1,800円以上の注文で送料無料

イスラム飲酒紀行 の商品レビュー

3.9

72件のお客様レビュー

  1. 5つ

    14

  2. 4つ

    31

  3. 3つ

    18

  4. 2つ

    1

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2024/01/04

飽くなき酒への情熱…。 ニヤニヤ楽しく読み通して、あとがきでガツンときました。 どこの国でも、そこに暮らす人達の日常が守られて欲しいなぁと心から願います。 酔っ払い砂漠のオアシスが特に好きです。ビューティフルワールド。

Posted byブクログ

2024/01/09

やっぱおもしれぇなぁ、高野秀行。 単なる酒飲みの旅行記としてもおもしろいし、イスラム圏の市井の人々を知る資料としてもおもしろいし、そしてやっぱりイスラム圏で酒というチャレンジこそが一番おもしろい。そのアル中一歩手前のような執念には、そりゃあ笑ってしまうしかない。 イスラム圏で酒を...

やっぱおもしれぇなぁ、高野秀行。 単なる酒飲みの旅行記としてもおもしろいし、イスラム圏の市井の人々を知る資料としてもおもしろいし、そしてやっぱりイスラム圏で酒というチャレンジこそが一番おもしろい。そのアル中一歩手前のような執念には、そりゃあ笑ってしまうしかない。 イスラム圏で酒を飲むといっても、著者の狙いはもうちょっと高度で、「現地の人たちとワイワイガヤガヤ飲む」のが至上の目的である。単に飲めればいいのではないところが、この本を3倍くらいおもしろくしている(まぁ著者は基本的に酒ではなく別の取材目的で現地入りしているはずだが)。 また、著者のその目的のため、飲めるところ探すだけでなく、現地の人の暮らしに入り込むところがおもしろい。イスラム圏といえど、学生ならやってるんじゃないか?という目論見があり、まず学生と仲良くなる。学生たちは観光地を案内しようとしてくれるが、そんなものいらない、家を見せてくれとせがむ。家に行くと、やはり出てくる。酒、マリファナ。しかし著者は葉っぱに興味がない。「マリファナなんてこどもがやるもの。大人なら酒」だと。しかし多少ラリってしまう成分だけなら、体調悪いとか言えばなんとかなるかもしれないが、酒は匂いが出てしまう。だから夜にならないと飲めないと断られ、著者は打ちひしがれる。 フレーズにいくつか本書から引用しているが、明言のオンパレードだ。酒は、生きづらい世界をちょっとでも楽しもうとする工夫なのだ。 酒を飲みたくなる一冊でした。(飲みました)

Posted byブクログ

2023/12/10

『#イスラム飲酒紀行』 ほぼ日書評 Day741 表の顔は、飲酒を忌避する教義を持つイスラム圏で、何としても酒を飲む術を探し、一杯のビールや蒸留酒に、まさに溜飲を下げ、ハッピーという内容だが、ジャーナリストという人たちの「命知らずさ」加減がよく分かる。 酒がある…その言葉だ...

『#イスラム飲酒紀行』 ほぼ日書評 Day741 表の顔は、飲酒を忌避する教義を持つイスラム圏で、何としても酒を飲む術を探し、一杯のビールや蒸留酒に、まさに溜飲を下げ、ハッピーという内容だが、ジャーナリストという人たちの「命知らずさ」加減がよく分かる。 酒がある…その言葉だけを信じて、たむろしている若者の道案内のまま、狭い路地の先の家まで着いて行ったり、リキシャ(自転車式の人力車)のオヤジの勧めるままに歓楽街に入り込んだり。 行く先も、シリア、アフガニスタン、ソマリランド等、本当に命懸けである。 https://amzn.to/3GGeuQc

Posted byブクログ

2023/09/29

笑いながら読んだ。酒が禁止の国で酒を求めて何とか酒に辿り着く、どこに行こうと既に人間と酒は切っても切れない関係になっていることを感じられた。 現地の出会いや珍事も面白いですが、文章が愉快なので面白おかしくわかりやすく書く技術には脱帽しました。 ムスリムの人と出会ったらこの本から得...

笑いながら読んだ。酒が禁止の国で酒を求めて何とか酒に辿り着く、どこに行こうと既に人間と酒は切っても切れない関係になっていることを感じられた。 現地の出会いや珍事も面白いですが、文章が愉快なので面白おかしくわかりやすく書く技術には脱帽しました。 ムスリムの人と出会ったらこの本から得たネタをもとに雑談できそうです!

Posted byブクログ

2023/08/26

酒が基本禁止のイスラム教国歌において酒を求めるという貴重な体験をつづったエッセイ集。 ただ、表現の綾とはいえアル中っぽさが出ているのは流石に見苦しいなと感じてしまった。

Posted byブクログ

2023/06/04

途中で読むのやめた。 イスラム圏て、やはりお酒を飲むのには苦労するのだなとわかる本ではある。 ただ、あまり筆者のノリにはついていけない。。

Posted byブクログ

2023/06/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ひたすらに準アル中の筆者が、酒が禁忌とされているイスラムでどうしても酒を飲もうとする紀行。 酒への飽くなき努力、アホらしさに筆のうまさが光る。言語能力の高さも垣間見える 趣味を追求するのにコスパを求めない

Posted byブクログ

2022/12/13

この人いつもトンデモないことするよね。 転んでもタダでは起きない精神がすごすぎる! フセインは敵なのにフセインに似てるからサダムって呼ばれてるおっさんが、サダムって呼ばれて嬉しそうなとこ好き。

Posted byブクログ

2022/10/15

著者のアルコールへの執着は、ハラハラするが刺激的で面白い結果に繋がってゆくので読んでいてとてもワクワクする。

Posted byブクログ

2022/09/30

酒への執念と、イスラム圏の人々も酔っぱらえば世界中の人々となんら変わらないことがよく伝わってくる。準アル中と自称してるが、立派なアル中だろう笑

Posted byブクログ