが良かった。 妊娠して出産することは奇跡的なことなんだと改めて感じた。 死産や不妊治療の描写は読んでいて辛かったし、涙が止まらなかった。 男性の育児...
図書館で借りたもの。 『いろんな選択がある。いろんな正解がある。妊娠と出産を見つめる、女性のための短編集』 8つの短編、それぞれが良かった。 妊娠して出産することは奇跡的なことなんだと改めて感じた。 死産や不妊治療の描写は読んでいて辛かったし、涙が止まらなかった。 男性の育児休暇について、もっと浸透してくれたらいいな。
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久々に見かけた名前「甘糟りり子」 昔読んでた雑誌のコラムで見ていた名前な気がする‥のと、「産む、産まない、産めない」というインパクトのあるタイトルに惹かれて読んでみた。 出産や子供にまつわる短編8話。 どの話も軽いタッチであまり共感出来なかった。作家というより、やっぱり雑誌のコ...
久々に見かけた名前「甘糟りり子」 昔読んでた雑誌のコラムで見ていた名前な気がする‥のと、「産む、産まない、産めない」というインパクトのあるタイトルに惹かれて読んでみた。 出産や子供にまつわる短編8話。 どの話も軽いタッチであまり共感出来なかった。作家というより、やっぱり雑誌のコラムを書くライターという印象。
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母となった今。 いろいろ考えながら読んだ。 数年後にまた読んだら 感じ方が変わっていそう。
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図書館の顔見知りの司書さんからオススメ作品。 色々な世代の女性に読んでもらいたい! 「こうでないといけない」と思い込んでしまったり、周りから押し付けられて苦しい思いをしている時、ぜひ読んでみて。心の檻から抜け出し自由になってほしい。 自分を振り替えって、あのときに読みたかったとつ...
図書館の顔見知りの司書さんからオススメ作品。 色々な世代の女性に読んでもらいたい! 「こうでないといけない」と思い込んでしまったり、周りから押し付けられて苦しい思いをしている時、ぜひ読んでみて。心の檻から抜け出し自由になってほしい。 自分を振り替えって、あのときに読みたかったとつい思ってしまった。
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自分の人生について 見つめ直す いい機会になった。 また何年かしてら この本を読みたい。 出産のことで 考えることがあったら わたしはまた この本を読みたい。 2016.1.24
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